【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】
食品メーカーの営業から塾の教室長を経て、ナイモノに入社後もRA→CA→RAと会社の変化に応じて、自身も変化を繰り返してきた社員の激動の1年間をご紹介します!!
その仕事の丁寧さと的確さは、社内でも顧客からも定評がある、2021年8月入社の岡本。企業担当のRAとして3ヶ月、その後CAに移って7ヶ月、この6月からは改めてRAとなった中で、これまでの心境とこれからへ向けた想いを聞きました!!
不意に訪れた異動の打診。
2022年6月のある日。岡本はマネージャーの平山から、ふいに声をかけられた。
「もし今のCA業務からRAに移るとしたら、どうだろう?」
本格的にCAとして働き始めて5ヶ月、ようやく成果につながるきっかけを掴み始めていた。
運営するサービスへの問い合わせが増加する中、企業担当するRA部門拡大と人員体制が変わる可能性は岡本の頭の中にもあった。しかし、まさか自分に声がかかるとは想像もしていなかった。
まだ自分が納得できるほどの成果を残せてはいない。その一方で、社内の情況も理解できる。誰かがやる必要がある……。少し考えた後、岡本は、その場で「会社として良いタイミングで、いつからでも大丈夫です」と伝えた。
しかし、その「良いタイミング」は、岡本の想像以上に早く訪れた。
「翌日からRA部門になったんです。“良いタイミングで”とは言ったものの、さすがにもう少し先だと思っていました(笑) ただ、特にびっくりしたということはなくて、もう“そういうものだ”と捉えて、すぐに切り替えて普通に働いていましたね」
岡本にとって、ナイモノは3社目。
もともと新卒で入社したのは、創業100年を超える老舗の食品メーカー。そこから転職をして教育業界に飛び込み、100名ほどの会社で塾の教室長を務めた。今回の転職は「ライフスタイルを変える」ことを、自身のテーマにしていた。そんな岡本にとって、業務や属性が「変化」していくのは自然なことでもあり、むしろ望んでいたものでもあった。
「これがベンチャーの働き方」
入社時はCAを志望していた岡本だったが、ちょうど新卒採用が落ち着く時期でもあったことと、事業理解も兼ねて、まずはRAとして業務をスタートした。
与えられた課題は、「30件の新規開拓」。
新卒で入社した食品メーカーでも営業は経験していたものの、ナイモノでのそれはまったく勝手が違っていた。既に関係性がある取引先への営業と、新しく窓口を開くための営業。とはいえ、そこは、業態もフェーズも違うからこそ「当然のこと」と理解していた。
ただ、想定と異なっていたのは、入社初日に8人のインターン学生のマネジメントを任されたこと。
学生のマネジメントを担当していた社員が新型コロナの濃厚接触者となり、オンライン業務に切り替わった。その影響で、インターン学生のマネジメントを岡本が担うことになった。
「学生たちと一緒にできたのは、経験として大きかったですね。お互いに“仲の良い同期”という気持ちもありつつ社会人としては先輩になるわけで、背中を見せる意識もありました」
まだ右も左もわからない中で仕事を進めつつ、入社初日から8人の学生のマネジメントも担う。これまで経験したことのない業務を受けて、岡本が抱いていたのは「これがベンチャーの働き方なんだ……!」という、好奇心が刺激されるような感情だった。
社内評価と、自身の評価。
入社して数日はアポイントが取れない日々が続いたものの、30件の新規開拓を達成するために、考えうるかぎりのことを実践した。上司や先輩の話し方から学び、自社サービスの内容を理解し、ときにはインターン学生からもヒントを得た。
その試行錯誤の中でも、「最も印象に残っている」と語るのは、前職の塾との商談。
前職を辞めるときに、惜しまれながら「これからも何かあれば」と、言葉を贈られていた。ナイモノに入社して数週間、自社のサービス内容、前職の会社が置かれている状況を踏まえて、「これなら……!」とアポイントをとると、そこから話は順調に進み、契約に至る。
これまでに得てきた信用と、自社のサービスがもつ価値が合致した実感を得た瞬間だった。
この経験を機に更に試行錯誤を繰り返し、30件の新規開拓を目指して動いた後、社内評価においても充分な結果を残した。
