なにをやっているのか
ショップ・モビリティのプラットフォーム「SHOP STOP」
Mellow、土地オーナー、出店事業者の3者による空地活用を提案
◆Vision:目指す世界観
会いたいお店がやってくる。
わたしたちは「会いたいお店」がやってくることをあたりまえにして、 それぞれの豊かさをそれぞれの想いで満たし続けられる仕組みを実現していきます。
◆モビリティビジネス・プラットフォーム
BUS STOPがバスの停留所なら、 SHOP STOPはお店の停留所。 SHOP STOPには毎日色々なお店がやってきます。
毎朝届く焼きたてのパン 産地から直送される鮮魚や野菜 休日には本屋や雑貨、古着屋さんが並び、ネイルやマッサージみたいなサービスも 「お店に行く」から「お店がやって来る」へ 。
それがSHOP STOPがお届けするサービスです。
営業場所はMellowが土地のオーナーと交渉します。Mellow、土地オーナー、出店事業者の3者の協力による、空きスペースに価値を生み出す豊かな街づくりを提案することで実現しています。
なぜやるのか
開業支援の1つとして提供している車両のリースサービス「フードトラックONE」。納車式の様子。
フードトラックが訪れることによって、空きスペースに「賑わい」と「新たな価値」を生み出します。
◆なぜ創業したのか
Mellowが創業する10年以上前から移動型店舗は存在しました。移動パン屋であったり、コーヒーを淹れてくれるトラックであったり、もちろんフードトラック(キッチンカーという名称でも知られています)も。Mellowのサービスを通じて初めて目にした方もまだまだ多いかもしれませんが、実は根強い人気があるサービス形態です。これだけ長い年月無くならない訳ですから、確かなニーズがあるということです。求められていることの確信からこの事業は始まりました。もしまだ利用したことが無いという方はぜひ利用してみてください。その理由が分かるはずです。
◆外部環境と実績
フードトラックの開業者は年々増加しており、Mellowが創業するまでの10年間で毎年右肩上がりで2倍以上にもなりました。ただし、料理人が自分で土地のオーナーと交渉して利用できる場所には限界があります。Mellowは不動産業界に対して個人では利用契約を結ぶことが困難な空地に対して活用方法を提案し、一定のトレンドを確立できました。実際、月次の流通総額は創業年からコロナショック前までは平均して2倍前後の成長があり、飲食業界にとって破壊的なダメージを与えたコロナ禍の1年間でも落ち込むどころか1.2倍にマーケットを拡大させました。
◆Mellowの提案とは何か
社会背景として、ITを代表する技術の発展により情報の伝達と移動の効率が飛躍的な向上を続けています。これにより個人店が活躍するチャンスが広がったとともに、不動産をはじめとした空間価値が見直されつつあります。
そういった土地活用にまつわる状況に悲観的なアプローチをするサービスかと言うとそうではありません。今起きていることの本質は技術の進歩によりコンテンツを動かすハードルが下がってきていることです。例えば商品としてのモノをオンデマンドに供給者から離れた場所に届けるサービスは既に多くあります。ECサイトやデリバリーといったものがそうですね。または、人だけが移動してサービスを成立させるものもあります。家事代行やケータリングなどがそうです。この延長として、シェアリングエコノミーといった設備を固定化させて人だけを移動させるAirbnbのような民泊やシェアオフィス、シェアキッチンなどもあります。これも不動産の新しい活用方法の1つと言えるでしょう。
ただし、フードトラックのような調理設備といった大型の耐久消費財を含む店舗のパッケージと人の組み合わせを移動させるという発想はまだ一般的ではありません。私たちが特に注目しているのは、サービスを提供する人と設備はセットでないと価値を発揮しないものがある、または設備のほうを移動させないと成立しないシーンがあるという事実です。流動性の低い屋外空間の今後に注目し、その役割をアップデートしましょうというのが私たちの提案なのです。
また、商品がオンデマンドで手に入りやすい現代だからこそ、情報が統合され、万人にとって嬉しいサービスが追求されますから、コンテンツの差別化に疲弊してきているようにも見えます。その追求は社会の機能として必要であることは疑う余地はありません。ただ情報や商品が簡単に手に入る世の中だからこそ、均一化されない人の個性に目が向き、人間性に回帰している流れも感じます。Mellowはそういった、社会機能として満たされないニーズを埋めにいくことを目指しているのです。
◆競合と今後の見通し、Mellowがやる意味
Mellowの提案する社会基盤とはモビリティ・ビジネスであり、それは人とサービス設備のパッケージである、という説明をしました。この提案そのものが受け入れられないケースを考えてみます。1つ目に、そもそも「人と店舗のパッケージ」に対して社会が投資しないケースです。これは社会の反応と潮流を見る限り可能性は低いと考えています。2つ目に、モビリティー以外の手段で「人と店舗のパッケージ」が開発される未来です。こちらのほうが可能性は高そうですが、今のところ、Mellowが作ろうとしている経済圏が成立しなくなるほどの代替手段は出てきていないと考えてます。
次に、同業者の存在があります。Mellowとの明確な違いは「規模」と「配車管理」です。Mellowはこの2つの要素によってコンテンツの流動性を担保しています。これは「人と店舗のパッケージ」に求められる大きな要件です。毎日同じ店舗ならモビリティの意味はないからです。今の時点ではこの前提が一致している業者はおらず、一見手段としてのモビリティが同じでも提案している内容そのものが異なります。
結論として、これらの価値提案を進めている企業はMellowの他にはなく、社会的使命であると考えています。
どうやっているのか
対話をベースにお互いの意見を共有し合う文化を大事にしています。
社員、業務委託、派遣スタッフ、リモートワーカー等多様な働き方のメンバーが日々共創に励んでいます。
◆Value: 大切にしている価値観
それぞれの強みを発見し、価値にする
わたしたちは個人ごと、企業ごと、それぞれにユニークな強みがあることを信じています。それらを発見し、社会に対して価値ある形にしていくことを大切にしています。
◆行動指針
「挑戦」いまのままの自分ではできないことに挑むこと
「対話」お互いの立場や意見の違いを伝え合い、それを認め合うこと
「成長」いままでよりも成果を生み出せるようになること
「挑戦・対話・成長」が生み出す好循環の実現を目指しています。
◆パフォーマンスを発揮しやすい環境
フルフレックス(コアタイムなし)やリモート勤務などメンバーが最大限能力を発揮できるよう自由な働き方が導入されています。
◆Mellowで働いている人々
Mellowでは、大手通信キャリアや外資系総合広告代理店出身者や100万人以上に使われるiPhoneアプリを開発したエンジニア、フードトラック運営のベテランから、起業家、など様々なバックグラウンドを持つ仲間が活躍しています。年齢は25歳〜56歳(平均年齢36.5歳)ほどで、実行力があり、仲間思いのメンバーが多く所属しています。
※オフィス内全面禁煙