1
/
5

挑戦の先に見えてくる未来のカタチ。~まだ想像できない未来に向けたメッセージ~

プロジェクトメンバー:左から 上田、長川、小林、上谷、一山



マインドフリーでは、「未来をつくる」ために試考作互を繰り返しています。

ネットが普及した現代。検索をすれば簡単に「答えらしきモノ」を見つけることができる世界で生き残っていくために必要なチカラ。それは、世界や目の前の物事の本質(=コア)を見抜き、多様な視点と柔軟な思考で実現することではないかと考えています。

そんなチカラを身に付けるためにどうすればいいのか?という議論の中で生まれた「Focus core,Create different」という取り組みでは「本質をとらえあたらしい価値をつくりだす」ことを通して、物事について深く考えたり、考えたことを実際に形にしています。

第1回のプロジェクトでは、「鉛筆の本質を見つめなおす」ことで「あたらしい価値を生む」ということに挑戦しました。

今はまだ想像できない未来をつくる。~私たちが考える世界との向き合い方~ | マインドフリー株式会社's post
FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを運用するチームでディレクターとして企業のSNSの運用・設計・企画を主に行なう関根と、新しい価値を創出するためにサービス全体を俯瞰して...
https://www.wantedly.com/companies/mindfree/post_articles/119532


第2回の今回、私たちが選んだテーマは「家」です。

生活するための「家」。故郷という意味の「家」。意味は知っているけれど、よく考えてみると少し曖昧で、不確かな「家」という存在。その本質にあるものと、そこから見出すことができるあたらしい価値を探りました。

今回、この取り組みに参加したのは採用チームとしても活動する一山、上田、長川、上谷、小林の5人。考え方も、興味があるものもそれぞれバラバラな5人が考えて、試して、共に作りました。


漠然としていた「本質をとらえあたらしい価値をつくりだす」ということ

メンバー自身、何度も聞いてきた「本質をとらえあたらしい価値をつくりだす」という言葉。改めてその言葉をどう捉え、定義付け、吸収したのでしょうか。

・上田

漠然と、本質をとらえた先に複数の選択肢が生まれて、それが結果あたらしい価値を生むのかな、と思っていました。最初は結局「誰かが見つけた考え方」をわかったつもりになっていた、つまり自分の考えとして言語化できる状態じゃなかったと思います。

・一山

生活をしていると「当たり前」が多すぎて、ただ通りすぎてしまうものがたくさん。普段、素通りすることに対して、「これってなんなんだろう」「なんでこうなんだろう?」「もっとこうすることできないかな?」と考え続ける。

言い換えると、そんな物事の本質、つまりコアの部分をとらえなおすことで単一だけじゃなく複数の観点、あるいは階層だったり、今までとは異なる観点に気付くのではないかな、と。

そんな愚直な繰り返しが、今までにない価値や未来をつくっていくと思っていました。

・上谷

マインドフリーに入社して最初に教えてもらった「One-much-One」の考えに近いな、というのが最初の印象です。「One-much-One」は「本質を捉え、最大限選択肢を作り出し、決断・実行する」という意味の造語。

すでに自分の中にあるものの中であがいても限界があることを実感していたので、「あたらしい価値をつくりだす」にはもっともっと視点を変えたり、増やしたり、知る必要があるなと思っていました。


「家」という、当たり前だけど実は不確かなもの

「家に帰る」「家を買う」・・・私たちが「家」を思い浮かべる時、あるいは「家」について語る時、それは住居としての家であったり、拠点としての家であったり。幼いころから当たり前のように口にしてきた「家」という存在。改めて考えてみると、実はすごく曖昧で、不確かなものなのではないか?と思えたのです。


・一山

居住空間、機能的なもの、家族、ただの記号、資産価値など。「家の本質って何だろう」とメンバーでディスカッションした時にさまざまな意見が出ましたが、個人的には「安らぎ」ではないかなと考えていました。

・上田

取り組みを始める前は「権威の象徴」ではないかなと考えていました。単なる「住む場所」では収まらず、大きさや立地、外観などさまざまな要素を包括した経済的なステータスを示すものの一つではないかと感じていたからです。

江戸時代であればお城がそれにあたるし、最近では豪邸に住むことが権威を放つ役割も込めている例も多くみる。家は生活空間として以上の、資産的な意味があるのではないかなと考えていまいした。もちろん、家を持たない人はどうなるのか?という疑問がありますが、あくまで一般的な資本主義経済でみるとそうなのかなと感じていました。

・小林

家族が引っ越しをして自分が住んでいた家がなくなる、という経験を経て「家」の本質は概念的なところにあるのだと感じていました。

今は一人暮らしをしていますが、帰省して長年住んでいた街に帰ると、自分の知っている「家」という建物がなくてもなぜか懐かしくて「帰ってきたんだ」という気持ちになります。そこで、家がなくても、「懐かしい」「帰ってきた」という記憶を呼び覚ますことができれば、建物ではなくても街や、あるいは人でも誰かの「家」になりうるのではないかと思いました。


それぞれが実感した「本質をとらえあたらしい価値をつくりだす」ということ

実際に取り組む中では、思っていた通りのこと、逆に思っていたのと違うこともありました。それぞれが体験したなかで、改めて感じた「本質をとらえあたらしい価値をつくりだす」ということ。


