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【エンジニア志望学生必見!】20代エンジニアマネージャーが語る!マイクロアドでの挑戦と成長の軌跡

こんにちは、マイクロアド採用担当の田中です。

マイクロアドでは、20代でマネジメント職に就いている社員が多く活躍しています。今回は、その中で特に活躍している20代のマネージャーが、どのようにしてマネジメント職に就くまでのキャリアを積み重ねてきたのか、その経緯を伺いました。今回は、サーバーサイドエンジニアのマネージャーを務める酒井真章さんにお話をお聞きしました。エンジニアを目指す学生の皆さんに、マイクロアドでのエンジニアとしてのキャリアパスを知っていただく良い機会となれば幸いです。

自己紹介をお願いします!

酒井 真章です。2020年に新卒でマイクロアドに入社をしました。大学時代には情報工学だけでなく、電気・電子・通信など幅広い分野を学んでいました。大学院では、数理最適化を専門とする研究室を選び、数値計算、特に組合せ最適化をテーマに研究を進めてきました。

酒井さんはどのように就活をしましたか?

実を言うと、当初は修士課程修了後に博士課程に進むことを考えていました。しかしそうなると、別の研究室に異動する必要性があったため、修士時代の研究をそのまま続けるのが難しくなり、就職に切り替えることにしました。就職活動を始めたのは、修士2年の8月頃からで、9月には就職サイトに登録し、本格的に活動を開始しました。

就活中は、どのように企業を選んでいましたか?

企業選びの際は、「9月の遅い時期でしたが採用をしており、翌年の4月から働けるところ」「フレックスタイムで始業時間が早くないところ」「個人的に最低限ストレスの無い生活ができる初任給がある会社」を軸に絞り込み、その中でマイクロアドに出会い、応募しました。

マイクロアドへの決め手はどういったところでしたか?

企業選びの際は、「アルゴリズムが活用できるエンジニアの求人で、給与面でも納得できるところ」を軸に探していましたが、最終的にその会社で働くかを決めていたのは、社風や一緒に働く人でした。実際に面接を受ける際には、「面接官と話しやすいか?」という点を重要視しており、その観点からもマイクロアドは非常に良い印象を受けました。特に、一緒に働くエンジニアの方々と直接面接する機会があり、とても話しやすく、素直にコミュニケーションが取れたことが決め手となりました。また、最初に内定をいただいたのもマイクロアドであったことから、入社を決意しました。


入社から現在までの経緯について教えてください!

入社当初、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)の広告配信システムを開発するチームに配属されました。新卒として配属されて間もないころは、「DSPとは何か」を学ぶ段階で、さまざまな開発に取り組んでいました。業務に慣れてくると、ディレクターやビジネス側からの依頼にも対応するようになり、少しずつ案件の整理や調査など、開発以外の業務も担当するようになりました。

現在はマネージャーとして活躍されていますが、マネジメントに携わるようになった経緯も教えていただきたいです!

当時のチームリーダーは非常に技術に精通しており、開発を力強く進める方でした。そのため、僕は積極的にマネジメントや依頼対応、タスク整理といった役割を引き受け、リーダーをサポートしていました。こうして開発とマネジメントを半々で行っていた時期が続き、次第にマネジメント業務が増えていきました。現在のチームに異動してからは、マネジメントを中心に担当するようになり、正式にマネージャーとしての役割を担っています。

入社してから一番苦労したことや、やりがいを感じた瞬間を教えてください!

学生時代はアプリ開発のような経験がなく、研究ばかりをしていたので便利なフレームワークやライブラリを使ってコードを書くというよりも、標準的なライブラリのみを用いてフルスクラッチでコードを書くことが多かったです。いざ入社してコードを見ると様々なライブラリや便利なツールが使われており、それらの使い方に慣れる必要があり苦労しました。

なるほど、最初はツールに慣れるのも大変だったのですね!

はい。また、広告配信システムでは、アプリケーション間の通信や複数のアプリケーションでの連携の仕組みを理解するのに苦労しました。大学時代の授業で聞いたレベルの知識はあったものの、実際に動くものを作る上では多くの新しいことを学びながら進めていく必要があるので大変でした。

業務面でも苦労したことはありますか?

