「医療分野におけるSDGsの達成に貢献する」というミッションのもと、病院をDXするSaaS企業メダップ。現在はforo CRMという病院向けSaaSプロダクトを提供していますが、第2、第3のプロダクト開発も計画中です。
プロダクト開発をさらに加速するため、エンジニアチームの体制も強化しています。2021年2月に入社した小玉に、これまでの経歴やフリーランスから会社員に転身したきっかけ、メダップの開発チームの特徴を聞いてみました。
- エンジニアとしてのスタートはどのようなところだったんですか?
大学院までを北海道で過ごしたのちに、札幌でメーカー系SIerに就職しました。当時はLinuxプラットフォームのフィーチャーフォン開発をしていて、主に設計から開発・テストまで一通りのソフトウェア開発の経験を積ませていただきました。
1社目で10年ほど働く中で役割も変わり、開発だけでなくマネジメントにも携わるようになりましたが、大きな組織でのマネジメントに注力するよりもエンジニアとしてもっと技術の幅を広げたいという思いが強くなり転職しました。
- 10年いて転職するのは勇気がいると思いますが、何かきっかけがあったんですか?
当時から札幌でエンジニアのコミュニティ活動に参加をしていたのですが、プログラミングの勉強会やチーム開発、イベント運営などに携わっていくうちに比較的短い期間でユーザーに価値を提供していくアジャイル開発に興味を持ったことがきっかけです。
結果そのコミュニティの中でご縁があって2社目に転職しました。
1社目はSIerのため数百人〜千人規模のプロジェクトもあったのですが、2社目は20人ほどのシステム開発会社だったこともあり小規模で好きなように開発に関われたことがとても魅力的でした。
2社目ではWindowsプラットフォームでの業務運用支援システムの開発をしていて、6年ほどいました。居心地も良かったのですが、コミュニティ活動で出会った技術力のあるエンジニアが主にWeb系の開発で首都圏のスキルの高いエンジニア達と生き生きと活躍している姿を見ているうちに、自分自身40歳も近くなり小さい子供も居てチャレンジするならラストチャンスかな?と考えるようになりました。
(お子さんと遊ぶ小玉さん)
- その後フリーランスで活動されるんですよね。
はい。同じくフリーランスの友人の紹介で、札幌からリモートワークで首都圏の企業のWeb開発に携わっていました。Web系の開発は初めてで独学だったのですが、東京のエンジニアはやはり若くて優秀な人が多く刺激的で、それを味わってしまうと札幌の会社で働くという環境には戻れませんでした。
またフリーランスだと複数の企業で複数の案件・開発に携われることもあり、技術の幅を広げるためにも良い選択肢だったと思います。
- その後再度会社員として働き始めたのはどういった経緯だったのでしょうか?
フリーランスとして2年ほど過ぎた頃、半年ほど開発に入っていた東京のベンチャー企業の一つからからオファーをいただき、正社員として入社しました。技術の幅を広げたいと思いフリーランスでいましたが、企業や案件によっては社員に比べると責任の範疇や関わりの深さに大きな壁があることを感じていて、そろそろ腰を据えてやってみるのも良いかなと思っていたこともあり、また会社員として開発に携わることにしました。
フリーランス時代は札幌の自宅から作業し、月に1回ほど東京に行き顔を合わせていました。3社目に入社後もそのスタイルは変わらずだったのですが社員としてジョインしたタイミングで新型コロナウィルスの流行があり、なかなか東京には行けなくなってしまいました。また3社目は外国人の入管業務支援事業であったこともあり、コロナ禍の影響で事業的にも厳しくなり、退職することになりました。
またフリーランスに戻ることは検討したのですが、やはり札幌ではなく東京の、特にスタートアップで探していました。自分の市場価値がどれくらいなのか知ってみたかったこともありいくつかの首都圏のスタートアップ企業様とお話をさせていただき、最終的に馬場さん(注:弊社CTO)に相談してメダップにジョインしました。
- 最終的にメダップにジョインしたのはどんなところが決め手でしたか?
馬場さんとは3社目で関わりがあったので、馬場さんが作る開発組織であれば間違いないだろうなと思いました。実際に用意していた会社の資料や開発組織のビジョンがはっきりしていてとてもわかりやすかったです。
またその当時のメダップは社員2名、業務委託2名のチームでまだ決まっていないことも多く、「これから」感がありました。できあがった組織より、これから一緒に作っていけるというところは大きな魅力でした。
- 実際に入社してみた感想はいかがでしたか??
開発組織以外も含めて、メンバー全体が優秀な人ばかりで驚きました。
これまでは受託開発の経験が長かったこともありエンジニアしかいない環境での経験が多かったのですが、メダップではエンジニア以外のセールスやCSのメンバーとも関わらせてもらう機会が多く、非常に新鮮です。
入社して3ヶ月ですが営業の場にも同席させてもらいました。フィードバックをもらう機会が多く、職種の垣根を越えて全員で「課題解決」という一つの方向性を向いているので、エンジニアであっても一次情報に触れられることがメダップの特徴だと思います。
- 今後メダップで取り組みたいことはありますか?
エンジニアとしてはとにかくいいプロダクトを作りまくって、会社の武器を増やしていきたいです。
個人的には40を過ぎて、いいチームでいい仕事をして、感動したいと思うようになりました。上の子が6歳になるんですが、札幌の自宅で開発していることもあり、今のところは「お父さんは毎日家にいて何の仕事をしてるんだろう?」と思っているみたいで(笑)。
メダップでいいプロダクトを作るということは、社会貢献にも繋がっていくと思います。6歳の子が理解するのはまだ難しいかもしれませんが、いいプロダクトを作って、いい社会にして、子供に誇れる仕事をしたいと考えています。
あとは人がいい仕事をしているところを見るのも好きで、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」をよく見るんですが、これにメダップと柳内さん(注:弊社CEO)が出てくれないかな〜とも密かに考えています(笑)。