Genki Group Award 介護領域 表彰式2021を開催しました。 | ★GenkiGroup法人紹介★
こんにちは!メディクルードの角中です!!👓気付けば紅葉のシーズンが終了し、街がクリスマスの雰囲気に包まれ始めていますね。先日同期の吉田と仕事終わりに六本木のイルミネーションを見に行ってきました。...
https://www.wantedly.com/companies/mediclude/post_articles/364315
メディクル―ド社長室の角中です!今回の記事はGenki Group介護領域が大事にしている考え方、またその実現のために取り組んでいることについてのレポート記事です!
医療・介護・教育の3領域で事業を展開しているGenki Group。医療領域では病院や歯科の経営、介護領域では施設経営やIoT開発、教育では高校・専門学校など学校の経営に携わっています。弊社メディクルードは、このGenki Groupの東京本社という立ち位置です。
各領域で事業を行うにあたり、Genki Groupでは経営理念を重視しています。法制度の変更や少子高齢化など環境変化の激しい各領域において、価値観を重視することですぐに変化に適応できる強い組織が作れると考えているからです。また、医療・介護・教育事業はサービス業のため、無形商材です。具体的な形あるものを提供しているビジネスではないので、どれだけ経営理念を一人ひとりが理解して体現しているかがダイレクトに差別化に繋がります。
そんなGenki Groupがグループ全体で掲げている経営理念は「共に生きる」。この想いを達成するために、「医療・介護・教育それぞれでどんな想いで事業に取り組むべきか?」「そのために個々人がどんな意識・行動をするべきか?」まで追求していくことが大切になってきます。そのため、社員一人ひとりが事業を行う中で意識するべきことや行動するべきことの方向性を具体的にすることで、初めて実現することが可能になります。
👆介護領域:社会福祉法人元気村グループの運営支援本部オフィスの壁に飾ってある「Live Together」。
「共に生きる」を体現すべく、各領域で様々な事業を行なっています。
しかし、医療・介護・教育それぞれでサービスは異なるため、「共に生きる」をどう実現するかは業種に合わせて大きく変わっていきます。具体的にどんな取り組みによって進めているのか、今回はGenki Groupの介護領域、社会福祉法人元気村グループの運営支援本部でHR推進部リーダーを務めている渡邉さんにお話を伺いました!Genki Groupの中でも一番規模が大きい介護領域で、理念への共感、そしてその体現にどう繋げていくのか?理念に懸ける我々の想いに少しでも共感できるような記事になっていれば幸いです✨
👆元気村グループ運営支援本部 HR推進部リーダー 渡邉さん
手に持っているのは、弊社社長である神成が東京オリンピックの聖火ランナーで走った際のトーチです🔥
もくじ
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① 「仕事を誇りに」インナーブランディングの意義
② 介護領域全体を巻き込む!各種施策について
③ 今後の展望について
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角中)それではよろしくお願いいたします!まずは、渡邉さんがどんな仕事をしているかについて教えてください!
渡邉)よろしくお願いします!私が所属しているHR推進部は、一言でいえば皆さんがより働きやすい環境づくりをする部署です。研修・労務・海外採用・広報など人にかかわる業務を行い、Genki Groupの組織力強化を進めています。その一環として、Genki Group全体の共通理念である「共に生きる」を、介護現場で実現させるために後方支援をしています。
角中)介護領域では、どうやって「共に生きる」を実現しようとしているのですか?
渡邊)介護領域では、「感動介護」を生み出すことで理念を実現しようとしています。感動介護は、安心安全な生活の提供だけでなく、ご利用者様一人ひとりを深く理解することで、その人らしい生きがいを感じられる生活を届け、期待を超えたサービスを提供することです。その実現のため、仲間やご利用者様を 常に自分の家族と同じように想い愛を持って接すること、上から言われたからやるのではなく常に一人ひとりが感動を届ける”主役”として自発的に考え行動することという二つの考え方を重視しています。
感動介護の積み重ねによって、すべての人が最期まで自分らしく、生きる喜びや楽しさを感じながら、毎日を笑顔で生きられる「共に生きる」社会をつくりあげようとしています。
角中)すべての人が最期まで自分らしく生きる社会というのは、素敵な考え方ですよね。しかし、働く現場の方々も人間なので、それぞれ考え方が異なり、実際に理念実現をするのは難しいことだと思います。感動介護を生み出すために大事になってくることはなんでしょう?
渡邉)介護にかかわる全員が自分たちの仕事に誇りを持てるかどうかだと思います。自分の仕事に誇りを持てない人は、いつも通りケアしておけば大丈夫だろう・早く終わらせたいと考え、一向に成長せず一人ひとりに向き合った介護はできません。仕事に誇りを持つことで、仕事を行うためのスキルとマインドが向上し、日々のケアの質を高められます。具体的に、スキルの面では、自発的に専門的な知識や技術を身につけようと行動することに繋がります。マインドの面では、介護業務に対して意欲的に取り組めるようになり、ご利用者様にどんな介護を提供すべきか意識していけるようになります。こうしてスキルとマインドの両方を向上させることで、感動介護を生み出していけると考えています。
介護という仕事は、専門的な知識・スキルと相手を思いやる心が必要で、決して誰にでもできる仕事ではありません。実際に携わる方々がそこに気づいて自分の仕事に自信を持てるかどうかが重要です。
角中)「自分たちの仕事ってすごいんだ!」という意識を持ってもらうことが大事なんですね!
