こんにちは、なるテック広報部の八木です。
今回は『NEW GREEN 農業 FORUM』に参加したメンバーの様子をご紹介します。
- どのようなイベントなのか
- 学びや気付き
- Narutech Agriの今後の取り組み
上記3点について知れる記事となっていますので
ぜひ最後までご覧ください♪
それではまいりましょう!
NEW GREEN 農業 FORUMとは
2023年12月7日にヤマガタデザインアグリ株式会社様が主催として開催されたのがNEW GREEN 農業 FORUMです。
このイベントは、『農業と世界のグリーン市場をつなぐ』をコンセプトとしたフォーラムで、今回のテーマは
- マイコス米
- 今年の実績&これからの可能性に迫る
この2点です。
マイコス米のこれからの可能性、今年度の全国の事例や目的別のおすすめ栽培体系の紹介等が行なわれました。
弊社はこのイベントを通してマイコス米の導入事例や技術について学び、来年度から新規就農に活かすために参加いたしました。
学びや気付き
参加したメンバーは農林関係の課題改善に携わっているメンバー。
このイベントを通して沢山の気付きを得てきたようです。
地球環境に良いマイコス米
マイコス米は水を使わずに栽培する方法なので、メタンガスが発生しません。
そのため、慣行栽培で作ったお米よりも環境や地球に良いとされています。
地球環境に良い取り組みは応援されやすく以下のようなメリットがあります。
- 資金が集まりやすい
- 環境に関心のある優秀な人材が集まりやすい
世界的に環境に良い施策は関心を集めているため、様々な方からの支援をいただいています。
豪雪地帯でよく見られる「雪蔵」もCO2削減のアピールになる
雪蔵とは天然雪を蔵に運び、その冷気で蔵内の温度を5℃以下に保つものです。
CO2を排出する機械を使わず、温度を調節することで削減のアピールになることが注目されています。
また、環境価値クレジットというCO2を削減することで得られるクレジットで取引することができます。
私たちが住んでいる東成瀬村は豪雪地帯のため、このような取り組みも導入できるのではないかと感じました。
海外と日本、環境意識の差について
現在、大企業は脱炭素や再生可能エネルギー使用率が達成必須指標となっています。
取引先のCO2排出量もカウントされるため、農業分野においても「CO2排出量の少ない米」が求められています。
海外と取引をしていくには、メタンの排出や化石燃料の使用を抑える取り組みは避けて通れない道となっていて、日本は地域ごとの美味しいブランド米を作るという施策より、世界のニーズに沿った「メタンを出さない米」の開発をするべきという話がありました。
また、海外にある米研究施設では、将来予測される気候パターンごとに適応した米の開発が行なわれており、日本はその辺りのキャッチアップが遅れているという話もありました。
世界的にはオーガニックよりも、いかに環境に優しい取り組み、栽培をしているかが論点になっているということを学びました。
商品に使われているガスの燃焼、電気を生み出すためのCO2など、その責任は会社にあり、今後は極限まで電気や化石燃料の使用を減らすことが課題となっていると感じました。
前述のマイコス米はメタンガスを発生させないので、Narutech Agriとしても技術として利用していきたいと考えています。
Narutech Agri 今後の取り組み
今回は『NEW GREEN 農業 FORUM』に参加させていただき、沢山の学びを得られました。
なるテックからは1次産業に関心のあるメンバー7人が2024年度よりお米の新規就農に取り組みます。
東成瀬村内で20haの土地をお借りし、慣行栽培と今回学んだマイコス米の技術を活かし、食用米や飼料用米の栽培を予定しています。
お米の収穫にあわせ商品化し、販売やふるさと納税の商品として提供予定です。
また、東成瀬村の産業祭への出展や、なるフェスなどで販売や展示を考えています。
応援される企業になるために、引き続き日本の社会課題に向き合い、課題解決に貢献していきます。
これからもなるテックの情報を随時更新していきますので、楽しみにしていてくださいね。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました♪