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ユーザーにスピーディーに価値を届けるために。誰もが活躍できる開発組織をつくりたい

こんにちは!メディカルフォース広報担当です。

今回はメディカルフォースの開発チームでマネージャーをしている安藤さんにインタビューをし、開発チームの仕事内容や特徴、働くうえでの魅力などを伺いました!


開発・マネージャー 安藤 亮介

国立東京工業高等専門学校 電子工学科を卒業後、専攻科を経て、慶應義塾大学 大学院 メディアデザイン研究科に入学。在学中に飲食系モバイルオーダーのシステムで起業。その後、コンサルティング会社を経てメディカルフォースに入社し、新機能を開発するチームのマネージャーを担当している。

ーーエンジニアを目指すようになった理由は何ですか?

子どものころからものづくりが好きだったのが大きいですね。小学4年生の頃に空気の力で浮いて走るホバークラフトというおもちゃをつくってJAXAにプレゼンし、予算獲得したこともあります。

プログラミングに初めて触れたのは、ホバークラフトがきっかけです。ラジコンのように動かせるよう赤外線通信のインターフェース設計に挑戦して、詳しい人に教わりながら、BASICでプログラミングをしました。

ーーメディカルフォースに入社するまでの流れを教えてください

国立東京工業高等専門学校 電子工学科に入学し、専攻科 電気電子工学専攻に進みました。主な研究内容は、IoTを使った高齢者見守りシステムです。専攻科修了後は、慶應義塾大学 大学院 メディアデザイン研究科に飛び級で入学して、インターネット関連の研究をしながら、在学中に飲食系モバイルオーダーのシステムで起業しました。

起業したのは、大好きなものづくりで、いろいろな人の役に立ちたいという思いからです。あとは環境による影響もありました。大学院がサービスをつくることに特化した学科だったこともあり、周囲に起業している人が多かったんです。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で事業をたたむことになり、コンサルティング会社に就職。エンジニアとして開発に携わりながら、コンサルタント業務に従事していました。

ーーメディカルフォースに入社した理由をお聞かせください

環境を変え、マネジメントにチャレンジするためです。起業していた時など、これまで個人で仕事をすることが多かったのですが、1人でできることは限られています。一方で10人集まればより多くのことが達成できます。そういったマネジメントの魅力に惹かれました。

しかし、前職の会社は積極的な組織拡大をしていませんでした。そのまま会社に居続けてもピープルマネジメントやワークマネジメントといった経験を積むのは難しいと判断したことが、転職を決意した理由です。

入社を考えた理由は3つあります。
1つ目は、「We(=チームで勝つ)」というコアバリュー。

「個別最適ではなく全体最適を意識した行動・言動をとることでチームで大きな成果を得ることができる」という意味と捉えていて、メディカルフォースのチームで取り組む文化に惹かれました。

2つ目は、環境面です。若手が多くて実力次第でどんどん昇進できる会社や、事業部を積極的に立ち上げている会社であれば、新しい経験をするチャンスが豊富にあります。その点メディカルフォースは、新しい経験を積むのに、ぴったりな環境だと感じましたね。

最後の理由は、開発とマネジメント両方に携われること。プロダクトマネージャー候補としてのポジションでしたので「プロダクトをよりよくして、必要としている人に価値を届ける」という私が理想とするものづくりができると感じました。

ーーメディカルフォースに入社してから現在までを振り返って、印象的だったことは何ですか?