マイクロアドでは過去に「MicroAd BLADE」というDSPを運用していましたが、私は「BLADE」の後継機として新たにリリースされた「UNIVERSE Ads」の段階から開発に関わりました。「UNIVERSE Ads」が試運転を開始した頃に入社し、それ以降開発に携わってきました。

「UNIVERSE Ads」が本格的に稼働し始めた際、これまで「BLADE」で運用していたアカウントや広告を移行する必要がありました。実際に移行するとシステムに急激な負荷がかかり、広告配信に支障が出てしまい、毎日のようにアラートが鳴る中で、障害対応に追われる時期が続きました。休みの日や通常の開発中でも頻繁にアラートが鳴り、そのたびに「どこがボトルネックになっているのか」を調査する機会が多くありました。そうした中でシステムの流れを把握し、既存の実装を見直すことも多く、結果としてシステム全体を比較的早い段階で理解できたと感じています。苦労も多かったですが、このタイミングで入社したことは、結果的に良かったと思っています。

達成感を感じた瞬間はいかがですか?

そうですね…。やはり先程もお話しましたが、プロダクトのトラブル対応が落ち着いたことでしょうか。振り返ってみるとプラットフォームの移管という大きなプロジェクトで発生した問題を乗り越えたときの達成感が特に印象に残っています。あのときの経験が良い成長の機会となりました。

大変だったことも、振り返ると良い経験になっているのですね!

はい。当時は新卒で、1人で解決するような華々しいエピソードはありませんが、分からないことがあれば先輩に聞き、先輩たちにサポートしていただきながら修正に取り組むことで、少しずつパフォーマンスも改善され、今では平穏な日々を送っています。あの頃は辛かったですが、やはり一番やりがいを感じた時期でした。

あの時が、プログラミングやアルゴリズムにも没頭していたのである意味一番「エンジニアらしく働いていた」かもしれません。

お仕事をするなかで心がけていることや意識していることがあれば教えてください

仕事をするうえで気を付けていることはいくつかあります。例えば、心理的安全性ですね。マイクロアドは比較的、心理的安全性が高い会社だと思っているので、今後もそれを維持していきたいです。また、働きやすい環境作りも重要だと考えています。

チームの心理的安全性を高めたり、働きやすい環境を作るためにどのような工夫をされていますか?

先ほど障害が発生するエピソードを話しましたが、実際にそれを自分の成長と受け止めて楽しめる人もいれば、一つの案件に集中して満足のいくものを丁寧に作っていきたい人もいると思います。

プロダクトや扱うものが変わると、その都度「今何を考えていたんだっけ?」と頭を切り替えなければならないのですが、それは意外と負荷がかかりますし作業効率的な観点でも良くない影響を及ぼすことが多いと思います。ですので、特定のプロジェクトにじっくりと取り組む時間や、そのプロジェクトに使う技術を学ぶ時間を確保し、いろいろなことを中途半端に仕上げるのではなく、1つのものを高い完成度で作り上げてもらおうと思っています。

そのための業務の割り振りや調整は、意識して行っています。ただ、あまりにもゆっくりしすぎると、ぬるま湯に浸かっているような状態になってしまうので、そこはバランスが難しいですね。やりすぎると納期が無限に伸びるような状況にもなりかねないので、その点も気を付けています。


マイクロアドで働くことの魅力、またエンジニアとして働く魅力を教えてください。

エンジニアとしての経験はまだマイクロアド1社だけですが、僕が一番感じるのは「物事の解像度が上がる」ことだと思います。

例えば、ただプログラムを書くというだけであれば、既にある仕様書のとおりに書くことで動かすことはできると思います。でも、会社で大きなプロダクトを扱う場合は、より良いシステム設計や、長期的な保守まで考慮する必要があります。その際、ドメイン知識や、「なぜこれをやるのか」「どんな解決策を求めているのか」といった背景を理解することが非常に重要です。

