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こんにちは!メディア工房採用担当です!今回はグラフィックデザイナーさんにインタビューした記事をお届けいたします。何がきっかけでデザイナーになろうと思ったのか、メディア工房でのデザイナーの仕事ってどんな風に進めていくのか、興味がある方は是非ご覧ください!
<社員インタビュー>
こんにちは、RINAです。メディア工房でたくさんの方にインタビューをしてきましたが、今回はグラフィックデザイナーとしてご活躍されている李さんにインタビューしてきました!デザイナーとして働きたいと思っている方、興味がある方は是非ご覧ください。
■李さん : 台湾の大学を卒業後、テレビ番組制作会社で映像関係のお仕事を経験。その後、デザインの勉強をするべく大学院へ。日本の学祭でみた、プロジェクターを使ってのデザインアートに感動し、日本でデザイナーとして働くことを決意。日本語学校に通い、2013年メディア工房、デザイナーとして入社。
【デザイナーになりたい、きっかけは日本のアニメ】
___小さいときからデザインのお仕事に就こうと考えてたのですか。
最初は絵を描くことが好きだったので絵を描く仕事に就きたいと思っていたんです。そのきっかけは日本のマンガやアニメなんです! 台湾で放送されているアニメはほとんど日本のアニメで、自分で好きなアニメを真似して描いたりしているうちに絵を描くことが面白いなって思うようになったんです。好きなアニメを真似して描いた絵を出品したり、マンガフェスタに出したりしたこともありました。
最初はずっと絵を描く仕事に就きたいと思ってはいたのですが、デザインは「人のために作るもの」って考えるようになったんです。自分の好きなものや真似したものを描くより、お客様の求めているものをかたちにしたり、目的に合わせてデザインをする方が面白いと感じて。
___日本のアニメがきっかけだったんですね!台湾で流行っていたマンガって何だったのですか。
小学校のときは「らんま1/2」です! すごく大好きなマンガでした。あとは「幽遊白書」や「スラムダンク」も面白かったです。台湾から遊びに来た友人はスラムダンクで描かれている名所に行って写真を撮ったりしていますよ。
___日本でもいまだに人気のものばかりですね! 台湾ではデザイナーとしてお仕事されていたのですか。
はい。高校、大学とデザイン専門の学校へ通っていました。 そして大学卒業後、台湾のテレビ番組制作会社で映像加工のお仕事をしていました。
ただ、日本のテレビ番組もそうだと思いますが、台湾のテレビ番組のお仕事もすごく忙しくて。
___テレビ業界はとても忙しいそうなイメージがあります。 具体的にどんなことをやっていたのですか。
私は、ドラマとかバラエティー番組の映像加工をしていました。具体的には、CGを使うこともあり、主人公が青い布の前に立っていかにも目の前に誰かがいるような演技をして戦ったり。あとは雨の日の設定では雨が降ったかのような加工をしたりもしていました。加工は青い布の前に立ってもらった人を切り取って背景に合わせたりするんです。
___動画など動くものをデザインするのってとても難しそうですね。
難しいと言うよりは、静止画のほうが動くものでデザインするよりも、もっと自由にデザインできるんですよ。動画だと、カメラで撮る角度も全部合わせないといけなかったり、3D動画にも合わせないといけなかったりして。 そうじゃないと不自然になってしまうんです。
ただ人を切り取って加工する際にオーラを付けたりすることもあったんですよ! そこは今の仕事と似ているなって感じました。
【日本のデザインに感動した】
___経歴書を拝見しますと大学院にも行っていたみたいですが。
制作会社では、時間に追われていてスピード重視でした。 私はスピードよりも技術を磨きたかったんです。
技術重視ではないところで、細かくデザインが作れないこともあり成長できないなと感じました。 あとは自分の時間も大事だと感じて退職をしたんです。そしてもう少し映像関係の勉強をしたいなと思い大学院に入りました。
___大学院は仕事を辞めてから入られたんですね。 そこから日本にくるきっかけはなんだったのですか。
大学院卒業後にもうちょっとデザインのスキルをあげたくてどうしようか考えていたんです。その時に、大学3年生のとき日本に行ったことを思い出したんです。
大学3年生の頃、日本の美術大学と交流会があって、ちょうど行ったときが大学の学祭でした。そこでみた学生の作品が、私にとっては今まで見たことのない新しいものだったんです。私が一番感動したのはプロジェクターの使い方なんです。主に会議とかプレゼンの際にただ画面に写すための用途でしか使ったことがなかったのですが、その機能を利用したアート作品が展示されていたりして、とても勉強になりました。
その他にも様々な絵や彫刻を見て、日本のデザインはいいなと思ったんです。あとは、学生の作品を見て、学生がすごくいきいきとしているのが印象的でした。芸術が好きなんだろうなという想いがすごい作品と学生の表情から伝わってきたんです。
自分の将来を考えたときに日本の美術大学での交流会を思い出して、やっぱり日本でデザインのお仕事に就きたいと思ったんです。
【日本で働きたい、その一心で】
___自分の将来を考えたときにやっぱり日本でお仕事がしたいと強く思ったのですね。 日本に来たときはもう日本語は喋れていたのですか。
日本語は全然喋れていませんでした!
