オフィスがパンクしそうだ!
気がつくといつも会議室の取り合いになっていました。社員がどんどん増えてきているので出社日にはいつも会議室が足りない状況でした。
2017年にフロアの一部を借りるとこから始まった日本橋オフィスは気がつけば手狭になってました。
ただちょうどコロナもあり新しいオフィスを借りるのかどうか逡巡するところもありました。
この記事ではメリービズは
- コロナ禍においてどのような検討を経てオフィス移転を決めたのか?
- どのようなオフィスづくりを目指したのか?
について書いていこうと思います。
コロナ禍においてどのような検討を経てオフィス移転を決めたのか?
実はメリービズは2019年の終わりにオフィス移転を検討したことがあります。
* 当時検討していたオフィス
2020年1月には物件を契約するところまで至りましたが、コロナが流行り始めたのもありその物件をキャンセルしました。(不動産会社には、もちろんキャンセル料を払いましたが、多大なご迷惑をおかけしました。)
結果として、その判断は正しかったです。しばらくして2020年3月くらいからメリービズは完全リモートワークに切り替えます。家賃によるコスト増を抑え、採用に資金を割り振ることができたので、非常に良かったです。
リモートワークに慣れていく中で、チームビルディングの難しさにも直面します。2020年には、5名新しくメリービズに入社しています。 1度も新メンバーに会わずに入社する社員も増えてきました。
少しずつチームとしての一体感が損なわれていくのを感じました。
2021年に入り、 コロナが弱まるタイミングでオフィスデーを設けるようにしていきます。週に1回オフィスに集まる日を作りました。リモートワークではなかなか話す機会がなかった他のチームのメンバーとも話す機会が増え、チームは活性しました。
* リアルに行う会議の安心感を感じる瞬間
またリモートワークだとどうしてもテキスト中心のコミュニケーションが増えそれに慣れないチームメンバーもいたため、 そのメンバーにとってはストレス軽減に繋がりました。
リモートワークの良さ、オフィスワークの良さを2021年で改めて確認することができました。
そうした中で、2021年は更に6名の社員を採用することができ、いよいよ延ばし延ばしにしてきたオフィス移転を真剣に検討をしなければいけない状況になりました。
メリービズはコロナ禍においてどのようなオフィスづくりを目指したのか?
ここで改めてオフィスというのはどのような機能が必要かを考えました。
- デスクワークをするため
- ミーティングをするため
- 全社員向けのアナウンスメントするため
- 雑談をするため
- イベントを開催するため
- その他の集まりのため
定常業務などは誰にも邪魔されず黙々と仕事に向き合った方が集中でき、効率的なためリモートワークが向いている場合があります。
定例ミーティング画像メンバーが顔なじみで話す内容が決まってるものもリモートワークで十分だ場合があります。
何よりリモートワークにより通勤時間がなくする事が大きなメリットになります。遠方から通ってる社員や、お子さんがいる社員などはリモートワークが助かる場合が多かったです。
一方で、企画のようなものはコミュニケーション量が多く必要なので、やはりオフィスでやるほうがうまくいきました。オンラインでmiro等のウェブツールを使ってやっても、なんかイマイチうまくいかない場合があります。
帯域の問題で、リアルに比べて、ビジュアルでは画素数や画角、音声では同時になかなか話せないという問題があり、リアルな体験に比べてオンラインでの体験は劣ることになりました。
そして、オンラインだとどうしてもテキストコミュニケーションが多くなるため、テキストコミュニケーションが得意なひと、不得意なひとでストレスレベルが異なることがわかりました。
オフィスにいると、雑談が発生しやすかったです。エレベーターにのるタイミングが一緒だったり、ランチのタイミングがあうので気軽にお話ができるのです。
オンラインだと、discord等もありますが、なかなか雑談をするのにタイミングをあわせないといけないという問題がありました。
コロナが発生する2年ほど前の2019年に、COOの山室さんが「避粉ワーケーション」というので沖縄で仕事を2週間ほどしたことがありました。山室さんはウェブカメラをつけっぱなしにしていましたが、それでも普段よりは話しかけにくかったです。
* オフィスでカメラをつけっ放しにするアイディアもありましたが、不評でした(反対されました)
そして、自宅にいてウェブカメラをつけっぱなしにするのはかなり抵抗感がある方が多いです。
どのタイミングに話しかけると邪魔にならないのか?ここを把握するのがオンラインだとなかなか難しいという課題がありました。
メリービズの新オフィスで何を意識したか?
* メリービズ新オフィスの様子
* 新オフィスで活き活きと話すCOO 山室
オフィスはもはや機能では無い、と考えるようになりました。
オフィス移転のプレスリリースの中で書いた文章があります。
コロナ禍となる遥か前の創業時から、メリービズは既にオンライン業務やリモートワークを取り入れていました。オンライン・オフラインを問わず、社員メンバーの活動、海外含め1,000名以上いるリモートスタッフとの協働、さまざまな規模・業種の顧客のバックオフィスオペレーションをはじめ、多くのコミュニケーションが発生します。コミュニケーションのハブになるオフィスは物理的な空間以上のシンボリックな意味があると考えています。
「拠り所」をつくることがオフィスの意義であると考えました。
メリービズはオフィスがなくても、恐らく機能します。
しかし、敢えてオフィスを用意するのは、何かイメージできるもの、具体的なものがある方が人間は安心します。そんな機能としてオフィスがあるのだと考えるようになりました。
何となくみんなが集まりたい場所、そしてそこで自然と会話が生まれる場所。
実はオフィス移転は完了していますが、オフィスづくりは完了していません。
もしかして、永遠に完成しないのかもしれません。そしてそんなところで良いかもしれません。
みんなでつくっていき、変わっていくオフィスというのが、メリービズらしい。
具体的なオフィス移転プロジェクトの様子は別の記事になる予定です!
* 日本橋オフィスからの荷物運びたしの様子
どのようにオフィス物件がきまったのか?どのようにオフィス移転したのか?その準備は?等については別の記事になる予定です!こちらもお楽しみにしてください!