マイクロアドでは、コミュニケーションを通じて、会社が何を目指しているのか、どうすればそれが実現できるのかを学びながら働けます。このように、全体の背景を理解していくことで、自分からも提案ができるようになります。例えば、「こうした方がもっと効率的ではないか」や「長期的にはこの形が良いのではないか」といった設計面での提案が可能になります。

こうして解像度が上がってくると、将来的な保守に対する設計もしやすくなりますし、実際の開発でも背景を理解していることで、作業がスムーズに進みます。僕は、背景が分かっていた方が開発しやすいタイプなので、こうした環境は非常に魅力的だと感じています。

ビジネス側の背景を理解することは、エンジニアとして開発の能力を上げることにもつながるのですね!

はい。プログラムを書く上で、仕様書が完璧にかかれていることはある種の理想ですが、プログラム自体は結局、コンピューターに「何をするか」を一つひとつ教える作業です。解像度が高くなければ、適切なコードを書くことは難しいと思います。そういった意味でもマイクロアドで働くことで、ビジネス的にやりたいことの解像度が上がっていくのは、エンジニアとして非常に魅力的だと感じています。

入社してから、酒井さん自身の成長や変化について、どのように感じられていますか?

入社当初はプログラムを書くことに集中していましたが、今ではチームや組織全体のことを考える時間が増えています。会社のコストにも敏感になり、より効率的な運用を考えるようになりました。全体の最適化を考えるようになったことが、大きな成長だと思います。

ビジネスコストに見合う設計をどうすれば良いか、またビジネスがどのタイミングで動き出すのかを見極めながら、コストを抑えつつ最大のインパクトを出す方法を考える機会が増えています。ただ、短期的に早く作り上げても、長期的な保守のコストがかさむと逆効果になるので、バランスを取ることが大事ですね。

エンジニアとしてプログラミング力だけでなく、コストを含む全体の最適化も考えるようになったのですね!マネジメントについてはいかがですか?

チームマネジメントの面では、どうすれば持続可能で自走できるチームを作れるかということを意識しています。案件の割り振りや進め方を考える時も、仮に僕がいなくてもチームが回る体制を作ることが重要です。もちろん辞めるつもりはありませんが、いつ何が起こるか分からないので、属人化しないような体制作りを心がけています。

また、マネジメント業務が増えるにつれて、会社で動くお金にも敏感になりました。僕の金銭感覚が未だに庶民的すぎるかもしれませんが、会社で動いている金額を見るたびに「こんなにお金が必要なのか!」と驚いています。「これならもっと節約できるのでは?」と考えることも多いです。

最後に、ご自身の今後についてはどのように歩んでいきたいですか?

これからも、楽しむことを忘れずに開発を続けていきたいです。

それと、上司としての立場では「頼られなくなったら終わり」だと感じています。今回色々と話しましたが、すべて現時点で完璧にできているわけではなく理想も含んでいます。引き続きマネジメント業務だけでなく開発は続け、メンバーにはエンジニアとして示し続けていきたいです。またビジネス的背景も理解したうえで仕事に取り組み、メンバーのプロダクトへの理解なども深めていけるようになれると嬉しいです。

マネージャーとしてはいかがですか?

チームをマネジメントする中では、メンバーの個性やアイデアを引き出すことを大切にしたいと思っています。若いメンバーは、狭い領域でも尖った意見やアイデアをたくさん出してくれるので、それをまとめ反映させつつ、彼らの相談相手にもなれるような環境を作りたいですね。

正直なところチームのメンバーは能力が本当に高いと思っているので、あとは僕が辻褄を合わせる「パズル」をするだけで、チームはうまく回るんじゃないかと最近はよく思っています。

■編集後記

マネジメント業務や依頼対応、タスク整理といった開発以外の業務を積極的に引き受け、その成果が評価されて正式にマネージャーとなった酒井さん。自身の業務にとどまらず、組織全体を見据えて主体的に働く姿勢は、マイクロアドが大切にしている価値観を体現していると感じます。

また、マネジメントを通じてビジネス側の背景を理解することで、エンジニアとしての開発スキルも向上させていける点は、自社開発企業であるマイクロアドならではのキャリア形成のあり方だと思います。


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