【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】
教員からの転職で、「誰よりも早くリーダーに、爆速で駆け上がる」ことを目指す、入社2年目のキャリアアドバイザー(CA)杉崎。
より多くの人に、より深く影響を生み出せる仕事を目指してナイモノで働く中で、彼が重視しているポリシーとは……? 今期の年間MVPを受賞した杉崎の「爆速」で成長するエピソードをご覧ください!
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「あの先生のような教師になりたい」
中学生のときに、「将来は教師になる」と決めた。
その夢を叶え、都内の中学校の数学教師になって6年目の秋―――。杉崎は、自ら「教師を辞める」と判断を下して、ナイモノに入社。
もともと教師を目指したのは、中学での「恩師」との出会いがあったから。
「いわゆる“先生”って、基本的には教壇から勉強を教える人ですよね。数十人の生徒に向けて授業をする人で、教える立場の人。どうしても一方的になりがちです。
ただ、私が所属していたソフトテニス部の顧問の先生は、部員一人ひとりに実直にき合ってくれました。いつもコートの端に立って、部員それぞれの個性や特徴を観察して、生徒に向けてアドバイスをしてくれる。
土日の練習もプライベートを犠牲にして、熱意をもってかかわってくれる。あの先生だったからこそ成績を残せたし、こんな人になりたい、と思ったのが教師を目指したきっかけでした」
誰かの「人生の分岐点」にかかわる仕事。そんな魅力を一人の教師の姿に学び、夢を抱いて、杉崎はその数年後に夢を叶えた。
「10年来の夢」がなくなった……。
生徒との日常も、顧問を担当するテニス部の部員とのかかわりも、想像していた以上の可能性や充実感があった。日々生徒にかかわる実感を得ながら、6年間を過ごしてきた。
その一方で、現状に対する不安もあった。
生徒たちが成長する瞬間に居合わせ、彼らの可能性がひらく場を目の当たりにしてきたからこそ、「彼らと比べて自分は成長できているのか?」という疑問……。
リスクをとらず現状維持を続ければ、勤続年数に応じて年収も役職も「予定通り」に上がっていく環境。新しい工夫や挑戦は必ずしも歓迎されるとは限らない。
「合唱コンクールひとつでも、新しい仕組みを提案してもベテラン教員の同意がなければ通らない。新しいことしなくても毎年同じように穏便にいこうよという雰囲気に、このままで大丈夫なのか?って」
生徒との時間や、彼らの成長に寄り添えることにやりがいは感じつつも、自身の成長を優先したい。
翌春には昇格が控えていたが、杉崎は職場を去ることを決めた。教師という仕事そのものではなく、仕事を取り囲む「さまざまな制限」に限界を感じた。その一方で、「教員としても、顧問としても、できることはやりきった」とも感じていた。悔いはなかった。
そして、中学生から目指してきた夢が、なくなった。
教師よりも“分岐点”にかかわる仕事
中学時代から10年以上も教師の夢を追いかけ、学校の中で過ごしてきた杉崎にとって、教師以外の職業の選択肢はなかった。
「どんな仕事なら自分に合うのか?」
いくつもの転職サイトを覗いて、いくつかの転職エージェントに登録した。どんな業界でもいい、どんな職種が自分に合うのか。手探り状態だった杉崎に、ひとつの可能性を提示してくれたのが、ある転職エージェントの担当CA。
転職マーケットを知らない杉崎に、各業界や職種の魅力や懸念点、企業との相性や杉崎の適性や特徴について、常に自分に向き合って教えてくれる存在。どんな時間に連絡をしても、いつでも親身に寄り添ってくれた。紹介される情報や内容よりも、その人の仕事のスタンスや意義や役割の魅力が、杉崎に響いた。
「教師よりも、人の“大事な分岐点”にかかわれる……!?」
勉強や部活という学校の世界だけではなく、より長く経験する仕事や生き方、収入や価値観にまで踏み込んで、人生の大きな分岐点にかかわる仕事。杉崎の目に、CAの仕事は、これまでの延長線上にある仕事に思えた。
そこから人材系に絞って転職活動を続ける中で、ナイモノに出会った。
業界他社と比べても、「誰にでも、やればやるだけ機会があること。成果に対して、適正な評価・リターンがあること」に魅力を感じた。
「逆算」の思考で解を求める
入社1年半に満たずに、杉崎はナイモノのCAとして過去最高の成績を残し、過去最速での昇格を果たした。
その成功の要因は、「逆算」だと言う。
「これまで続けてきた数学の考え方が染み付いていて(笑)
方程式だって、最終的に“X”の解を導くために、何を明らかにしながらどんな手順を踏むかという逆算です。何を使って、どう解いていくか。
