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なにをやっているのか

【インテリア:蛇口】                   創業以来70年にわたりわが社の主要な製品です。時代とともにデザインや機能、作り方は変化してきました。
【エクステリア:水栓柱】                ここ数年力を入れている分野としてエクステリア分野があります。わが社を直接選んでいただく製品です。
☆ 企業概要 わが社は創業以来70年にわたり、住宅や店舗の洗面、キッチン、浴室などでお使いいただく蛇口を開発設計・製造・販売しているメーカーです。システムキッチンやシステムバスなどの住宅設備メーカーや全国の管材問屋などが主なお客様です。ここ数年で住宅の外(庭)でお使いいただくエクステリア分野にも積極的に進出しています。 ☆ 弊社のこれまでの取り組み   〇 トヨタ生産方式を基とした改善活動 2週間に1回改善活動についての研修が行われており、そこでは各部門の成果発表を行います。そしてより良い改善方法をメンバー同士で模索していきます。 改善の先生によく言われます。「ミズタニの改善はバントヒットの連続だな…」そうです、ホームランのような一発逆転の大きな改善はできませんが、毎日コツコツと積み重ねる改善がわが社の改善活動です。継続は力なりを地でいっています。 そんなバントヒット改善でも長年取り組んでいると各部門の”ムダ”や”不思議”が見えてきます。「なぜそんなことをやってるの?」「隣と同じことをわざわざやってるの?」「ここの部門弱いよね」などなど、わが社の弱みが見えてきます。弱みが明確になることで、改善ポイントが絞られ、的確な改善を行えるようになりました。そこで活用したのがデジタル技術です。  〇 RPAプロジェクト 地域の大学やITベンダーとの連携により、わが社の弱みを改善するデジタル機器の開発ができるようになりました。 さらに、若手から中堅の素人7人が集まり、RPAプロジェクトを立ち上げ、「繰り返し作業はパソコンにやってもらおう、間違えないしね」という考えのもとで繰り返し作業の自動化を行いました。そして今では数十台のロボットがメンバーの代わりに毎日の繰り返し作業を行っています。  〇 新商品開発について いままではライバル会社の動向を見ながらの商品開発となっているところがあり、お客様目線が弱いのではないか。このような気づきからお客様の不満や不安を丁寧に拾い、あくまでもお客様がこの製品を使うとどうなるのか、HAPPYか、といった体験価値を大切にした開発方法(カテゴリーキラー開発方針書)に変化させ始めています。 のか、HAPPYか、といった体験価値を大切にした開発方法(カテゴリーキラー開発方針書)に変化させ始めています。わが社のお客様は住宅設備メーカーや管材問屋ですが、その先のお客様は一般ユーザーです。一般ユーザーがHAPPYになれば必ず住宅設備メーカーや管材問屋もHAPPYになり、結果わが社もHAPPYになる。こう考えています。 わが社のお客様は住宅設備メーカーや管材問屋ですが、その先のお客様は一般ユーザーです。一般ユーザーがHAPPYになれば必ず住宅設備メーカーや管材問屋もHAPPYになり、結果わが社もHAPPYになる。こう考えています。 ☆ ミズタニバルブのこれから 今後は今まで培ってきた1つ1つの小さなスキル(改善力、デジタル技術、新しい商品開発スタイル…)を融合させ、多面的にお客様に喜んでいただける製品・サービスをデジタルマーケティングで確立しながら提供します。詳しくは経営計画書内の③事業の未来像 に示してあります!

なぜやるのか

【経営計画書】                     わが社の考え方や方向性が示されているものが経営計画書です。一般的な数字に関する事柄は170ページの内2ページにしか書いてありません。売り上げや利益は求めるものではなく与えられるもの。
【経営計画発表会】                   毎年5月に全メンバーで経営計画発表会を開催しています。新年度方針のすり合わせを半日かけて行います。
初めに・・・ わが社では「経営者」「管理職:わが社では部門経営者」「正社員さん」「パートさん」「派遣社員さん」といった分け隔てはせず、全員を【メンバー】と呼んでいます。 わが社の経営方針は「経営計画書」に示されています。その中に示されているのは数字目標だけではなく、基本的なわが社の考え方や言葉による方針がそのほとんどを占めています。 わが社の【ビジョン】【ミッション】【バリュー】についてもその中に書かれています。 ▮未来像(ビジョン)【わが社の”使命感(ミッション)”が実現した時の状態】    ①メンバーの未来像  ②組織の未来像  ③事業の未来像 わが社の目的は未来像(ビジョン)を達成させることです。 ズバリ ①メンバーの未来像 に書いてあるメンバーの幸せを実現すること、そしてわが社をとりまく全ての人々を幸せにして社会に貢献することです。そのために【どういった組織に変化させるのか(②組織の未来像)】【どういう事業を今後行うのか(③事業の未来像)】を実施します。 目標の売上、利益は手段です。会社の成長も手段です。目的ではありません。                      ▲ ▮使命感(ミッション)【わが社が社会で実現したいこと】    『”水回り”から「くらし」をつくる』 お客様に幸せになっていただくその方法が、使命感(ミッション)『”水回り”から「くらし」をつくる』という行動です。「くらし」には、2つの意味があります。建物のような物質(ハード)的な「くらし」と、建物の中で繰り広げられる家族団らんのような心理(ソフト)的な「くらし」です。つまり、わが社の製品(ハード)をお使いいただくことで、不安や不満を取り除く心理(ソフト)的な満足をも感じていただきたい。その活動を”水回り”から始めるということです。ここで大切なことはハードをつくるのは技術(スキル)であり、ソフトをつくるのは人柄(人間力)ということ。だからわが社は人間を磨くことに注力しているのです。                      ▲ ▮経営理念(バリュー)【わが社の社会に対する根本的な考え 誰のため 何のため】    『人間尊重の理念に基づき第一にメンバーの幸せを追求し、そしてそのメンバーの総意として     の私たちのあるべき姿としてお客様の幸せを実現する』 (1)「人間尊重」とは他人を尊重し認め合うこと。  ①自身の人間力の向上(主体変容)に努めます。  ②自分以外のメンバーの長所をよく見て短所を見ない。認める。  ③貴重な時間をあらゆるムダから守ること。仕事を楽に、そして楽しいものにさせてあげること。 (2)「メンバーの幸せを追求する」のは社長のお役目です。 メンバーが輝ける場を整える。メンバーが輝き続けることができる時をつくる。メンバーが働きやすい場を整える。 (3)「お客様の幸せを追求する」その主役はメンバーの皆さんです。 メンバーの「技」と「心」の総合力でお客様にこの上ない幸せを感じていただきます。お客様にどうしたら喜ばれ、感謝されるのか常に考えます。 わが社は人柄(人間力)を高めることが第一だと考えています。人柄のいい人はそのあと高い技術(スキル)を身につけることができます。しかし、間違えてはいけないことは人柄だけではお客様に幸せになっていただけないのです。 このようなことが書かれた経営計画書は毎年見直しが行われ、毎年5月には全メンバーで経営計画発表会を開催し、今期の重点目標や、わが社の目指す姿(未来像)のすり合わせを行っています。

