現場レポ：介護施設の中ってどうなってるの？～かわぐち翔裕館～

こんにちは。株式会社メディクルードの廣松です。

最近はメディクルードに出社する機会も少なく、同期や後輩に顔を忘れられていないか心配です……笑

さて、前回の記事ではGenki Group内の新卒に向けた研修の様子をお届けしたのですが、実はこちら私も研修講師の1人として参加させていただいておりました！昨年に同期の宮原とともに作成した研修システムでもあり、実際に形になるところを見られて感無量でした。

今回はそんな研修を行った会場、かわぐち翔裕館について施設長直々にご案内をいただきましたので、その時の様子をレポートさせていただきます！

👆今回案内してくださる野澤施設長です。（以下敬称略）

野澤）まずこちらがご利用者さんのお部屋です。広さは大体18平米くらいですね。お部屋ごとに介護用ベッド、お手洗い、クローゼット、エアコン、洗面台が付いています。

廣松）トイレは各部屋に付いているんですね。

野澤）そうですね。基本的に有料老人ホームは建売なんです。オーナーさんがいて、こういう風な設計で建てたいというオーダーをしていて、そこに我々が運営だけ関わるという形が多いんですね。このかわぐち翔裕館はオーナーさんの「ホテルみたいな場所にしたい」という思いのもと作られています。だから各部屋ごとにトイレがあるんですね。

廣松）そう言われてみると内装はかなりホテルっぽいですね……！

👆思わず「ここ介護施設ですか……？」と聞いてしまいました。

野澤）そうですね。そしてこれらのお部屋はご利用者さん自身が契約していて、通常のマンションやアパートと何ら変わりないんですね。なので基本的に何でも持ち込んでください、という形でお伝えしています。先祖伝来の大きなお仏壇だとかパソコンだとか、人によっては双眼鏡を持ってきて遠くを見るんだ～という方もいらっしゃいますね。

廣松）好きなお部屋に住んでいただいて、我々が介護のサービスを提供するという形なんですね。

野澤）どの部屋を選んでいただくか、という点においても「認知症や寝たきりだからこの階ですよ」というご案内の仕方はしておらず、「空いているところで気に入ったお部屋があれば来てくださいね」というご案内にしています。最上階のほうが富士山やスカイツリーが見えていいわ。という方もいらっしゃいますし、逆に日当たりが強すぎないほうがいいという方もいらっしゃいます。

野澤）ここはベランダです。日に当たることで骨を強くし、体を動かすことで筋肉を維持をしていただいています。やはりコロナの時期で外に出ることが制限されていますので、外の空気を感じるだけでもなんとなく胸がすっとしたわ、というお話も聞きますね。園芸用の庭などもありますので、自分の好きな草花を育ててもらっています。

野澤）ベランダの隣は大浴場です。銭湯と同じような作りになっており、足を伸ばすことかできます。窓の外には坪庭を用意して、温泉気分が味わえるようにしています。

野澤）こちらは機械浴です。立ったり座ったりが困難な方向けのお風呂です。斜めになっている面が平らになった後、下からお湯が出て来るような形でお風呂に入れます。施設によっては平らなストレッチャータイプのものを入れているところもあるんですけど、ご利用者さんに恐怖感を抱かせてしまうんじゃないかなと思い、うちではこのような形式のものを導入しています。