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メインバンクって?

ベンチャーをやりたい人にとって課題なるのはお金でだと思います。

政府もベンチャーを後押ししているのでいろいろな助成制度に加えて政府系機関も融資を後押ししているようですが、3年目に突入した当社は未だにどこからも融資を受けていません。
「借りたカネ、稼いだカネ、貰ったカネ」を峻別しなければ、経営がルーズになると考えているからです。

経営が本格軌道に乗れば顧客が付きます。
嬉しいことですが、逆に顧客の要請には応えなければならないという義務も背負うことになります。
顧客が安心して会社のサービスを利用して貰うためには、会社を財務的な状況も含めて健全な状態で維持しておく必要があります。(与信なんて言われてます)

昨今はベンチャー積極的に起用しようという動きがありますが、会社も株主などの出資者やステークホルダーに対して責任を負っている以上はいい加減なことが出来ません。
ですから当社では自分の足で十分に立てるようになってから借り入れを起こすという発想で銀行とお付き合いをしています。

当社のメインバンクは京都銀行さん。
最初に会社名義の口座を作る際、大手行は怪訝な顔をしたり追い返されたりすることがままあるのですが、創業計画書を精査して貰って議論をしてから1週間程度で開設して頂けました。
未だに相談には乗って貰っていますが、元々は地域密着行なので東京本社の当社には貸出しできないルールのがあるとのこと。
恩返しをするために、早く成長して京町家に店を出したいと考えています。
ですから創業当時の感謝の気持ちを忘れないために、メインバンクは京都銀行さんとしています。

では、どこと日常は?となりますが、やはりメガバンクと呼ばれるところになります。
個人客として預けていればどこも同じでしょ?
私もそう思っていました。でも実態は全然違います。
あるメガさんは担当はいらっしゃいますが、もう1年近くお会いしていません。電車で2駅で5分、170円の距離ですが。最初の頃はセールスが結構激しかったように記憶しています。
別のメガさんは徒歩圏ですが、1ヶ月に一回は元気付けてくださる電話があり、最低でも2カ月に一回は行ったり来たりしています。
お互いに暇ではないのですが、お互いの顔が見えることが大切という先方の方針に感心して時間を何とか作るようにしています。

帳簿を見て貰いながら意見交換を繰り返しており、今年度には新規雇用と環境評価システム構築の費用(大学への科研費など)を融資で補う方向で調整を進めています。
このメガさんは「二人三脚で行きましょう!! 精一杯協力します」と言葉をかけて頂いており、担当さんが変わってもマインドは変わることがないようです。

銀行選びって結構重要だなと最近思うようになりました。
安易な道に走らずに、しっかり自分の足で立ち、目で見極めるというマインドは大切。
「借りたカネ、稼いだカネ、貰ったカネ」の峻別、経営者のいろはかなと。

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