どうやっているのか

【自画自賛発表会】                    毎週火曜日に開催される全メンバー参加のコミュニケーション活性化の取り組み。日常業務を円滑に、そして困った時にはお互い助け合える環境をつくるのが目的です。(東京や大阪のメンバーはWebで参加します)
【MODORINAE】                    どんぐりを種の状態から2年間かけて育て、2年後には豪雨で被災した山の斜面へ植林を行います。わが社が掲げるSDGsの活動「陸の豊かさも守ろう」です。1人1鉢、愛情をこめて育てています。
「こんな人と仕事ができたらいいな」全メンバーでその理想像をまとめた「七つの心得」という行動指針があります。一例をあげると ▮一生懸命:手抜きやサボりとは無縁な人 ▮素  直:ブスっとしない、ご機嫌に働く ▮率先垂範:人の嫌がることこそ進んで行動できる人 ・・・ これらについて月に一度、決められたグループ内でお互いを評価し合い、自分の成長したところや至らないところについて客観的に見つめ直し、少しでも人間的に成長し、快適な働きやすい職場をみんなでつくる活動をしています。評価が低くても毎月成長していればいいんです。特に成長しているメンバーは全員の前で「今月のジャンプアップ賞は〇〇さん!」として拍手喝采を浴びます。 しかし、理想像通りに行動することはなかなか難しいのが現状です。 そこで、人間的に成長するそのベースとして ①自分自身に自信を持つこと(自己効力感:自分ならやればできる!) ②自分自身のことを好きになること(自己肯定感:何があっても自分大好き!) を高めることが大切だ、との考えから「自画自賛日記」という活動を行っています。毎日仕事が終わる前に次の3つの振り返りを行います。 ▮今日一番頑張ったこと(人が何と言おうがおかまいなし) ▮今日”ありがとう”をもらったこと ▮今日がやり直せるとしたら何をやり直したいか そして、これらを一行日記で書き留めておきます。 この「自画自賛日記」の内容を持ち寄って週に一回全メンバー参加の「自画自賛発表会」が行われます。座席は当日の朝トランプで決めるので、いろいろなメンバーとテーブルを囲むことになります。 「〇〇係の△△△△です。入社して▢▢年になります。いつもは・・・の仕事をしています。」 「先週一週間で一番頑張ったことは・・・です。」⇦やればできる 「〇〇なことで”ありがとう”って言われました。」⇦あなたはわが社にとって必要な人です 「~な失敗をしてしまったので、やり直せるなら~したいです!」⇦改善のネタ 「〇〇さんはそんな仕事をやってるんだ。」 「やるね!すごいね!」⇦テンションが上がる   パチ、パチ、パチ 「そんなに褒めてくれてありがとう!」⇦周りに感謝 お互いのコミュニケーションの活性化を図りながら、自分自身もテンションがあがり、周りに感謝できる活動です。 なぜこのような一見面倒くさく見える活動を行っているのか? スポーツ選手はよく「まわりの人々の助けがあったからここまでやってこれました。本当に感謝です。自分一人では成し遂げることはできませんでいた。」と必ず周りに対する感謝を忘れません。感謝する心を持っているからこそ素晴らしい結果が出るのではないでしょうか。 私たちは素晴らしい結果を出すために周りに感謝できる人柄(人間力)を高めています。 また、わが社は積極的にSDGs活動にも取り組んでいます。その一例が「MODORINAE」活動です。どんぐりを種の状態から2年間かけて育て、2年後には豪雨で山崩れを起こした斜面へ植林を行います。私たちは水に携わった会社です。豊かな水資源を守ることも私たちの大切な仕事であると考えています。