【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】
代表の霜田のインタビュー、第4回目は2年半の新型コロナ禍で生まれた変化と、今後のさらなる拡大に向けた社員への想いや評価制度について、じっくり語ります!!
ナイモノを象徴するキーワード「挑戦者を応援する」という言葉に裏付けられた、社内制度の考え方やスタンス、人材業界の変化にまで目を向けた内容をお伝えします!(過去の連載分も併せてご覧ください!!)
「一番の危機」を乗り越えて迎えた成長期
これからの2年間で、ナイモノを現在の約3倍強の100名規模にしていきます。
来年の春までにCA(キャリアアドバイザー)を1.5倍の25名、来年中に50名、2年後には100名体制までもっていきたいんです。マーケット規模とジョーカツの影響力を考えれば、そこまでは充分に勝ち筋が見えています。
一緒に学生たちの未来をつくる、という意志を共有できるメンバーが増えれば、そこまでの規模でも無理することなく正しく成長をしていけます。
この2年半を経て、今は設立以来の一番の危機を乗り越えた実感があります。
もともと新型コロナ禍の前から、競合が参入できないくらいのスピードで成長していこうと考えていたので、むしろ過剰投資ともいえるほどの準備をしてきました。それだけこのビジネスモデルに可能性を感じていて、ようやく「向こう岸に届く!」と感じたときに、新型コロナが出てきたわけです。
ただ、結果的にそれがあったからこそ体制も強化されて、突破口を見つけるきっかけになりました。
新型コロナ禍、2年半での変化。
というのも、1年半ほど前の本当に厳しい状況のときに、ぼく自身もCAのような形で学生たちとかかわるようになりました。
そこで気づいたのは、変にむずかしく「知識や経験に基づいた就活アドバイスをするんだ!」と気負いすぎるのではなく、ただ本気で学生の人生に向き合えば、ちゃんと良い結果につながるということなんです。
絶対的に「学生たちはぼくたちの商売道具」なんかじゃない。数字や売上のためではなく、彼らの人生を捻じ曲げることなく良くしようと考えれば、彼らが納得できる会社に辿りつける。全社員がそれを実現できれば、むしろビジネスとしてはイージーゲームじゃないか、と。
そんな経験を踏まえて方針や体制も変更したことで、会社として足元も固まり、変に背伸びをしなくても目指すものに手が届く状況になりました。
RA(リクルーティングアドバイザー)が新たに企業を開拓してくれて、数百社の紹介先がある。CAが学生と向き合って、本当に彼らに合う会社を紹介しようと思ったときに、選択肢はそれだけあるわけです。
これまでのCAやRAが苦労して積み上げてくれた数字さえも、これからは楽勝でクリアできる状況に近づいてきているのを感じています。
人への投資は惜しまない
目指すべきものがあって、スタンスも固まり、そもそも設備はもっていて、環境も整った。地方学生たちへの認知も上がり続けています。あとは彼らに向き合うCAと、より多くの選択肢を生み出すRA、それを支えてくれる事務(OP)がまだまだ必要です。
社員も増えてオフィスもパンパンになりつつありますが(笑)、ナイモノの考え方に共感をして、学生の人生と数字に本気で向き合える人がいればいるほど、今の状況をより促進していける。この2年半で、投資のほとんどは人に対してだけです。
求職者の方々に伝えたいのは、それくらいにナイモノは急成長の前夜にあって、これからポジションも増えていくし、もちろん給与や立場も上がっていくフェーズにある、ということです。
給与や働き方の面でも、考え方はとてもシンプルです。
給与や評価基準については、「同一ルール・同一環境下」であること。働き方や考え方については、それぞれのライフイベントに合った働き方を大切にしています。
「同一ルール・同一環境下」
社員に対しては、正しくやった人が正しい報酬を得てほしいんです。
そういう意味で、根本的な設定として「同一ルール・同一環境下」という考え方で、成果を出した人に応えていく制度にしています。
たとえば100メートル走なら、あくまでも100メートルをどれだけ早く走れるかが「成果」の基準です。人によって「80メートルでもいいよ」とか「君は優秀だから5メートルのハンデを」ということはないですよね。あくまでも、参加する全員が同じルールの中で競争する。そして、結果に対して誰が見ても平等に同じ評価ができるわけです。
そうして役職や経験の有無に関係なく、誰もが同じルールのもとで動いていく。そして、同じ環境下で同じ成果を出したのであれば、当然受け取る報酬は同じであるべき、という考え方です。
そうしたシンプルな評価基準なので、自分がどの程度できたら、どれくらいの収入になるのかは誰でも明確にわかります。ぼくとしても、成果を出した社員にはちゃんとお金の面でも報いたい。それこそ「正しくやった人が正しい報酬を得る」のが、ナイモノの基本方針なんです。