・長川

「考え、共に共有し、具現化する」

メンバーやコラボしていただいたアーティストの方とのディスカッションを通して、自分にはないさまざまな視点に触れることができました。そうした体験が積み重なった結果、枠を取ること、分析すること、マイスタイルを持つこと、を意識するようになりました。

以前は、思考を巡らせている時に疑問を抱いても、自分の今までの経験則や体験、調べた中でそれらしい答えを探して紐づけ、表面だけをなぞったり目先のものしか見ていませんでした。この取り組みを通して、日常のさまざまな瞬間で「なんだろう?」と“物事”の奥を見るようになったのです。目まぐるしく変化する時代の中で、今や簡単に知りたいことを手に入れられる現代です。逆に、情報が手に入るからこそ、考えが制限されることが増えるのではないかと思います。

先を見越すほどの…とまでは言いませんが、日常にあふれている“物事”や“言葉”、“あり方”に対して「なんだろう?」と抱く視点は大切であり、重要になってくるのではないでしょうか。

・上田

物事を深く考え、いろんな角度から見るようになったのはもちろん、視点を増やすために物事・場所・人に触れる機会が増えました。いろんな物事・場所・人に触れることでそれぞれが持っている範囲の思考の広がりを感じることができるし、取り入れることも容易にできるようになったなと思います。

そうして広がった結果、物事をポジティブに捉えるようになりました。元々、目の前のものを肯定的に受け止めるタイプでしたが、それはあくまで白か黒かとか、良い悪いとか限られた範囲の中の肯定で。もっと広くて、多面的に捉えるようになりました。視点が増えたから、ポジティブな選択肢が以前より広がったんです。そうすると自然と、自分の中で自分なりの正解を定義するようになりました。他者の考えや視点を知ったことで、自分が出したモノに対する根拠が生まれたのかなと思います。

・小林

今回のプロジェクトを通して、「えんぴつ」や「家」だけでなく、私自身を含め身の回りにあるもの全てが、その「もの」としてのレッテルの中で存在しているのだなと感じました。

私自身とそれ以外の人は明らかに違う「存在」ですが、「人間」という定義としては体を構成している物質はほとんど同じ。遺伝子だって99.9%変わらないと言われています。

容姿や生まれ育った背景、の違いなど、絶妙なバランスの積み重ねで個々が定義されて存在を保っていると思います。それは、「本質をとらえてあたらしい価値をつくりだす」という上で重要なことだと思います。

・上谷

繰り返しの果てに「あたらしい価値」が生まれるのかな、と思いました。私たちが考える「あたらしい価値」はこれまで先人たちが積み重ねてきたものを重ね合わせる先にできる、と。

一緒に「家」について考えた方とさまざまなことを話しながら、「あたらしい価値をつくりだすとはこういう瞬間にこそあるのではないか」と感じたのです。突拍子もないひらめきとか、天からアイディアが降ってくるのではなく、それぞれに研ぎ澄まされた個性の重なり合いで、これまでと異なる色合いが生まれる、というような感覚です。無から有は生まれない、と言いますがまさにそれを実感しました。

・一山

シンプルに「好奇心」や「問い」を持ち続けることじゃないかと思います。

単一的に考えず、物事の本質を考えて、多面的・多角的に眺めてみて、自分がこれだ!と思うまで考えて、それを抽出して、ほかのモノゴトに繋げていけないか?ということを意識するようになりました。

他のクリエイターの方々と一緒に取り組むことで、自分じゃ持ってなかった視点の吸収はもちろん、その人が経験・体感してきた実体験を伴っているからこそのリアリティを猛烈に感じて刺激を受けたり。"その人の、人生で経験したことを通して見てる世界。”を知れて、取り込んでいくというが面白かったし、最初は想像できてませんでした。

あとは、物事がアウトプットされた中にある、自分たちには見えないプロセスや試行錯誤に意識が向くようになりました。一つ一つ細部までにに意図や試行錯誤が込められているものを感じ取りたいし、感じ取る力を付けていきたいです。

最後に、吸収して変化しつづけることは実践していきたいなと思います。自分の考えが仮に体系化されていなくても、メモに残してみたりして変化し続けていきたいなと。

1年前、半年前、極端に言えば昨日と今日、自分の書いていること変わってなかったらやばいと思って。単に情報を受け入れて終わりではなくて、「考える癖と生み出す意識」を持ち続けたいと思います。

私たちの取り組みの先にある「未来」

「未来」の姿を知る人がいないからこそ、来るべき未来に向けて人は考えを重ね、奔走します。私たちも同じく、どうなるかわからない未来を自分たちの手でつくっていくために、今できることを試してみるのです。

それが正解かどうかは、未来から今を振り返った時にしかわかりません。しかし、取り組んだ過程や、考えたモノはきっと「未来」に生きるのだと信じています。



今回私たちが取り組んだプロジェクトの詳細は、下記より確認できます。

Focus core, Create different -本質をとらえ、あたらしい価値をつくりだす-
https://mindfree.jp/c5saku5/


共に「未来をつくる」仲間を募集中です

この取り組みを通して「もっと具体的に世の中にアプローチするプロダクトを生んでみよう!」と、新たなプロジェクトが始動しています。気になった方はぜひ、一度オフィスに遊びに来てくださいね。みなさんとお会いできることを楽しみにしています!


次回更新もお楽しみに!

マインドフリー株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
マインドフリー株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
5 いいね!
5 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

asai yurikaさんにいいねを伝えよう
asai yurikaさんや会社があなたに興味を持つかも