大学院に行っていたころは時間に余裕があったので1年ほど日本語の勉強をするために塾に通っていました。1日2時間、1週間に1回だったんですけどね。でも、小さいころから日本のアニメを見ていたので自分はできるんじゃないかと自信はあったんですけど、いざ日本に来てみると全然できなくて(笑)
___日本にきてどうやって日本語を覚えていったのですか。
3ヶ月の日本語学校に通っていました。日本語学校に通っている間は、寮に住めるのでその間に今後の生活や仕事について考えようと。そして日本語もうまくなっていればいいなぁと!
___3ヶ月の日本語学校に通って日本語はうまくなりましたか。
それがうまくならなくて(笑) とても3ヶ月じゃ足りなかったです。
日本人はみんな早口で最初はまったくわかりませんでした。教科書通りの日本語が実際には使われているわけではないので。読む、聞きとることは慣れてくると私には難しくなかったんですけど、話すのがとても難しかったです。会話をしていて聞き取れはするものの返事ができず、どんどん次の話に進んで行ってしまって(笑) そこがだいぶ苦労していました。
今もそうなんですけどまず最初に相手が何を言おうとしているかを想像して、自分の分かるキーワードが出てきたら、「あっ、こういう意味か」って理解をして喋ったりしています。
【私が求めていたデザイナーとしての環境に出会えた】
___そうだったんですね。 日本語学校を卒業してから日本でデザインのお仕事をされていたのですか。
デザインのお仕事をしていました。 文房具を扱っている会社で、具体的には商品のチラシとか、出品するためのバナーとかデザインをしていました。ただ、デザインの他に会社の経理をやったりもしていてデザインだけをできる会社ではなく、ここは違うなと思い辞めました。
でも、前職の会社で正社員として雇っていただいたので、就労ビザをいただくことができました。就労ビザをいただけたおかげで、今デザイナーとしてメディア工房で働けています。
___就労ビザでないと働ける時間も限られますし、切り替えにも時間がかかりますしね。 実際にメディア工房での面接はいかがでしたか。
面接では、台湾でも占いは人気なのかとか聞かれました。あとは私が持ってきたポートフォリオをみて「この感じ占いぽい」って言っていただいた記憶があります。
日本語もまだまだうまくしゃべれない状況だったのに採用してくださったことにも感動しました。
___李さんの熱意と作品がとてもよかったのでしょうね。 実際に働いてみていかがでしたか。
私が入ったときは外国の方が誰一人いませんでした。なので日本語もままならない状態で会議とかで話を理解するのがとても大変でした。
でもメディア工房のすごくいいところは、下手な日本語でも私の言いたいことを理解してくれて、私が言う意見にもちゃんと耳を傾けて聞いてくれるんです! そして、私の意見を採用してくれたりするのでとても嬉しいですね。
___しっかり理解してくれるのは嬉しいですよね! そんなデザイナーとしての環境はいかがですか。
入社した時にメディア工房は笑い声がよく聞こえるなって思いました。打ち合わせをするときも明るい感じで笑いながらしています。もちろん真剣に打ち合わせはしていますが、重い空気ではなく明るくできているのは、長谷川取締役のおかげだと思います。長谷川取締役の話し方や伝え方がとても私は好きで、指示を受けたときに「しっかりやるぞ!」って気持ちに自然となるんです。 いい上司がいるなと思います。
私はただ黙々と仕事をするとかではなくみんなと一緒にやるって感じがいいなと思います。みんなが同じ方向を向いて頑張っているのがいいですよね。私が思っているいい仕事の環境がメディア工房にはあるんです。
___楽しく働けているようでよかったです。 李さんのデザイナーとしてのお仕事について教えてください。
占いコンテンツはWEBをメインに担当しています。 ただ、たまにアプリのデザインをやったりもします!