たとえば、ある社員は入社1年目で活躍して、前職と比べて月収15万円以上、増えていたりもしますし、大手企業から転職してきた20代の社員は、おそらく来期は年収1000万円になります。
こうした評価や給与の部分は、全社員にオープンにしていますし、求職者の方には面接のときにも全部を詳しく話しています。といっても、とてもシンプルではあるんですが(笑)
結婚、子育て、環境の変化。
もちろん「同一ルール・同一環境下」の考え方が根本にありつつ、社員それぞれの能力や置かれている状況、価値観や役割はそれぞれ異なります。
結婚をしてライフスタイルが変わる社員もいれば、子育てで日々の時間の使い方が変わる社員もいます。環境の変化によってフルタイムで働くのがむずかしい社員もいます。
ぼく自身にも娘がいて、彼女とすごす時間を大切にしたい。娘が成長していく姿を見続けたいし、今の一緒にすごす時間は、あとから望んだとしても返ってきません。
そういう意味で、「同一環境下」という部分では必ずしも全員がまったく同じ環境、というわけではありません。
社員それぞれにそれぞれの環境があるからこそ、ちゃんと「環境と求める成果や報酬を揃える」ことが大切だと考えています。生き方も働き方も多様化していくからこそ、その人が活躍できる環境を整えていきたいんです。
女性社員の「働き方の多様性」に応えたい
今のナイモノでの仕事は、まだまだタフで高いレベルでの達成を求めています。だからこそ、そこをクリアしている社員には、ちゃんと応えていきたい。
成果を出した社員が、結婚や子育てで環境が変わるのであれば、リモートでできる仕事は自宅でやればいい。子どもの送り迎えや家事があるなら、柔軟に対応できる働き方をしてほしいし、体調や精神的に不安があれば、そこにもできるかぎり対応していきたい。
特に今のナイモノは、社員の7割が女性です。せっかく優秀な女性社員が、「社会や仕事は、こういうものだ」という既存の常識や社会のルールのようなもので縛ってしまうなんて、それは経営者としても人としても正しいあり方ではありません。
働き方は多様であっていい、というか多様であるべきだし、それに応えられる組織でありたいんです。
人それぞれにライフイベントがあって、それが発生するタイミングも人によって違う。
そんな状況に応じて、誰もが制約を受けることなく働ける環境をつくっていきたいし、せっかく経験を積んで活躍してくれている社員が、離脱してしまうような状況はつくりたくないんです
社内制度も「挑戦者を応援する」ことが基本
もちろん、「同一ルール」という大前提で、成果を出すことは基本です。
役職や勤務時間が同じであれば、当然同じ成果が求められますし、一方では7割の勤務時間だったら、同じように7割の成果を達成することを求めています。7割であっても、しっかりと成果を出せば、ちゃんとそれに応じた報酬は得られるわけです。
当然のことながら、社員の一人ひとりが違う個性をもっていて、私生活の環境も違います。
そうした状況を汲みながらも、会社としては同じルールのもとで、それぞれが活躍できる環境を整えていく。そういうウェットな部分とビジネスの部分をしっかり両立しながら、ぼくたち自身も挑戦していきたいと考えています。
社員に対しても、ジョーカツにおいても、「挑戦者を応援したい」という根本は同じです。
あるタイミングでは苦しい思いをしたとしても、脱落してほしくない。セカンドチャンス、サードチャンスどころではなく、ファイティングポーズをとっているかぎり、そんな挑戦する人を応援していくのがナイモノの本質です。
高い倫理観をもって、正しい成長を。
人材業界でビジネスをしている以上、求職者の方々や取引先の企業はもちろんのこととして、自社で働く社員たちが、正しい働き方をして正しい成果をあげることで正しい報酬を得られる会社にしていきたいんです。
最初の記事でお伝えしたように、人材業界には立場や情報を利用して、おかしなビジネスをしている会社もないとはいえません。人の人生にかかわる仕事をしている以上、ぼくたちが高い倫理観をもって正しいビジネスをしていくことで、変な会社をなくしていきたいし、人材業界に新しいスタンダードをつくるんだ! という意志をもってぼくらは仕事をしています。
正直に言って、今はまだ採用基準は高いと思っていません。むしろ、現時点で成功している人よりも、これから挑戦していく人を求めています。
「挑戦者の一番の応援者になる」というのは、ただ地方学生に対してだけではなく、取引先の企業に対してもそうですし、何よりもそれを生み出すナイモノの社員に対しても同じです。
ナイモノで数年間をすごすことで、どの会社にいっても働ける人になってほしいですし、それだけの環境を整えて、会社も社員も成長し続けることが、ぼくたちの理想を実現する一番の方法だと考えています。
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