あなたの"仕事哲学"教えてください~山口社長~ | ★仕事哲学シリーズ★
今回の記事は不定期企画「あなたの"仕事哲学"教えてください」シリーズとして、Genki Groupの医療・介護領域で活躍されている経営幹部の方をお呼びしました!Genki Groupの経営幹部の...
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今回の記事は不定期企画「あなたの”仕事哲学”教えてください」シリーズとして、Genki Groupの医療・介護領域で活躍されている経営幹部の方をお呼びしました!
Genki Groupの経営幹部の経歴や、どんな想いで事業を推進しているのか?今後の展望は?インタビューを通じて聞いていきます!
就活イベントで社員の話を聞く時間って「どんな想いで仕事をしているのか」「会社のどんなところが好きで仕事をしているのか」「将来的に何をしていきたいのか」など、それぞれの人の”仕事哲学”を学べるいい機会だったんじゃないかと思います。人生の先輩方からキャリアのお話を聞いて学びを深めるめちゃくちゃ貴重なチャンスでした。正直、就活中の学生さんたちがとても羨ましいです。
という発想で始まったのが仕事哲学シリーズです。
前回のインタビューでは、株式会社メディケア・リード・ジャパン、株式会社共生ファーマシー、株式会社サンガジャパンの山口さんにお話を伺いました。これまでのキャリアと共に、携わっている業務や事業への想いを聞かせていただきました。
👆記事はコチラ
今回インタビューするのは株式会社メディクルードの藤井さんです!
👆(藤井さん 株式会社メディクルード 常務取締役。現在は主に財務、歯科事業推進の業務に携わっている。以下、敬称略。)
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《もくじ》
●藤井さんのお仕事は?
●Genki Groupの良いところ!
●将来の展望
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小西)よろしくお願いします。藤井さんは現在メディクルードの常務取締役として、そしてこれまでは様々な業界での仕事を経験されていると思いますが、そんな藤井さんが仕事において大切にされていることを教えてください!
藤井)よろしくお願いします。仕事をするうえで大切にしていることは3つあります。
1つ目「選択肢があれば大変な方を選ぶ」
2つ目「世の中のために頑張っている人の役に立ちたい」
3つ目「やってみようの精神」
おっしゃる通りこれまで様々なキャリアを歩んできましたが、この3つを大切にしながらキャリアを選択して現在に至ります。
小西)ファーストキャリアから現在に至るまで、どのようなキャリアを歩んできたのかお伺いしていこうと思います!
小西)はじめはどういったキャリアを選ばれたのでしょうか?
藤井)私の主なキャリアの始まりは医療特化型の会計事務所でした。会計業務や税務コンサルティングをしていましたね。大学時代に会計を学んでいて興味があったのでこの道を選びました。
小西)「会計や税務のコンサルティング」と聞くと会計・税務の知識やコンサルティングのスキルが求められそうな印象ですが、どうだったのでしょうか?
藤井)会計や税務の知識はあったものの、いざお客さまに税務コンサルするとなると、自分がいかに無知であるかを痛感しました。なにせ実務を知らないですし、お客さまの実情も知らないので、「本当にお客さまのためになるコンサルティング」にはなりませんでした。経験がないため何をどうやって情報収集すればいいかの勘所も分かりませんでした。
小西)会計や税務の知識はあったものの、経験がないために苦戦されていたんですね。どのように乗り越えられたのでしょうか?
藤井)これは人の倍頑張らないと先輩に追いつけないなと思い、しばらくは土曜日も日曜日もずっと仕事をしていましたね。とにかく情報をインプットして、過去の資料を読み解くことで、お客さまの実情が理解できるようになり、ようやく戦力になれたように感じます。
小西)タフな一年間を過ごされていたんですね!慣れてきてからの楽しさなどはあったのでしょうか?
藤井)会計とコンサルティングの両方に楽しさを感じていましたね。会計・税務業務では、会社が利益を出す仕組みを学べることや、税法を読み解き、合法的に節税スキームを考えることで知的好奇心が満たされて楽しかったです。また、コンサルティングの側面では、徐々に「本当にお客さまの役に立つアドバイス」ができるようになってきて、感謝の言葉をもらえるようになり、楽しさを感じていました。
小西)その後はどのような変化があったのでしょうか。
藤井)入社3年目くらいに現在メディクルードが運営支援している聖心美容クリニックの前身「聖心美容外科」のサブ担当になりました。当時の院長は、「納税者番付」の上位にランクインするほど稼いでいました。(注:高額納税者公示制度(納税者番付)は2006年に廃止されています。)担当者としては処理ボリュームが膨大で、間違いは許されないという緊張感はハンパなかったですね。はじめはサブ担当でしたが、会社の事情により私がメイン担当をすることになりました。3年目社員がここまで規模の大きなお客さまを担当できるとは思えませんでしたが、「選択肢があったら大変な方を選ぼう」と決めていたので、メイン担当を引き受けることにしました。
藤井)実際に担当になってみると、高い顧問料をいただいてはいたものの、経験が浅い私はまだまだ信頼を得られていませんでした。そういうのって肌感覚で分かりますからね。それからはひたすら「お客さまは何を求めているのか」、「自分が今できることはなにか」をひたすら模索し続けました。可能な限り直接会って院長や事務長と話を重ねて等身大の自分を出すことで、少しずつ信頼してもらえるようになっていったと感じています。
小西)可能な限り直接会うことはまさにGenki Groupの理念である「現場主義」にも通じそうですね!