私は企画の方から簡単にキーワードをもらってそのキーワードからイメージしてデザインをしています。 例えば、「洋風」なのか「和風」なのか、「明るい」のか「暗い」のか、「優しい」感じか「怖い」感じかなど。なので、キーワードをもらったら1週間かけて頭でイメージをして、制作に入るときには頭でイメージしたものを作るだけというか。
なんですけど最近は忙しくて、昔の余裕が欲しいなと思っています!! 是非、デザイナー希望の方が来てくれると嬉しいですね。
【デザイナーとしてもっと成長したい】
___デザイナーのお仕事は想像力が大切ですね。お仕事をしていてワクワクするとこはどこですか。
私は、ミステリアスな感じのデザインが得意なので、担当するデザインがそういった感じだとすごくワクワクするんです!
___ミステリアスな感じのデザインがお得意なんですね!デザイナーとしてのやりがいはどこにありますか。
成果がみえるところ!デザインをしっかりできる環境があること!自分の表現したいデザインができること!
最近は飾りとしてのデザインが多くシンプルなものが多い中で、メディア工房ではその真逆なデザインが求められるんですよね。デザインも商品として見られていて、かつ0ベースから自分の考えで制作できる環境なので、やっぱりデザイナーとしては燃えますよね。
李さんがデザインしたWEBコンテンツです♪ ミステリアスな感じで、先生の雰囲気も伝わってきますね! すごくひきつけられるデザインだと私は感じました。是非、使ってみてください!
https://charge-fortune.yahoo.co.jp/mkb/aria/
___独特なデザインがメディア工房の魅力でもありますが自分のイメージでデザインできることも魅力ですよね。 デザイナーとして難しいところはどこですか。
具体的なイメージがあってちゃんと伝われば私もデザインしやすいんですけど、中々イメージができておらず違うものが出来上がっちゃうこともあります。そこがすごく難しいですかね。なので、いかに企画の方と打ち合わせでしっかり理解できるか、占い師の先生の良さをどうやったら出せるかなどイメージとして落とし込むのが難しかったりもします。
___求めているものを理解してデザインするのは難しいそうですね。 現在、デザイナー募集をしていますがどんな方と働きたいですか。
何事にもポジティブな方がいいと思います。あとはそのプレッシャーも楽しみながらお仕事が出来る人。
プレッシャーを感じやすいと良いデザインの発揮ができなかったり、楽しくお仕事ができないと周りにも影響がでてしまうと思うんです。私が担当したコンテンツで売り上げが上がらないものがあってもちろんガッカリしたこともありましたが、次は頑張ろうとポジティブに考え切り替えをしっかりしています。そうじゃないと長く続けられないと思うので(笑)
___しっかり切り替えも大事ですよね。4年も働いている李さんですが、キャリアビジョンについて教えてください。
これからコンテンツを海外に展開する際は力になれたらいいなと思っています。台湾にもし占いコンテンツを展開するとなったら、是非私にやらせてほしいです! メディア工房で私にできることは力になりたいと思っています。
___すごく李さんのやる気が伝わってきました。本日はありがとうございました!
李さんがデザインを担当した、こちらのコンテンツも是非使ってみてください☆
まとめ
今回は入社して4年の李さんにインタビューしました。昔からデザインのお仕事がしたかった。日本でデザイナーとしてお仕事をしたかった。李さんのデザインに対する熱い思いがずっとあったからこそ、デザインの勉強、そして日本で働くために日本語の勉強を頑張ってこれたのでしょうね。そして、しっかりやりたかったことを果たせている李さんがとてもかっこよく思いました。これからもデザイナーとして更に上を目指して頑張っていってほしいですね。