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ゲーム業界から医療業界へ転職した理由とは? 〜成長フェーズの企業ならではのやりがいを求めて~

2022年9月、プロダクトマネージャーとしてメディカルノートにジョインした石野 和明。一般生活者向けの医療・ヘルスケアプラットフォーム“Medical Note”をはじめ、数々の医療・ヘルスケア領域のプロダクトを開発するメディカルノートで、各サービス間の連動性・機能性を高めるため、プロダクトマネージャーとして入社しました。メディカルノートに入社する以前は、モバイルゲームのプロダクトマネジメントに従事していたという石野。ネクストキャリアに医療というフィールドを選んだ理由とは?

――はじめに、あなたの業務内容とミッションを教えてください。

メディカルノートのプロダクト責任者として、メディカルノートが提供する複数のサービスを1つの医療プラットフォームとして成長させていくことが私の役割です。

メディカルノートは、この数年で事業部ごとに医師向けのプロダクトや病院・学会向けのプロダクトなど、医療のデジタル化を推進するさまざまなサービスをリリースしてきました。従来は事業部ごとにそれぞれのサービスの開発方針を定めていたのですが、サービスを横連携させることで、さらなるシナジーを提供できるようになります。私の入社後、事業部の垣根を越えた共同開発体制への移行に着手しているところです。

単にプロダクトの横連携を機械的に進めるのではなく、「すべての人が“医療”に迷わない社会へ」という会社のミッションを念頭に置き、「この仕事によって実際にどのくらい人々の生活がよくなるのか」「どれだけ人が救える可能性を広げられるのか」と、ミッションと自分のアクションがきちんと結びついているのか意識をしながら取り組んでいます。

また、複数あるプロダクトのうち、アプリ版の“Medical Note”についてはプロダクトマネージャーも兼務しています。Medical Noteアプリは2019年の2月に初めてリリースされ、多くのユーザーにご利用いただいていますが、近年メディカルノートが注力してきたオンライン診療関連サービスなどとの連携が不十分です。新たなアセットをアプリに投入することで、医師と患者をつなぐというメディカルノートのビジョンをさらに体現するアプリに変えていこうとしています。

――前職ではどのような仕事をしていましたか?

前職では、モバイルゲーム事業のプロダクトマネジメントを担当していました。同じインターネットコンテンツのプロダクト開発という領域ではありますが、コンテンツの性質は医療とはまったくの別物。メディカルノートへは異業種への転職となります。

ゲーム開発には映像、音楽など多岐にわたるコンテンツが関わりますし、1つのプロジェクトに関わるメンバーが100人を超えることも珍しくありません。そのため、役職が上がることでマネジメント業務が増える傾向にあり、開発の現場からは次第に離れていきました。

プロダクトマネージャーという仕事にやりがいは感じていたものの、やはり、より現場サイドで直接プロダクト制作に携わりたいという思いが捨てきれなかったことが転職を決意した理由でもあります。

――転職先としてメディカルノートを選んだ理由は何でしょうか?

転職するにあたって、これまでとは違う業界に挑戦したいと考えていました。当初、転職先の業界を医療一本に絞っていたわけではないのですが、私自身も年齢を重ねて家族ができたこと、家族のけがや病気の場面に立ち会ったことをきっかけに、家族や周囲の人々の生活を変えるサービスに携わりたいと強く思うようになったのです。

その点で、メディカルノートは医療という視点から人々の生活を変えようとしている。ミッションへの共感が入社の決め手となりました。

――実際に働いてみて、やりがいを感じるのはどのようなときですか?

仕事で求められていることに対して自分のスキルや経験が合致するときにやりがいを感じます。たとえば、サービスの不具合や障害が起こったとき、それを収束させてから、今後障害が起こらないように対策を取りますよね。そこで、前職までの知見から考えた対策案をチームに提言・実行できたとき、自分自身がメディカルノートの障害対策スキル・運用スキルの向上に貢献できているのだとやりがいと感じます。

また、会社が成長途上にあることも働き甲斐につながっていますね。創業以来、順調に成長してきたように思っていましたが、入社してみて強く感じるのは、現在の成長曲線のままで終わる企業ではないということ。

ミッション・ビジョンの実現に向けてやるべきことは山積していますし、そのための戦略アップデートを繰り返しています。役員や事業責任者と同じ目線で議論をしながらプロダクトのあり方を模索していけるのは、成長フェーズにあるベンチャーならではです。

自分のこれまでの経験を生かしつつも、難度の高いミッションに挑めることにやりがいを感じています。

――メディカルノートはどのような会社だと思いますか?

前職でのプロダクト開発には、ある日突然ものすごいものが生まれて数千万人規模のユーザーに届くような“ホームラン”がありました。前の会社は、そのホームランをどんどん狙いに行く会社でした。一方でメディカルノートは、医療という人の命に関わるフィールドでビジネスをしていくにあたって、コツコツと着実にアセットを積み上げていく姿勢を崩さない会社だと思います。

たとえば、メディカルノートの記事はそもそもマネタイズを重視した作り方をしていません。その代わり、記事一つひとつの信頼性を高め、医療記事としての本質的な価値を追及することで、自社の“資産”としてストックしてきました。その結果として、Yahoo!やGoogleなどの検索ポータルやKOL(Key Opinion Leader)の医師の方々、医療機関、製薬企業からの信頼を勝ち取ってきた実績があります。医療情報メディアとしてのブランドと信用性を大事にしているところからも、じっくり取り組む姿勢がサービスに現れている会社だと感じています。そのためか、社員にも、じっくりと腰を据えて医療に関わっていこうという思いを強く持たれている人が多い印象ですね。

――今後の目標を教えてください。

入社時と思いは変わりません。医療というフィールドで、実際に世の中をよくするプロダクトを作ることです。

メディカルノートのビジョンは“医師と患者をつなぐ”こと。患者さん一人ひとりにとって最適な医師にたどり着くまでのジャーニーを重視しています。ジャーニーを広く捉えれば、患者さんだけでなく一般の方々にも役立つサービスを作っていきたいです。将来的には、アプリにたまったログや、たとえばウェアラブルデバイスなどを通じてユーザーの健康状態を察知したうえで、その状態に即した医療情報を提供したり、医療機関への診療予約をシームレスに取ってくれたりする……そんな次世代の医療アプリを開発したい。必要とされるならば、誰も挑戦したことがないような未知の領域や機能開発にも取り組み、ユーザーにとって役立つものを生み出していきたいですね。


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