『HRテクノロジー大賞　外国人就労支援特別賞』受賞記念　　　　　　　　　　　　　　　クラウド健康管理システム『mediment』　　　リーダー陣インタビュー

この度、メディフォンが提供するクラウド健康管理システム『mediment』が、「第8回 HRテクノロジー大賞 外国人就労支援特別賞」を受賞いたしました。

『mediment』は、予防医療から臨床現場まで一気通貫して多言語でプロダクト展開することで、企業人事部が外国人を含む多様な従業員に対して、健診、ストレスチェック結果のデータ管理や分析、産業医療職と従業員のコミュニケーション支援などを行うことを可能にしています。

国内で働く外国人に対して、適切な医療サービスを提供できるようにすることで、外国人の就業環境改善に寄与する優れたサービスであると高く評価されました。

これを受け、『mediment』の開発・マーケティング・CS（カスタマーサクセス）・オペレーションを牽引するリーダー陣にその現状や魅力・これからの展開などについてお話を伺います。

山下 紘央（やましたひろあき）

2015年大阪府立大学大学院海洋システム工学分野卒。株式会社ワークスアプリケーションズにてERPパッケージの開発に関わったのちに、スタートアップである株式会社ストレイナーの創業期からエンジニアとして参画。フルスタックエンジニアとしてサービスやアプリの開発に携わる。2022年9月よりメディフォン株式会社にジョイン。mediment事業のエンジニアとしてだけでなく、PdMとしても活躍している。

Q．今回はmedimentの多言語対応能力が評価されての受賞となりましたが、特にイチオシの機能などはありますでしょうか？

A．50名以上の事業所では実施が義務づけられているストレスチェックですが、日本語と英語だけでなく、中国語、韓国語、ミャンマー語、ベトナム語、ポルトガル語など、10以上の言語で受検することができるため、日本で働くさまざまな国の方のストレス状態をより正確に把握できるようになっています。

またストレスチェックだけでなく、オンラインで気軽に看護師や保健師に相談できる「こころの相談窓口」も多言語対応しておりますので、しっかりと精神的なサポートをすることができます。

Q．多言語対応以外に、medimentの機能やUI/UXで自慢できる面は何ですか？

A．直感的に使いやすく、非常にシンプルでわかりやすいというお声はよく頂戴しております。やはり日々業務で使うサービスだからこそ、ストレスなくかつ効率的に作業できるようにとデザイナーチームのメンバーが日々、ユーザーを細かに理解しどういう導線や画面設計であれば使いやすいかという点を議論してユーザー視点で作り込んでいます。

また、全国平均との比較や企業内での事業所での比較など視覚的にリスクを発見しやすいデータ分析はイチオシ機能となっています。この機能に関してはとにかくぜひ、一度見てもらいたいです。

さらにはコンセプト段階で早く使いたいと言ってもらえている大きな機能を複数リリース予定ですので、こちらもぜひ楽しみにしておいていただきたいです。

Q．受賞の喜びと今後の抱負を是非！

A．この度は大変栄誉ある賞を頂戴し、誠に栄誉に思います。今のプロダクトはエンジニアチーム一人一人の努力の結果だと思っていますので、皆で喜びを分かち合いたいと思います。

これからも誰も取り残さない、多様な人材が活躍できる社会の実現のために良いプロダクト、サービスを全員で作り上げて行きたいです。ありがとうございました。

吉原 啓太（よしはらけいた）

外国人材、特に技能実習生・特定技能人材の活用コンサルティング業を経て、メディフォンに入社。現在は、多言語健康管理システム「mediment」のマーケティングを担当。

Q．medimentの多言語対応能力が評価されて引き合いや、受注にいたった事例などはございますか？

A．はい。外国人材の増加に伴い、多言語対応がサービス導入の上での必須条件になっている企業様が増えています。

特に、外国人エンジニアが多数在籍しているIT企業様からお引き合いをいただくケースが非常に多いですね。また、ベトナムを中心とした東南アジア諸国出身の技能実習生や特定技能外国人を雇用されている製造業や建設業の企業様でも、メンタルヘルスケアの一環として、多言語ストレスチェック機能の活用が広がってきています。

Q．マーケティング・営業活動において、medimentの多言語対応能力以外でご評価頂くことが多い点は何でしょうか？

A．UI/UXの分かりやすさとカスタマーサポートの手厚さをご評価いただくことが多いです。システムに不慣れな方や健康管理業務にはじめて従事される方にとっても使いやすいというのがmedimentの特徴だと思います。