仕事も同じで、自分が求める解にどうアプローチしていくかを、いつも考えています。目標への最適解を探すのが楽しいんです」
日常生活でも就寝時間を決めたら、現時点からそこに至るプロセスの優先順位があって、所要時間や労力、適切な進め方を考える。
キャリアアドバイザーとしても、売上を求められるビジネスマンとしても、同じこと。短期・中期・長期/個人と組織のそれぞれの目標が折り重なる中で、有効な変数を見出して、効果性の高い要因や相関を考えながら、適切なプロセスを踏んでいく。
その検証の積み重ねで、杉崎は「過去最高・過去最速」を体現してきた。
「暗いトンネル」の歩き方
そんな杉崎にとっても、入社当初から「解」があったわけではない。
「いま振り返ると、初めての学生との面談は散々でした(笑)。
共通の趣味の話で盛り上がることはできたけれど、そこからどうやって就職活動の対策につなげていけばいいのかがわからない。
学生との関係を近づけることはできても、CAの仕事として成果につなげるために、何をすれば“解”に近づけるのか……最初は何をどうすればいいのか、さんざん悩みました」
入口はつくれる。
出口もわかっている。
しかし、その間をつなぐ方法がわからない。
答えのある数学や、ルールやテクニックが明確なテニスとは、考える要素が違って、入口と出口の間には「暗いトンネル」があった。
そんな杉崎に、「“問い”への向き合い方」を提示し、体現してくれた先輩CAがいた。
「CAとしての学生とのかかわり方や労力のかけ方、準備する情報量や学生への熱量のレベルが、自分が想像していたものとはまったく違いました。
就活という学生の人生の分岐点にかかわることの意味。私のCAとしての考え方の土台は、その人からの影響が大きいですね」
学校の授業とは違う。
教えることが目的でもなく、寄り添うだけで良い訳でもなく、ただ内定をとることがベストとは限らない。その暗いトンネルの歩き方を探していく。
「的確なアドバイス」の是非
教師とCAには似ている部分もあれば、もちろん異なる部分もある。
対峙する相手それぞれに、その時々の「分岐点」がある。その瞬間に、適切な助言や情報、アドバイスが必要となる。
「私がCAをやっていて思うのは、基本的にかかわる学生はみんな意欲や意志をもっているのが前提にあること。
学校では、そもそも勉強なんかしたくないと思っている子や、授業や部活に積極的じゃない生徒もいます。でも、CAとしてかかわる学生は、まず大前提として意欲があって、どうにかしたいと思っています。だからこそ、それに“応える”ことができるんですよね」
ジョーカツでは、学生が複数のCAを見た上で、学生本人が求めるアプローチや方向性を元にCAを選べる仕組みがある。
だからこそ杉崎は、「自分を選んでくれた」学生それぞれに最善を尽くして向き合っていく。
場合によっては、「内定を辞退すればいい」とも伝えることもある。
「その学生は、既に内定が出ていた大手と、私が紹介したベンチャーで迷っていました。彼は、“充実したマニュアルがあるかどうか”と不安がっていたので、率直に伝えました」
働き方や成長に不安があるなら、合わせる必要はない。学生本人が納得できる環境ではないなら、無理に助言をするのは筋が通らない。
そんな想いで伝えた言葉が、逆に学生を鼓舞させた。
結果的に大手の内定を辞退して、ベンチャーへの入社を決めた。
「入社2,3年後」を見据えた逆算
杉崎が常に考えているのは、学生たちの目の前の面接や内定ではない。彼らが社会に出てからの成長、どんな姿で働いているか。
ビジネスとしての就活支援、杉崎自身の成績や成長、そして何よりも学生の人生を形成するための就活。それらが複雑に折り重なる中で、最適解を導いていく。
「彼らの2,3年後の姿を想像して、そこから逆算をして彼らの成長にかかわっていく。それが大事なことだと考えています。
かかわる学生は、北海道から沖縄まで都市部や地方も含めて、さまざまなタイプの人がいる“ランダム性”というのか、そういう部分は教師の頃とは違って、とても興味深いし、面白い。
そんな学生たちが、年間を通して将来を決めていくのは、教師で言えば卒業式みたいなもの。CAの仕事は、頻繁に卒業式があるようなものですね(笑)」
そんな杉崎も、現在は4人のメンバーを抱える立場になった。
「いまの目標は、チームメンバーがMVPをとること。メンバー全員のレベルが上って、成績が上がるのを目標にしています」
教師として生徒にかかわり、CAとして学生にかかわって、チームメンバーの成長を求めていく。それぞれの「人生の分岐点」に影響を与える存在として、杉崎自身も「爆速」での成長を目指し続けていく。
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