渡邉)しかし、現場にいるすべての職員がそういった意識を持っているかと言われれば、まだ道半ばです。どんな業界であれ、自分たちの仕事に誇りを持つためには①会社そのものに誇りを持ってもらう②商材に誇りを持ってもらう③職種に誇りを持ってもらうの3パターンあると考えています。介護職の魅力が我々が掲げている理念とイコールであると私たちは考えているので、①②③すべてにおいて、理念に誇りを持つことが結果的に仕事に誇りを持つことに繋がると考えています。
そこで、グループ全体の想いや取り組みを知ってもらい、介護の素晴らしさ・意義深さに気づいてもらうインナーブランディング施策を推進してきました。この後詳しくお話いたしますが、「理念の周知」や「全国各施設・各職員の良い取り組み・事例の共有」など、自然と理念に即した考え方・取り組みができるようグループの介護領域全体を巻き込んで様々な企画を行っています。
角中)インナーブランディングというのは、企業理念や自社の価値観を共有し、社員が正しく認識できるように促すことですよね。価値観を統一し職員のモチベーションを高める施策を行なうことで、全員が一丸となって理念達成に向け取り組められる環境を作っているんですね!同じ志を持った人たちが増えることで、より統率の取れた強い組織づくりができそうです。また、Genki Groupが感動介護を発信し続けられるようになれば、世間が介護領域に持っているネガティブなイメージを変えていくことにも繋がると思いました!
角中)それでは実際にどんな取り組みがあるのかお聞かせください!
渡邉)今のところ大きく分けてGenki Group Award(以下GGA)、社内報、高齢者介護研究会(以下ケア研)、ビジョンムービーの4つですね。一つずつお話していきます。
角中)GGAは以前Wantedlyでも取り上げさせていただきましたね。長く勤めた方や感動介護を実践した方などに対しての表彰を行う会でした。昨年、渡邉さんと一緒に運営に携わらせていただいたので良く覚えています!
👆GGA2021の記事はこちら!
渡邉)もともとは年末にグループ全体が一同に集う忘年大感謝祭というイベントを行い、永年勤続者への表彰をその会の前半で行なっていました。昨今のコロナ禍によってオフラインからオンラインに見直さなくてはいけなくなったことをキッカケに、介護への取り組みについても表彰する大きなイベントを作り上げようとして生まれたのがこのGGAでした。全国各拠点から理念に沿った感動介護エピソードを募り、その中からスタッフ部門・ルーキー部門・リーダー部門それぞれで感動介護大賞を選出しています。選ばれた方は自分の仕事に大きな自信を持ちますし、他の参加者の方々は各エピソードから良いケアの実践方法について知ることができます。
角中)仕事への誇りへと繋げてもらうだけではなく、事例共有によってグループ全体のケアの質を向上させることにも繋がっているんですね!
角中)社内報はどんな位置づけなのでしょうか?
渡邉)社内報はGGA表彰者をより掘り下げる取り組みになります。GGAで感動介護の実践者を表彰しますが、その場だけで終わってしまってはもったいないんですよね。感動介護エピソードは実際に行われた素敵な介護の取り組みなので、ぜひ他の人たちも真似して実践してほしいんです。そこで、月刊Genkiという社内報を発行し、GGA後も表彰者のエピソードに触れられるようにしています。表彰された方々がどういう経緯で取り組みを行ったのか、どんなことに気をつけながら実施したのかなどを改めてインタビューし、より詳細に感動介護エピソードについて知ることができるようにまとめています。
他の人が自分たちのケアにも取り入れやすくしてもらうほか、「ご利用者様のことを想うことで、こんなに素敵な体験が生まれるんだ」ということを知ってもらい、理念に立ち返るきっかけになればと思い運用しています。
渡邉)また、月刊Genki for Leadersという社内報も運用しています。こちらは現場のリーダー層向けに2か月ごとに発行していて、各施設のリーダー層の方と理事長の対談記事を作成しています。
角中)狙いとしてはリーダー層の方々のモチベーション向上でしょうか?
渡邉)そうですね。リーダー層の方々は現場職員から転換され、求められるスキルも大きく変化してくるため、向き・不向きやモチベーションなどの問題を抱えがちです。そうしたリーダー層の方々の悩みを少しでも解消するコンテンツにし、少しでも不安を取り除きモチベーションを高めることが狙いとしてあります。また、理事長の考え・ビジョンを文字コンテンツとして発信することも目的にあります。理念が現場の皆さんにとって理解・共感しづらいのは、職員が非常に多いからだと考えています。小さい規模の会社であれば、経営者が近くにいてコミュニケーション機会も多いので、理念共感は比較的難しくありません。Genki Groupは6600人を超える大きな組織で、介護領域はその中でも一番大きな領域です。単に理事長自身が発信していくだけではどうしても限界があります。こうして記事にすることで、職員が理事長の想いをいつでもどこでも見られる形にし、よりダイレクトに理念の大切さを理解してもらうのが狙いです。
渡邉)また、一番長く運用しているのは架け橋という社内報ですね。年2回の発行で、先日に第29号をリリースいたしました。
角中)15年近く発行しているんですね!架け橋はどんな内容なのでしょうか?