また、単なる健康データの集約にとどまらず、データを分析して従業員の健康維持増進に繋げていきたい、といったニーズをお持ちの顧客に活用いただくことも増えてきました。

Q．受賞の喜びと今後の抱負を是非！

A．人材不足が深刻化する中で、外国人材が働きやすい就労環境を整備するための取り組みは間違いなく活性化してきています。とはいえ、実際にどのようなことをすれば良いのか？について、ベストプラクティスを確立されている企業様は決して多くないというのが現状かと思います。

そのような外国人材雇用に関して課題を抱えている企業様に当社のサービスを活用していただき、多様な人材が働きやすい環境の構築に少しでも貢献できればと考えています。

中西 葉子（なかにしようこ）

大手ITメーカーへ新卒入社、海外向け営業に従事。外国籍の同僚が体調を崩し入退院のサポートをした経験から、医療現場のグローバル対応と予防医療の重要性を感じ、メディフォンに入社。現在は、medimentカスタマーサクセスチームのリーダーを務める。

Q．CS（カスタマーサクセス）でmedimentを導入されているお客様で、実際に良く使われたり、問い合わせを受けたりする多言語対応機能は何でしょうか？

A．最も多く活用いただいているのは、ストレスチェックの多言語受検機能です。

12カ国語に対応しており、「mediPhone」で対応している31言語に向けて今後も対応言語を増やしていく予定です。また、従業員様が英語で健診結果項目を確認できますし、アカウント発行や機能紹介資料も英語対応をしています。

Q．医療通訳サービス「mediPhone」と併せて利用されている事例があれば教えてください。

A．外国籍の従業員を多く雇用されている企業様でmedimentとmediPhoneを併せてご利用いただいています。従業員様の健康管理だけでなく、ご本人の出産・入院時にmediPhoneを利用できて非常に安心できたとお声を頂きました。

また、企業以外の事例ですと、国際教養大学様が挙げられます。2022年4月に、メディフォンの提供するクラウド健康管理システム「mediment」を導入頂いており、外国人を含む教職員の健康管理を効率化しておりましたが、医療通訳サービス「mediPhone」の導入により多言語対応体制をさらに強化して頂いた事例になります。

Q．受賞の喜びと今後の抱負を是非！

A．この度はこのような素晴らしい賞を受賞でき大変嬉しく思います。

日々企業のご担当者様からご相談を受ける中で、外国人を含む従業員様に対してよりよい環境を提供したいという強い想いを感じます。今後も一社でも多くの企業様にmedimentとmediPhoneを通して伴走支援をしていきたいと思います！

早川 里実（はやかわさとみ）

卒業後、大学病院、ヘルスケアクリニック、在宅看護の現場で産業看護師として従事。急性期～終末期まで様々な状況の方々に寄り添うなかで、その人なりの充実した人生・納得した人生が送れるように社会や企業がもっとヘルスケアプロモーションに取り組んでいく必要性があると感じ、メディフォンに入社。現在はmedimentのオペレーションチームリーダー。

Q．medimentのオペレーションチームの主な業務内容を教えてください。

A．medimentのオペレーションチームの主な業務内容は、企業よりアップロードされた健診データを管理しています。データが正しく納品されるように最終確認を行っております。また、従業員の相談窓口も対応しております。

Q．上記業務の中で、外国人従業員に関するもので今取り組んでいること、今後取り組んでいくことなどについて教えてください。

A．従業員の相談窓口については、当社mediPhone事業で活躍する医療通訳者を入れて、母国語でも相談していただくことが可能になっています。異国での生活や仕事は、ストレスが高いことが多く、メンタルヘルスの不調を抱えたり、体調を崩したりする方が少なくありません。

しかし、体調が悪いときに医療的な内容を外国語で説明するのが難しいと感じる方が多いです。母国語で気軽に健康相談をできることが、増加する外国人労働者の方が安心して働ける環境整備の一助になれば思っています。

Q．受賞の喜びと今後の抱負を是非！

A．弊社が受賞したことはとても喜ばしく思います。

今後はより多くの外国人従業員に対して健康維持でき、安心して国内で働き続けられるようにOPのスタッフとして常に何ができるかを考えていくこと、日本人と変わらず必要な医療サポートが受けられるよう、medimentのサービス強化を続けていきます。

以上、『mediment』のリーダー陣にお話をお伺いしました。

メディフォンは、『多様な人々が支え合い、共に成長することで、新しい社会システムの構築に貢献する』を理念として掲げ、電話やビデオを通じた遠隔医療通訳サービス「mediPhone」（メディフォン、https://mediphone.jp/）、クラウド健康管理システム「mediment」（メディメント、https://mediment.jp/）を軸に事業を展開しており、ともに働く仲間を常時募集しております。