藤井)そうですね。直接会って話して、ニーズをくみ取って、相手が欲しいデータ(例えば関連会社も含めた財務分析とか)をオーダーメイドで作って提出してました。
税務担当として正しい経理処理・正しい申告は大原則ですが、それだけでなく経営者と直接会って話し、相手が求めていることを把握し、求めに応じてサービスを提供することが大切なんだと勉強になりました。
小西)自分本位ではなく、相手のことを第一に考えられていたんですね。
小西)聖心美容外科と藤井さんとの関わりに変化はあったのでしょうか?
藤井)税務調査が入ったことで、会計事務所との関係がぎくしゃくし始めました。また、当時聖心美容外科は親族の方が経理を担当されていたこともあり、これから規模を拡大していくためにはスペシャリストの力も必要といった話も持ち上がり、私が財務経理担当としてお誘いをいただきました。
小西)ヘッドハンティングということですね!
藤井)ありがたい話でしたが、美容医療自体にそこまで興味があったわけではないため正直悩んでいました。特定の業界よりも税務・会計を通じて自分の価値を発揮したいという考えがあったため事業会社に行くことに踏み込めていませんでしたね。
小西)最終的に事業会社に入ったきっかけはなんでしょうか?
藤井)決め手はいくつかありますね。自分が求められている場所で仕事ができる喜び。成長する組織に身を置くことで、自分も一緒に成長できる可能性とか。
あとは、税理士としてお金持ちの資産家の税金を節税して報酬をもらうよりも、事業家や経営者の人たちとお話しをする方がワクワクして楽しかったのもありますね。こういう人たちと一緒に汗をかきながら仕事する方が性に合っているなと。
小西)美容医療のイメージはどうでしたか?医療の中でも特殊な領域だと思うのですが。
藤井)今と違ってまだ敷居も高く、人に知られたくないから内緒でやるという、少しネガティブなイメージがありましたね。
ただ、医療でありながら自由診療なので、いかに患者さまに選ばれるかが大事という点は、一般のサービス業と何ら変わることはなく、医療であり、サービス業であり、患者さまから選ばれないと生き残れない自由競争の世界ということに魅力を感じました。
小西)美容医療の面白さも決め手になったんですね!
小西)それでは実際に事業会社に入ってどのような業務をされていたのか教えてください!
藤井)聖心美容外科はGenki Groupの仲間入りするまでに、オーナーが変わるという経験があるんですよ。その期間にも管理部門は私がずっと担当していました。
オーナーが変わるたびに方針や施策が変わるので、現場も徐々に疲弊していき、次第に売上が落ちていきました。数字を追いつつ、「このままだと本当にやばい。資金が底をついたら、どうやって給料を払えばいいのか、頑張っている現場の人達が資本の論理に振り回されるのは絶対おかしい。」といった複雑な気持ちになったことを覚えています。厳しい状況で日々の資金繰りを考える毎日でした。
小西)Genki Groupの仲間になってからの経営状態はどうなったのでしょうか?
藤井)紆余曲折あって、Genki Groupに仲間入りしたときも結構厳しい状態でしたね。そうした中で、現社長がトップに就任し、ドクター含め現場の意見を丁寧に聞いて一つ一つ実行していました。「美容医療の社会的意義、私たちはやれる」というメッセージを発信し、現場の想いと経営目線を融合させて全体に一体感が出てきました。それから徐々に売上も回復し経営も安定していきましたね。
小西)すごいですね。こうして現在の聖心とメディクルードの形が生まれたのですね。藤井さんご自身はどのような業務をされていたのでしょうか?
藤井)私は聖心とメディクルードの管理部門全般が守備範囲でした。資金調達から労務管理まで幅広くやっていましたね。
規模が大きくなるにつれて、関連会社や子会社運営にも関わるようになっていきました。そうしたなかMBO(マネジメントバイアウト)やM&A、関連会社を巡る委任状争奪戦といったなかなか経験できない案件に当事者として関わることができたのは事業会社ならではの醍醐味かな、と思います。まあそのときは必死でしたけどね。笑
2012年からは、子会社を通じて介護事業に関わる機会もいただきました。
小西)業務の幅が広がっていったんですね。様々な領域に関わってどう感じましたか?
藤井)医療・介護の仕事を知れば知るほど、「現場の最前線で頑張っている人はすごいな、この人たちを支えていきたいな」思うようになりましたね。介護現場では、ご利用者さまに寄り添って生活を支えている姿に、また、医療現場では、医療従事者の方が患者さまを救うために診療している姿に直で接して、その想いがさらに強くなりました。
「現場で働く人たちが本来の業務に専念できる環境を作って、煩わしい事務業務はまるっと管理部門が担う、そうすることで現場の方がもっと良いサービスを提供できる体制が作れるのでは」という気持ちは強くなりましたね。
小西)歯科事業や海外進出には、どのように関わったのですか?