ただ、岡本としては本来の目標に至ったという感覚はない。どうしても悔しい気持ちを拭えなかった。
「あくまでも、総合的に見てクリアしたと言ってもらえるだけであって、本来求められているレベルの成果は出せていない……」 誰からも認められる結果だとは思えなかった。社内からの評価があっても自身にとっては、「仮の成果」でしかなかった。
状況変化に対応する自身の変化。
入社3ヶ月を経て、入社当初から志望していた、CAとしての業務が始まった。
前職の塾でも、アルバイトの大学生たちから相談を受けていたこともあって、CAとしてのイメージはあった。知識・情報・経験を踏まえて、「CAになったらこんなアドバイスをしよう」と、岡本なりのイメージをもっていた。
しかし、実際にCAとして働き始めてみると、そうした想像とはまったく異なる世界が広がっていた。
「学生がみんな、自分を頼ってくれるとはかぎらないんですよね。学生も人それぞれで、まずは自分が“頼れる人”だと思ってもらわないと始まらない。彼らの気持ちや期待を、自分に向かせることができなかったら、何も始まらないんです」
CAの業務は、想像していたものとは違う。だからこそ、岡本は考え方を変えた。
新卒で入社した食品メーカーでは、既に関係がある中での商談が多かった。前職の塾も、既に興味をもっている生徒や両親への説明。ナイモノでは自分から価値を提示しなければ、学生から信用を得ることはできないし、将来につながらない……。考え方の根本から、変える必要を感じた。
置かれた状況において、かかわる相手によって、自分が変わることで結果が変わる。それを日々考え続けることが、状況を変える。目標が設定されてから、1ヶ月目より2ヶ月目、2ヶ月目より3ヶ月目と、少しずつ成果を伸ばしていった。
「悔しい想い」を昇華する。
こうした経緯を踏まえて、冒頭の平山からの「RAへの打診」に至る。
入社してからRAとインターン学生のマネジメントに従事した後、当初から志望していたCAに移り、7ヶ月が経ったタイミングで、再びRAへの転身。1年に満たない中で、RA→CA→RAと業務が変わっていく―――。
その状況を、岡本はどう捉えるのか。
「いわゆるベンチャーってこういうものだな、って。どんな形であっても、会社やユーザーに価値を生み出して成果を出すことが大事なので。入社直後の30件の新規開拓も、その後のCAとしての成果も、ちゃんと成果を出し切れていないんです……。そんな悔しい想いがあるから、ここから成果を出していきたい」
変化の多いナイモノの中でも、特殊な経緯を得てきたからこそできることがある。
RAとCAの両方を経験したからこそ、企業の立場も学生の立場もわかる。400人もの学生のリアルな声を聞いてきたからこそ、企業に対して学生の生の声を伝えることができる。
そうした経験を踏まえて、すべてを活かす気概があるからこそ、これからの岡本の働き方は「リベンジ」でもある。
「CAのときよりも、“会社を背負っている”という感覚があります。単純な数字というよりも、本質的な意味での成果を実現できるのがRAのやりがいだな、って。できないことはできないし、まずはRAとして、できることを増やして信頼される人間になりたい」
変化を自然に受け入れ、そこから得た知見を活かして、改めてRAとしての挑戦を続けている。
どんな変化にも楽しむ要素がある
「ナイモノって、いま抱いている印象があっても1ヶ月後にはぜんぜん違ったりするんですよね。急な変化はいくらでもあって。でも、それを楽しめるくらいの人が合うのかもしれません」
これまでには老舗の食品メーカーで既存顧客への営業を経て、地域の塾で教室長として生徒に向き合い、ナイモノに入社後はRAからCA、そして再びRAとなった岡本にとって、「変化」はむしろ歓迎すべきものとして映っている。
「代表の霜田は、“これから社員は倍々で増えていく。100人までは見えている”と言っています。その過程でいくらでも変化は起きるわけで、それを楽しみながら自分としても会社に貢献していけたら、と思っています」
状況に応じて変化する。会社としても、そこで働く個人としても。そうした日々の変化があるからこそ、その変化を楽しみながら、岡本は自身を更新していく。
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