こんにちは。mybestのデザイナー鈴木です。
2018年6月にmybestのブランドロゴをリニューアルをしたので、簡単ですがプロセスをご紹介できればと思います。
ロゴタイプのみでコンセプトが伝わるので、シンボルマークは入れずシンプルなロゴです。
リニューアル後は全体的に太く、ぎゅっと詰まった印象に変更しています。
きっかけはロゴの役割が変化したこと
mybestは2016年2月にローンチ後、順調にサービスを拡大し、今では国内月間1500万人のユーザーが訪れるサービスに成長しました。2017年には海外事業もスタートし、現在は8か国に展開しています。
急成長に伴い、国内外でロゴの利用シーン増えたり、ローンチ当初では想定していなかった様なグッズ作成の要望などが出たり、サービスとしても次のステップへの展開が期待されている状況です。
サービスの成長と共にロゴの役割が変化してきたので、今後の役割を再定義してリデザインすることが今回のリニューアルの最大の目的です。
mybestの世界感を再確認
まずプロジェクトのキックオフとして、メンバーでmybestが目指す世界感やそれを達成するために、大切にしている事などをざっくばらんに話し会いました。
その中で再確認したのは、
mybestは『"選ぶ"を楽しくカンタンにするメディア』
大切にしている事は信頼感・安心感です。
リニューアルでロゴに求める3つのテーマ
話し合いを進める中で、ロゴに求める役割を再定義していきます。
今回はわかりやすく3つのテーマに落とし込んでみました。
展開性
あらゆるサイズのディスプレイ表示はもちろんのこと、ロゴを利用した各種ノベルティグッズの作成や本や雑誌などアナログ面での展開。また国内外問わず、様々な場所やモノにロゴが利用される可能性がある為、利用シーンを問わない展開性の高いロゴ。
視認性
多くのアクセスがモバイルである事を鑑みて、特にモバイルデバイスで視認性が高いロゴ。
個性
サービスとして次のステップに進む為、ブランド認知を高めるより個性のあるロゴ。
1) ベース書体の選定
リニューアルのデザイン作業として、まずはベースとなる書体の選定から入りました。
ピックアップした書体の一部
どの国の人が見ても、しっかりとしたものに感じられるよう、ニュートラルなタイプフェイス20種類程度をピックアップして、テーマに沿った書体に絞っていきます。
そして最終的に残ったのが、曲線的なメリハリと中立性を兼ね備えた『FF Super Grotesk』
2) 展開性の検証
次に、決定したベース書体を実際のモチーフに入れ込みながら、イメージと相違がないか検証をしていきます。
コーポレートサイト
mybestサイト内
オフィスイメージ
その他に名刺やステッカー、ノベルティイメージなどかなりのパターンを検証しました。
3) ベース書体を最終調整
書体も決まり、大体のイメージもつかめたので、ここから展開性、視認性、個性をキーワードに書体の細部を調整していきます。
まずは小さくすると潰れやすい部分を調整して視認性を確保。
あらゆる利用シーンにフィットする展開性を考えて突起部分を短く。
クビレやハネを強調してより個性的に。『t』の左部分もカットしました。
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更にここから字間、色味など徹底的に最終調整
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そして最終的に決定したのがこちら!
最後に
今回のリニューアルプロジェクトでは、しっかりとしたプロセスを踏んだからこそ、芯のある、長く使えるロゴが作れたと感じています。
サービスも会社も、まだまだ成長の過程ですが、このブランドロゴを通じて世界中の人々にmybestが目指す世界感を届けられたら嬉しいです。
mybest
おまけ) ロゴグッズ用の焼印を作りました!
mybestオリジナルグッズを量産出来る様になりました(笑)
半田ゴテタイプにしたのですが、一発勝負なので焼き加減が中々難しいですね。
色々な素材で試行錯誤しながら作っていきたいと思います。
では早速第一弾のご紹介。
ノート
コルクのコースター
ティッシュボックス
カッティングボード
開発メンバー募集中です!
長くなりましたが、mybestを一緒に作っていくデザイナー/エンジニアの方を募集しています。まだ小さなチームですがこの環境を一緒に楽しんで成長出来る方をお待ちしております!