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メイン事業のインセプションデッキを改めて作ってみたらテンションが上がった話

こんにちは!今回はmofmofが運営する受託開発事業「開発チームレンタル」について改めて認識合わせをしてみたらめっちゃよかったという話をしようと思います。

普段あまり考えない・ふわっと考えてはいるけど明確に言語化していないという思考は多々あると思うんですが、殊更自分が関わっている事業について一度立ち止まって考えなおしてみるって機会はそうないんじゃないですかね。

それに取り組んでみたよという超絶有益情報をつらつらと書いてみます。

インセプションデッキとは

アジャイル開発で用いられるプラクティスです。プロジェクトの全体像を明確にしたり、関係者の間で認識合わせをしたりするために活用します。

プロジェクトに取り組む意義はなに?に答えてみたり、エレベーターピッチを書いてみたり、プロジェクトの関係者を洗い出してみたりといった質問が10個あります。1質問に対して1スライドで認識を書き出してみて、それをほかの参加者のスライドを見比べてあーだこーだ言う催しです。超楽しいのでおすすめです。

インセプションデッキやってみよう記事を昔書いたので、詳しくはこちらを見てみてください。
https://www.mof-mof.co.jp/blog/column/management-ajile-with-inception-deck

開発チームレンタルでやってみた

個々の受託案件においては普段から取り組んでいるんですが、受託ビジネス自体に対しては(少なくとも僕の入社以降は)取り組んでいなかったので、先日数名で改めて考えてみました。

開発チームレンタルをご存じない方が9割以上だと思いますので、ざっくり説明すると準委任契約でいい感じにアジャイル開発する受託開発です。もし詳細気になる方がいればこちらをご覧ください。
https://www.mof-mof.co.jp/service

時間がたらふくあるわけではないので、以下の3スライドのみ取り組みました。

  • 我われはなぜここにいるのか
  • エレベーターピッチ
  • 夜も眠れなくなるような問題

我われはなぜここにいるのか

少しフォーマットからは外れた形に落ち着きました。

根幹: テンションが上がるものづくりの仕事を生業にする
テンションが上がるとは?

  • 主体となって自分ごととして仕事できること
  • ものづくりを通して人の役に立っていると実感できること
  • 技術の幅と深さを追求して、自分が実現できる価値を大きくすること


事業に対しての「なぜここ」でありつつ、mofmofという会社の存在意義にまで通じています。受託開発も、自社事業も、根っこには「テンションが上がるものづくりの仕事を生業にする」があります。ブレイクダウンしたものが箇条書きの部分ですね。

テンションの方向性って人それぞれだと思うんですが、mofmofにおいてはこの三点になりました。目線が内側に向いているところがちょっと面白いですよね。
ふつうは誰にこんな体験を提供したいとか、こんなペインを取り除きたいとか外の誰かを見る形になるはずですが、mofmofの場合は自分たちの在り方を定義するに至りました。

これを定義したことで、「テンションが上がるのはどっちだ?」「じゃあ出た中から一番テンションが上がるやつをやろうか」というテンション駆動の話がしやすくなりました。また、「技術の幅と深さを追求」はその後の人事評価制度構築や社内イベントの方向性づけにも影響を及ぼしています。

エレベーターピッチ

このような形になっています。

  • [開発知識やノウハウを持つ人に開発を依頼] したい
  • [サービス企画者] 向けの、
  • [開発チームレンタル] というサービスは、
  • [月額制の開発チームの貸し出しサービス] です。
  • これは [欲しいプロダクトを探求(仕様変更)しながら作っていくこと] ができ、
  • [普通のアジャイル受託会社] とは違って、
  • [事業立ち上げの知見を活かして主体的に事業にコミットする開発チームを持つことができます]

たとえば、セカンドオピニオン的にご相談をいただくこともあるのですが、コミットメントの課題や開発チームの活動の不透明性に不信感を抱かれているケースが多いなあと思っています。

社内でPOを経験しておくことで、開発チームがどう行動してくれたら嬉しい・安心できるのかを知ることができます。それを踏まえ開発体制の構築を行い、「主体的に事業にコミットする」が達成できるよう努めています。嬉しいことに、関わったお客さんからはこの点をご評価いただくことが多いですね。自慢させてください。クライアントインタビューはこちら。
https://www.mof-mof.co.jp/interview/

また、「探求」という言葉選びにもこだわりました。これは「仕様変更に対応できますよ」よりも、正解がわからない中でそれを模索していく「探求」にこそテンションが上がるよねという話があっての選定です。全部が明らかになっていないフェーズから、ものづくりを通して一緒にやっていきますよというスタンスの表れでもあります。

夜も眠れなくなるような問題

これはもはや事業というよりは会社観点での内容になりました。

  • 継続的な赤字
  • 企業の前進が止まる
  • メンバーが辞める

こちらの三点が挙がりました。うーん怖いですねえ。

継続的な赤字
これは誰もが怖いと感じるでしょう。説明の余地があんまない気がします。受託開発においては案件が獲得できないとこれに陥ります。あとは自社事業が沼にはまるとつらいですね。

企業の前進が止まる
同じようなことを繰り返しているとか、チャレンジができないということが非常に怖いです。それは全然テンション上がらないですしね。

数字的に伸びる・伸びないというよりは、その内訳としてどれだけ新しいことに挑戦できたかが重要だと思っています。次の項目にも関連しますが、mofmofという場所の存在意義のひとつはこれだと考えているため、ここを欠いたら存在意義を損なってしまうといえます。

メンバーが辞める
怖いですが上記よりは頻度高く発生します。単純に売り上げが減る以上の怖さがあります。というのも、mofmofの存在意義である「新しいことへの挑戦」や「個人が前進する機会」を提供できていないことを示しているためですね。

インセプションデッキにおける「夜も眠れなくなるような問題」は、取り組む際に対応策を考えておくものですが、上記は永遠の課題なので常に対策を考え続けています。目下模索中なので特に話せることはないですね…。

以上です

受託開発において、「どんな受託開発でありたいのか」を言語化する機会ってそうないんじゃないでしょうか。mofmofは受託開発がメイン事業なので、これに取り組むことは会社のあり方について考える機会にもなりました。

個人的に一番よかったのは、「テンションの上がるものづくり」が明文化されたことでした。いろんな場面で意思決定の判断軸として活用しています。

受託開発でインセプションデッキ活用している会社で仕事してみたいとか、開発チームレンタルに興味湧いたとかって方がいれば、ぜひぜひカジュアル面談しましょう~!

株式会社mofmofでは一緒に働く仲間を募集しています
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