MJEでは、選考開始時から内々定の間に「社員面談」というプロセスを設けています。
面接とは異なり、企業側が何か選考を行うことはなく、純粋に弊社所属の社員とお話しいただく機会となっています。
それにしても、いったいなぜ学生の方に面談への参加を依頼しているのでしょうか。
本記事では、MJEの選考フロー全体を紹介するとともに、「社員面談とはつまり何なのか?」に関して紹介していきます。
MJEへの理解を深めるのはもちろん、「じゃああの会社はどのような選考フローなんだろう?」と、他社理解へのきっかけにもしていただけたら嬉しいです!
■新卒採用における、内々定までの選考フロー
22卒の場合、内々定までに原則4回の選考を実施しています。
選考フローの前半ではこれまでの経験など、主に「過去」についてお伺いしています。
間違いなくかつ徹底的に皆さんの過去を掘り下げるべく、現場社員ではなく、これまでに何百回・何千回と面談・面接を行ってきた人事部の社員が面接にあたっています。
※なぜ「過去」を重視しているのかについては、下記記事に解説を掲載しています。
■社員面談のタイミングはいつ?
STEP3の責任者選考に通過された方(以下、応募者)に対して、最終選考に進む前に社員面談をご案内しています。
【概要】
所要時間:社員1名につき1時間程度
回数:複数回(応募者の状況に応じて変化します)
誰と会うのか:MJEで働く、人事部以外の社員
現在MJEでは、新卒入社した場合営業職に挑戦いただく可能性が高いです。
そのため社員面談でも、主に営業部所属の社員とお話いただいています。
■社員面談ではどんなことを話すのか
社員面談は下記のような流れで実施します。
①【面談前】面談に参加する社員のプロフィールを応募者に伝え、質問を考えてきていただく
②事前にご準備いただいた質問に対して社員が答える(1時間程度)
※社員から応募者へ質問を行う場合もあります
基本的には、応募者1名に対して社員1名という形で面談を行います。
採用担当が同席する場合もありますし、応募者と社員が1対1で行う場合もあります。
質問内容はさまざまですが、お伝えすることが多い内容は、以下の3種類に大別されます。
①社員自身のキャリアについて
・なぜMJEに入社しようと思ったのか
・入社1年目はどのように過ごしてきたか
・今後、どのようなキャリアを歩みたいと思っているのか
②具体的な業務内容について
・新規営業とはなにか
・どのような商品をお客様に提供しているのか
・テレアポはどのくらいしているのか
③MJEの環境について
・本当に実力主義の環境なのか
・上司や同僚にはどのような人がいるのか
■なぜ社員面談を行うのか
ずばり応募者の方に「入社後、MJEで働いている姿をイメージしてもらう」ためです。
もちろん、入社後の姿をイメージするという目的を叶える方法は他にもあります。
・業務体験インターンに参加
・社員との座談会・懇親会に参加
・社員インタビュー(Web、パンフレットなど)を読む
それがなぜ、MJEでは1対1の面談にこだわるのか。
そうすることで、「応募者一人一人が本当に知りたいこと」にフォーカスできるからです。
■本当に求めている情報は、意外と就活の当事者は気付けない
これは私自身もそうだったのですが、就職活動真っ只中にいると、「今、自分が本当に知りたい情報とは何か」「就職先を決めるためにはどんな情報が必要か」に案外気が付けないものです。
就職活動というのは、企業が学生を選ぶだけではなく、学生が企業を選ぶ場であることは間違いありません。しかし、学生生活と並行して複数の企業の選考を受けながら、各社の情報収集を行うのはなかなか骨が折れる作業です。
また、面接の場で企業側の質問に答えながら企業のことをジャッジするというのも、余程慣れていない限り難しいとも思います。
MJEでは、選考通過後に、いきなり社員面談を実施するのではなく、まず採用担当との人事面談にて、今の就活状況や正直な心境を包み隠さずお話しいただいています。
「就職先に何を望んでいるか」「反対に、就職の際にどうしても避けたい要素は何なのか」を明らかにした上で、実際に働く社員とじっくり1時間話すことによって、より判断に必要な具体的な情報を手に入れることができます。
面談の実施例①
【人事面談当初のリクエスト】
どのような営業をするのか、もっと詳しく知りたい
↓
【本当に知りたかったこと】
営業に挑戦したいが、成果が出なかったときにどうなってしまうのか不安
【面談した社員】
マネージャー
【社員が話したこと】
・どのような1年目を過ごしたか
→周りが結果を出している中、中々結果が出ず大変な思いをした。
→結果に繋がるまで、このような行動を取り続けた。
・部下に対してどのような気持ちで接しているか
→本気で「成長したい」「成果を出したい」と思っている社員に対しては、結果が出るまで全力でサポートする。押し上げる。
→指導してやろう、という意識はなく、少し先に入社した分得てきた成功体験や失敗談等を伝えよう。その情報を元に頑張ってもらおう、という気持ちでいる。
面談の実施例②
【人事面談当初のリクエスト】
トップセールスマンと話したい
↓
【本当に知りたかったこと】
新卒入社後、どのように昇進できるのか、何をしたらどのくらいの報酬を得られるのかを具体的に理解したい
【面談した社員】
実際に営業成績全社1位を獲ったことがある新卒出身社員
【社員が話したこと】
・昇進のために必要な成果とは何か
→毎月の目標売上額はいくらで、実際にどのように評価制度が運用されているか 等
→新卒入社後、どのように昇進してきたのか
→毎月の給料とは別に、どのくらい賞与がもらえるのか
・昇進することによって業務内容がどのように変わるのか
→新卒入社直後と比較して2つ上の職位である「サブマネージャー」という職位から自分のチームを持つことになる
→自分の成果を追及する以上にチーム全体で予算を達成するために、マネジメントや業務の進捗管理、後輩社員の育成を行う必要がある
■終わりに
いかがでしたでしょうか?
ここまでMJEなりの考えを書いてきましたが、この形が現状ベストだと思いつつ、さらに応募者にとって役に立つ、わかりやすい情報公開の形を今後も模索していかなければならないとも思っています。
また就職活動中に、企業に対して正直に思っていることを伝えるのはなかなか勇気が要りますが、自分の気持ちに正直であればあるほど、入社後に自分らしく居られる場所とマッチングできる可能性が高まります。
私たち採用担当もMJEのありのままをお伝えいたしますので、この記事をお読みの皆さんが私たちとお話する際には、ぜひリラックスして、正直な気持ちを口にしてもえらえたらとても嬉しいです。