渡邉)ある施設でのイベントの取り組み紹介や、新入職員の紹介、グループ内のイベント告知など内容は多岐に渡ります。内容が多岐に渡っている理由は、グループ内の職員の皆様の需要に応えるため、毎回内容をブラッシュアップしているからですね。そのため、記事の中身・原稿・リリースまですべて現場の職員と作り上げたり、各施設の職員にアンケート実施したりすることで、現場の方が真に求めている情報を発信できるようにしています。
角中)現場の人たちと一緒に作ることで、皆さんにとってより魅力的な記事を作り上げているんですね・・・!
角中)ケア研は私も参加したイベントですが、改めてどんなイベントか教えていただけますか?
渡邉)ケア研は、Genki Groupの各施設の取り組み・事例発表を行う場です。単なる発表ではなく1年をかけて現場ごとにデータ分析や仮説立て、効果検証を行なってもらう会です。例えば昨年最優秀賞を獲得したみよし翔裕館では、Genki Groupが設計した運動能力向上プログラムの効果検証および改善案について研究を行なっていました。感覚値で何となく良い・悪いを判断するのではなく、なぜ良かったのか・どうすれば再現性を持たせられるかを仮説立てて分析し、より良い介護の仕組みを明確にしていくという目的があります。
角中)「介護を科学する」がケア研の大きなテーマなんですよね。どの発表も、それぞれ特色が出ていたのが面白かったです!
渡邉)施設によっては、自施設だけではなく、地域全体を巻き込んで取り組んでいたところもありました。今までは「自分たちの施設ができることを地域に提供し、楽しんでいただく」ことで地域貢献をしていましたが、コロナウイルスの影響で地域の方々が多くの悩みを抱えていたことを知り、「どうすれば地域の課題を自分たちの施設として解決していけるか」という視点で新たな活動を模索していました。結果、地域の自治体と協力して様々な地域課題を解決することに成功したとのことで、真の社会福祉・地域貢献の在り方について気付かされる発表でした。最終的に優秀な研究を行なった施設を表彰することでモチベーションの向上につなげる他、各施設のケアの質を高めること、取り組みを共有することで似た課題を抱えている施設に対して課題解決のための糸口にしてもらうことが狙いとしてあります。
角中)自分たちが何に課題を感じたのか、どんなケアを提供するべきなのかを意識してケア研に取り組むことで、普段よりも誰のために・何のために介護をするのかが明確になっているように思います!
👆昨年最優秀賞を獲得した研究です!
渡邉)4つ目がビジョンムービーです。昨年のGGAで初お披露目となりましたが、Genki Groupの介護領域として何を大切にするべきかをまとめた映像です。理念やクレドをわかりやすく整理したコンテンツを作ろうと思い、視覚的に理解しやすいムービー形式で制作しました。
角中)アニメーションムービーになっていて、すごくかわいいですよね(笑)。理念についても理解しやすいと思いました!
渡邉)理念やクレドの理解を深める施策の一つとして作成しましたが、特定のグループ職員を起用するよりアニメーション表現の方がフラットに理念の考えが伝わりやすいかと思って制作したので、そういってもらえて嬉しいです(笑)。現在YouTubeにて公開しているので、是非一度ご覧になってください!
角中)最後に、今後の展望について教えてください!
渡邉)現在、上記でご説明したインナーブランディング施策の内容すべてを網羅できるような職員サイトを運用し始めています。目的としては、職員のだれもがいつでもどこでも理念や感動介護に触れることができるようにするためです。また、一つの場所に集約することで、職員の皆さんが何を見ればよいかわかりやすくするためでもあります。昨年11月にリリースし、今年6月にはiOS、Androidで専用アプリも作成いたしました。アプリによって簡単にGenki Groupの取り組みにアクセスできるようにすることで、よりスムーズに使えるようになったのではないかと思います。最終的には、施設単位ではなく社員一人ひとりが他施設の良い取り組みをキャッチアップできるような形になるよう、またグループ全体の仲間たちを身近に感じてもらえるよう、各取り組みと並行してサイトの運用にも力を入れていきたいです!
角中)インナーブランディングの取り組みが、理念実現のための大きな一歩になりそうですね・・・!ありがとうございました!
以上、介護領域の大切にしている考え方と、そのための取り組みについてでした!
改めて、インタビューにご協力いただいた渡邉さん、ありがとうございました!
Genki Groupが理念を大切にして事業を行なっていること、理念実現をするための各取り組みなどについて理解を深めていただければ幸いです(*´ω`*)
次回の記事もお楽しみに!
【👇コーポレートサイト】
【👇併せて読んでいただきたいストーリー】