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【代表インタビュー】「技術」を「世の中の役に立つもの」に変えて、社会に還元したい


教育系出版社で積み上げた経験をもとに「子ども×医療×IT」サービスへの想いから創業

ー 創業前はどんなことをしていましたか?

教育系出版社の学研で、「子ども」に関わる様々な企画をしていました。おもちゃ、文具、絵本、幼児教育、食育など、多くの企画に携わってきました。


ー 創業のきっかけは?

元々、いつかは起業したいと思っていました。まずは会社員として経験を積もうと、とにかく周りの2〜3倍は働いたと思います。多くの経験を積む中で、今までやってきた「子ども」を軸に、まだやったことのなかった「医療」の分野にチャレンジしようと決めました。

当時はちょうど予防接種法が改正されたばかりで、自治体や小児医療現場が混乱していることがわかりました。小児科の医師と話した際に「予防接種のスケジュール管理が大変で困っている」と聞いて、日程計算であればITの力で解決できると考え、【予防接種スケジューラー】の開発をはじめました。


「現場の声を聞いて、現場が使いやすいものをつくる」ものづくりマインドを大切にしたい

ー 企画は得意分野のようですが、開発はどのように進めたのでしょうか?

企画や要件定義は自身で行い、開発は以前一緒に仕事していた方や外部の会社と協力しながら進めました。

ただ、いざ開発をはじめてみると、予防接種制度に曖昧な部分が多く、コンピューターシステムに馴染まない箇所が多々あることがわかりました。色々な人がシステム化にトライした痕跡も見つかったのですが、どれもモノにはならなかったようで。

私も何名かのエンジニアに相談しましたが、なかなかうまく構築できず、諦めかけていた時に現CPO・太田と出会いました。私が求めていた理想のシステムを彼だけが唯一完璧に実現してくれたのです。

その後、フリーで活動していた 現CTO・鈴木も加わり、二人のおかげで当時としてはなかなか画期的なシステムが完成したと思います。

予防接種スケジューラーは最終的に特許も取得することができ、今では多くの自治体で使っていただいています。


ー 特許も取得した「予防接種スケジューラー」ですが、自治体の反応は?

現場にいる自治体の方からは「前例がない」とのことで、契約書から一緒に作成するような状態でした。

リリースにあたって、開発会議にも一緒に入っていただき、現場の困りごとや要望を取り入れてブラッシュアップを重ねました。生の声を取り入れると、システムにも魂が吹き込まれる気がするんですよね。瞬く間にクオリティの高いシステムになっていきました。「現場の声を聞いて、現場が使いやすいものをつくる」ということは、ものづくりマインドとして今も大切にしています。

現在は、電子母子手帳や予約システムなど様々な機能を搭載した【子育て支援アプリ 子育てモバイル】として、約300自治体に導入されています。


ー その後、どのように事業を拡大していったのでしょうか?

【子育てモバイル】の実績をベースに、官公庁や自治体の声を聞いて、ニーズや時流に沿った自社開発サービスで事業拡大を図ってきました。

電子申請化が推進されるタイミングでは、【マイナポータル ぴったりサービス】に独自のAIシステムが採用され、最近では【ワクチン接種記録システム(VRS)】や【新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリ】のシステム構築にも携わりました。

その他にも、社員の「こんなのあったらいいな」の声から生まれた【離乳食スケジューラー】など、官公庁・自治体だけでなく様々な人の声に耳を傾けながら、ものづくりを続けています。


ー 事業拡大を通して実感した、ミラボの強みはありますか?

1つ目は、新しい事にチャレンジして形にするところですね。当初は懐疑的な声も多々ありましたが、試行錯誤の末に必ずやり切ることで少しずつ信頼を獲得し、多くの実績を重ねてきました。

2つ目は、基本的に全ての開発を内製化していること。外部の方に協力してもらうことも考えたのですが、ミラボが大切にしている「ものづくりマインド」は、なかなか短期間では共有できません。品質にこだわるためにも、一人一人ときちんと向き合い正社員として迎え、ノウハウを社内に蓄積・共有することを大切にしています。

■ 「技術」を「世の中の役に立つもの」に変えて、社会に還元したい。



ー 今後の展望について教えてください。

今後も受託開発ではなく自社開発サービスにこだわることを前提に、社会福祉に携わる各業界のスペシャリストとITのスペシャリストとして対等なパートナーシップを築き、新たなサービスを開発することも考えています。

ITには「1」を「100」や「1000」、それ以上に大きくする力があると思っています。だからこそ、スペシャリストが持つ素晴らしい知識や蓄積されたノウハウを、ITの力を組み合わせることで世に広めていきたいと思っています。


ー そんなミラボに、これからどんな方に入社してほしいですか?

自分の技術や得意分野に対してプロとして、いい意味でプライドを持った方に、是非仲間に入ってほしいと思っています。得意なことに集中し、伸び伸びと仕事ができる環境づくりをしてきましたので、ぜひミラボの環境で活躍してほしいです。


ー 最後に、メッセージをお願いします。

仕事は、人生の中で大きなウエイトを占めていると思います。せっかく自分の大切な命である時間を使うのであれば、世の中の役に立つこと、社会に貢献できることに使ってほしいです。

自分がもし人より長けている技術を持っているのであれば、それは社会に還元すべきだと考えています。あなたが持っている素晴らしい技術を、ぜひ世の中の役に立つものやサービスに変えて、社会に還元してみませんか。そういった活動の場としてミラボを選んでいただけると嬉しいです。

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