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~駐在員レポート~♯フィリピン♯技術系♯開発編【学ぶ側から知識を伝授する側へ】

三菱自動車は、世界160ヵ国以上の地域で販売を展開しており、売上比率の90%が海外となります。また、三菱自動車ならではのやりがいとして、一人ひとりが担う仕事の範囲が広く、少数精鋭で若いうちから大きな仕事にチャレンジできる環境があります。

今回は、フィリピン三菱自動車の主に、製造、販売等の拠点であるMMPC(Mitsubishi Motors Philippines Co.)で活躍している伊規須さんにレポートしてもらいました!


Ikisu Tomoaki ◆CAREER◆

2007年4月 新卒で三菱自動車工業(株)へ入社

【大学では機械システム工学を専攻し、材料強度学と破壊力学に焦点を絞り火力発電所やジェットエンジンで使用されるタービンブレードの破壊メカニズムにつき研究をしていました。】

↓ 

2007年9月 新人研修後、内装設計部へ配属(岡崎の技術センター)【SUVの内装部品の開発設計を担当】

2017年10月 Mitsubishi Motors Philippines Co.(以下、MMPC)へ休職派遣【生産部門で技術・開発関連全般をサポート】


Q1 今までの仕事内容と、現在の仕事内容を教えてください。

内装設計部時は、SUV(アウトランダー・パジェロスポーツ・エクリプスクロス)のインストルメントパネル・コンソール・エアバッグ・コンビネーションメータ等の開発設計を担当し、CADによるデータ検討、図面作成を主に対応しました。特にエアバッグ開発に至っては、試作品を作り、試験で何度もトライアンドエラーを繰り返し、四苦八苦しながら高レベルな衝突性能要求に対応しました逆に今は完成した図面を元に、サプライヤと調整しながら図面に書かれている要求を全て満足させた上で、高品質な部品に仕上げ、不具合発生無く量産へ繋げる事が主な業務となっています。それでも量産後は不具合発生するため、その都度製造ラインやサプライヤ工程に駆けつけ、不具合の原因究明、歯止め対策を実施しています。


◆ある一日のスケジュール

6:30 始業  

6:45 朝会  

7:30⁻10:30 業務 (*1)  

10:30 昼休憩  11:15⁻15:00 業務 (*1)  

15:00 終業  

15:00以降 残務処理をすることも(*2)

退社後   現地スタッフや駐在員と食事に行ったり、運動不足解消を目的としたウォーキングをすることが多いです!

*1: サプライヤ・他部門との会議、現地スタッフの業務支援、日本との情報交換、製造ライン確認、サプライヤ出張 等   

*2: メールの処理、現地スタッフが作成した資料確認 等 (業務時間内にどうしても時間取れない場合に限ります)   



Q2 今までの仕事が現在の駐在での業務に生きていることは何かありますか?

入社後10年間で多くの部品(樹脂・板金・電気部品)を設計担当し、様々な分野の先輩社員から数多くの知識を叩き込んでいただきました。多くの知識が存在すればするほど、いかなる問題に対しても幅広い視野で物事を捕らえることができます。今はそのおかげで、新たな問題発生した際の的確な判断と、問題解決スピード・クオリティに大変役立っています。また、今までは自分が学ぶ側であることが多かったですが、こちらでは常に自分の知識を伝授する立場となっています。過去自分が苦労して学んだ部分は、相手も理解に時間がかかることは想像できるので、実際自分が経験した内容を例に倣いながら、分りやすくレクチャーするように心がけています。


Q3 フィリピンでの駐在経験から学んだこと、自分の中の変化は何かありますか?

現地で学んだことは計り知れません。日本とは違いフィリピンは発展途上国で、現地会社も日本に比べ改善すべき点が山の様にあります。それら改善点全てをいきなり現地スタッフへ指摘・改善依頼しても全く上手くはいきません。そこはまず4点[①現地のカルチャーを受け入れる②問題点に優先順位を付ける③相手の立場・レベル・意見を理解する④同じ立ち位置で相手のスピードに合わせる]を意識し、一歩一歩着実に一緒に改善していく事がとても大切だと実感しました。それと同時に相手のモチベーションを落とさせない事に繋がることも学びました。 従来は内装部品のみの担当だったのが、今では車1台丸ごと担当していることもあり、多くの部品の知識が身に付いただけでなく、強いチームワークの作り方・維持の重要さも身をもって学びました。

(写真下:工場全体の写真)



Q4 休日の過ごし方を教えてください。

平日オフィスワークでどうしても運動不足になりがちなため、駐在員やサプライヤさんとのゴルフ、フィットネスジムへ行ったり、近所の公園やモールで散策を楽しんだりしています。また、郊外には沢山のビーチが存在するためリフレッシュ兼ねて足を運ぶ事もあります。自宅では日本のTVが全Ch視聴可能のため(フィリピンは契約だけで対応可)平日忙しく見る時間が無い分、休日纏めて視聴したりもします。また、自分自身単身赴任で、2人の娘もまだ小さいので、時間を見つけては日本の我が家に帰国するようにしています。フィリピン~日本までは約3時間強のフライトと近く、また現地会社から空港間もアクセス良いので、ドアtoドアで半日移動が可能となっています。またLCCも飛んでおり金銭負担も少なく、海外に住んでいながら週末帰りが叶っています。




Q5 最後に、当社を目指す方にメッセージをお願いします!

三菱自動車は同業他社に比べ規模が小さいのが特徴です。それゆえ、社内が良く見渡せ、また幅広い分野を任せてもらえ、多くの専門知識を身に付ける事ができます。また、若手でありながら、多くの活躍チャンスを国内外で与えてもらうことができ、仕事のやり甲斐がたくさんあります。自動車の色々な分野が好きな人・興味がある人には、三菱自動車はピッタリです。また、社会人になると毎日が一瞬で過ぎてゆき、自由時間が学生時代と比較し確保し難くいとえいます。残り僅かな学生生活を十分楽しんで頂き、また三菱自動車は海外事業がメインであるゆえ、配属後英語環境に置かれる可能性もあるため、そういった意味では、時間が確保し易い今の間に、海外へ旅行に行ったり、英語と触れあっておくことをお勧めします。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!




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