藤井)歯科は立ち上げから関わる機会を頂きました。運営ノウハウも無い状態からのスタートでしたね。中古の機器・器材を探して、スタッフも少ない中で始まりました。今思えばドクターにずいぶん負担をかけたなと思っています。笑
この経験を通じて、やりたいことがあれば最初は小さくてもまずスタートすることが大事ということを学びました。創業ドクター2名から始まり、今では6院70名を超える歯科の仲間がいますからね。
小西)こうしてフォレストデンタルクリニックが形になっていったんですね。
👆私たち社長室の新卒社員が関わり、昨年にオープンしたフォレストデンタル大宮院の記事です!「どういった想いを持っているのか」がわかる記事です!
藤井)海外進出も同じですね。中国に会社を作って美容医療を運営するって、管理部門として一体何から手を付ければ?という感じでした。でも、現地に行って動くと、物事が進んでいくんですよね。「事業に対する想いややりたいことを発信し続ければ、必ず協力者が現れて実現できる」という社長の言葉を実感しましたね。
上海の美容医療は軌道に乗るまで結構時間はかかりましたが、成功するまでやり続けることが大切さ、諦めないことの大切さも身をもって学びました。
👆海外展開秘話が載っている記事です!ぜひご覧ください!
小西)次にこの記事シリーズ恒例の質問です!Genki Groupの好きなところを教えてください。
藤井)皆さん基本優しいところですね。医療や介護という職業柄か「誰かの役に立ちたい」という人が多く、優しさにあふれています。どの領域でも共通して感じるところですね。
具体的なエピソードだと、社長室2期生が入社後しばらくしてGenki Groupの施設見学ツアーをしたときのことです。グループの介護施設から送迎車両を借りて、私が運転したのですが、恥ずかしながら私がその車をこすってしまったんです。施設の方は日々の業務を調整してまで車を貸してくださったのに、とんでもないことしてしまったと申し訳ない気持ちで一杯でした。
車を返して謝りにいったとき、「ほらほら、この車はここにも傷があってね、元から修理したいと考えていたんですよね、まあちょうどよかったかな、大丈夫ですよ。」と、私を気遣って優しくご対応していただき、救われた体験がありました。
相手をまず思いやることができるグループの温かさを感じました。
小西)私も様々な領域のグループの方々にお会いしましたが、同じく相手を思いやり、気配り心配りを感じました!他にグループの良さを感じたところってありますか?
藤井)「まずやってみよう」という精神が浸透していることかと思います。医療・介護という保守的な業界ですが「とりあえずやってみて軌道修正していく」といったしなやかさを感じることが多いです。まずスモールスタートから始めてチャレンジできる風土がありますね。そのため、他の企業と比べてもチャレンジ精神があると思います。
それと、課題解決、世の中のためになるのであれば、進んで挑戦することを良しとする文化もあります。これは理念が浸透している現れでもあると思っています。
小西)藤井さんの大切にされている考え方の三つ目が登場しましたね。「やってみるの精神」があるのは、世のためや人のためのチャレンジが良しとされていて、失敗をとがめる文化がないことが素敵だと感じます。
小西)それでは最後に将来の展望を教えてください!
藤井)Genki Groupの存在感を高めていきたいですね。「感動介護」や「現場主義」、「とことん真面目に」といったスローガンからも分かるように、真摯に事業に取り組んでいるグループですので、もっと世の中にGenki Groupの良さを知ってもらいたいなと思います。私は財務の仕事で金融機関の方と接することが多いですが、資金調達だけでなく、Genki Groupの魅力を伝えていく役割がある、と常々感じています。
👆Genki Group介護領域の共通理念です。(元気村グループHP 元気村グループの想いより)
👆聖心美容クリニックのスローガンです。(聖心美容クリニックHP 当院についてより)
👆フォレストデンタルクリニックの理念です。(フォレストデンタルクリニック各院HP 医院についてより)
藤井)また、歯科事業は他の領域と広く接点を持つことができる領域だと考えています。訪問歯科診療、学校歯科健診とすでに医療・介護・教育で連携していますし、入院患者への口腔ケア、マウスガード提供、海外も視野に入れた技工所の運営、メーカーと組んで商品開発など、可能性はたくさんありそうだなと思っています。
小西)最後に財務担当としての展望はありますか。
藤井)Genki Groupには法人が多数ありますが、グループ全体の資金の動きを俯瞰して見られるようにしたいですね。もちろん法人によってできることできないことはありますが、全体を見て、必要な時に必要なところに必要な資金を提供できる体制が作れれば、安定性を担保しつつ「社会課題解決のため更なる挑戦ができるのではないか」と考えています。
インタビューは以上になります!
藤井さんご協力ありがとうございました!
今回はGenki Groupの医療・美容医療・介護領域に関わる経営幹部ののお話を伺いました。Genki Groupの経営幹部の方々がどんな想いで事業を動かしているのかが伝われば幸いです!!
今後もこのシリーズを継続して更新していく予定なので、是非楽しみにお待ちください!!
【👇コーポレートサイト】
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