こんにちは。ナディアで広報を担当している遠藤です。
ナディアの社員インタビュー 第3弾は、プロデューサーのS.A.さんです。
ープロフィール
S.A.(プロデューサー)
大学でメディア社会学を学ぶ。大学の授業で学んだソーシャルメディア論やブランディングに強い関心を持ち、大手広告代理店グループのメディアレップに入社。広告管理系ソリューションサービスの企画開発やプロダクトマネージャーを約6年担当。LINE公式アカウントの配信管理サービスのプロダクト企画からマーケティング、運用管理まで幅広い領域の経験を積む。その後、クライアントワークとさらなるスキルアップができる環境を求め、2023年にナディアへ参画。
-ナディアに入社した理由
ナディアとの出会いは、学生だった頃に大学の授業でナディアのCCOである小川さんのゲスト講義を聴講したことが始まりです。授業では、カンヌライオンズの事例の紹介があり、その時に聞いたブランディングやソーシャルグッドといった考え方に強く感銘を受けて、自分もこんなクリエイティブを作る仕事をしたいと思ったことを今でも覚えています。
その後、新卒では他社に入社したのですが、そこでの仕事を自分なりに動かせるようになった時に、やはり学生時代に感じた「これはおもしろい!」と思えるクリエイティブが作れる仕事をしたいと思うようになりました。そのタイミングで小川さんをきっかけにナディアを知り、さまざまなクライアント様のパートナーとして、Webに留まらないデジタルクリエイティブに挑戦していると聞いて、ナディアへの転職を決めました。
-入社後のギャップ
ナディアに入社するにあたっては、Webサイト制作だけではなく、媒体に囚われないブランディングや体験設計のようなクリエイティブに積極的に関わりたいという想いがありました。ありがたいことに入社後すぐに体験設計案件や動画や紙の制作案件にも関わらせていただきました。いくつかのクライアント様を担当していくうちに、企業の情報がさまざまなメディアやSNSで拡散され、誰もが簡単にクチコミや評価を発信できる時代であることから、企業のWebサイトの重要性を強く感じるようになりました。自社のWebサイトやオウンドメディアは、企業や団体が正式な一次情報として十分な情報を発信することができる場です。私が心ときめいた広告やクリエイティブコミュニケーションも、ベースとなるWebサイトあってのものだと思いますし、クライアント様のお客様もそのことを十分理解されています。Webサイト制作はやはり真摯に取り組むべき課題なのだと思い始めたのです。Webサイトの場も含めて、ブランディングであり、体験設計なのだと今では思っています。
また、前職ではディレクターでもプロデューサーでもなかったので、職種の業務分担がよくわからないままナディアでのキャリアをスタートしました。意思決定の場に関われるポジションで仕事をしたいと希望を伝えた結果、プロデューサーへ配属されたのですが、とても良かったと思っています。未経験だったからこそ心がけていることは、プロデューサーの役割はここまで、ディレクターの役割はここまでとそれぞれの領域を決めつけるのではなく、「このプロジェクトの成功において最適な対応は何か」を大切に、デザイナーやエンジニアも巻き込んで柔軟に対応していくことです。
ー案件を通じた学び
新たな環境に身を置くとき、自分のこれまでの経験がどれくらい通用するのか心配になると思います。私の場合、前職では開発チームをリードする立場でナディアとは異なる職種でしたが、制作するものが違っても合意形成のプロセスは普遍的だと思えたことで、安心することができました。
また、入社して約半年間、先輩プロデューサーのアシスタントという位置づけで、さまざまな現場に一緒に連れて行ってもらいました。その中で、案件に対するアプローチの仕方や、プロデューサーとしての立ち振る舞いを先輩の姿から学ばせてもらったことが、とても心強かったです。
そして、徐々に見積もりの作成などの手を動かす業務を任せてもらうようになり、ゆっくりと一つ一つの案件に向き合う時間をいただき、制作の最初から最後までの過程をきちんと学ぶことができました。そうした経験を経たことにより、今でも不安なことが生じた場合には、チームメンバーや先輩に遠慮なく相談することができる環境ができました。
企業ごと業界ごとにさまざまな課題があり、クライアント様のお話は新鮮で、多くの学びがあります。その課題に対して何がしたいか、どうやって解決していこうか、どんなチェンジを図ろうかと材料を集めて、ゴールを探していく過程は、大変なこともありますが、やはり楽しい。また、クライアント様の多様な視点に触れることも多く、この瞬間も刺激的です。
-仕事をするうえで大切にしていること
私の信条として、誰かにしわ寄せが行き、最後まで関係者が納得感を得られないような仕事はしたくないと思っています。例えば、お客様や制作の協力パートナーの中に不安や不満は残っていないか。制作メンバーがモチベーションのないまま無理することになっていないか。うまく回っていないと感じたり、わからないことは必ず先輩やそのことに詳しそうな方に相談をし、自分で最適と思える判断を考えます。まだ私自身、経験値を積んでいる途中で、必ずしもうまくいくときばかりではありませんが、ナディア社内だけではなくクライアント様やパートナーとなる企業の方々も含め、ステークホルダー皆さんにとって納得感のある最適解を見つけたいと思っています。そのためも、プロデューサーとして制作にかかわるさまざまな方の状況やお話に耳を傾けるようにしています。
-今後の目標
ナディアで仕事を始めて、クライアントワークの楽しさをとても感じています。それぞれの企業の課題に毎回学ぶことも多く、そして、その課題に向き合われている担当者の方の熱量に触れることが私にとって大きな刺激になっています。担当した案件に真摯に向き合い、クライアント様にとってのパートナーとなれる、そんなプロデューサーになりたいと思っています。そして、はやく立派に独り立ちを果たして、自分を育ててもらったあとは、今度は私が後輩を育てられる先輩プロデューサーになりたいです。熱い気持ちをもって、熱い仲間と一緒に面白いことを創っていきます。