全員が他の人たちへ尊敬の意を持っていて、相手が仕事しやすいように動いていることです。

困っているメンバーがいたら、チームの仲間として重要性を理解したうえですぐフォローしてくれる人が多いと感じています。実際、わからないことをSlackのチャンネルに相談すると、すぐに解決方法を示してくれます。チームの誰に質問しても、1時間以内にレスポンスがありますね。仕事がしやすいのはもちろん、周りを信頼して仕事ができるのがよいですね。

タスクが立て込んでいる時も、チームメンバーはもちろん、他の開発チームとも自然と助け合いができています。こちらからのお願いもしやすいですし、逆に「手伝いますよ」と声掛けすることもたくさんあります。前職では、エンジニアが私一人だったので環境が大きく変わりました。コアバリューである「We」を会社全体で、実現できると感じています。

事業会社ならではの、お客様との距離の近さも印象的です。セールスから「お客様がすごく喜んでます」といった報告をもらえる機会が多く楽しいです。転職してから、プロダクトを通して価値を提供できていると感じることが増えました。

ーーメディカルフォースでは、スクラム開発を採用しています。どのようにまわしていますか?


2024年7月16日(火)・17日(水)に行われた「Developer eXperience Day 2024」の登壇内容より


スクラムの基本を踏襲しながら、さらにscrum@scaleというフレームワークをメディカルフォースに合うようカスタマイズして利用しています。

scrum@scaleでは、セールスやカスタマーサポートを担当する部署のメンバーを交えた「meta-refinement」という会議を設置し、より良いプロダクトになるための機能について議論しています。

それに合わせプロダクト改善・強化に必要な項目をリスト化した「プロダクトバックログ」に落とし込みます。続けて「refinement」という会議でバックログをより詳細に作り込んだのち、「planning」でタスクを細分化し、開発者が着手します。

その後、毎日行われる「daily scrum」にて日々の進捗を管理し、そのスプリントの最後に「sperint-review」という成果物を見せる会議を経て、「retorospective」という反省会を行い、次のスプリントへ進むという形です。

ーースクラム開発に関して、課題に感じていることはありますか?

実はあまり課題に感じている点はありません。優秀なメンバーが多いため、一部のエンジニアに業務が集中することなく、スムーズに回せています。

能動的に仕事をする文化が根付いてるので、誰も拾わないタスクをいやいや拾うのではなく、みんなが「自分がやります」という雰囲気です。

ーー安藤さんが仕事をするうえで大切にしていることを教えてください

「Done is better more than perfect (完璧を目指すよりまず終わらせろ)」です。Meta社のマーク・ザッカーバーグの言葉なのですが、早く成果を出すためには、無駄なことは削って、とにかく早くやり切ろうと考えて仕事をしています。

完璧を目指していつまでも出さないよりも、いったんやり切って出してフィードバックをもらって調整するほうが、よりユーザーに価値を届けられると考えています。

ーー今後の目標について教えてください

私個人の目標は、ピープルマネジメントを学び、誰でも活躍できる組織をつくれるようになることです。一般的にピープルマネジメントは、ワークマネジメントやプロジェクトマネジメントとは異なり、パターン化が難しく習得の難度が高い傾向にあります。今の環境を活かして、スキルアップしていきたいです。

チーム全体の目標は、ユーザーが本当に求めているものを早くリリースできる組織にすることです。
クリニックはもちろん患者さんも含めたより良いユーザー体験の実現を目指し、「クリニックで使用する端末は主にiPadなので、その前提でサイズや構成を考えてデザインをつくるべき」といった提案をメンバー全員がおこなえる状態を構築したいと考えています。
そのためには、顧客理解が不可欠です。顧客視点での開発をおこなうため、現在はカスタマーサクセスのメンバーにフィードバックをもらいながら、プロダクトに反映させています。

今後は、プロダクトの整合性を高めるために、プロトタイプを作成してお客様にインタビューを実施する予定です。

スピードを上げるためには、新しいメンバーを増やすとともに、知識の一般化を進めていくことが大切だと思います。

今はまだ属人性が高く、「あるドメインについては特定の人しかわからない」といった状況があります。属人性が高いと、その人にタスクが集中しかねません。しかし、知識を一般化して誰でも理解できるようにすれば、タスクを分散でき、結果的に開発スピードが上がるはずです。極端に言えば、プロダクトの前提知識がなくても開発できる環境をつくりたいと考えています。業務を進めるうえで必要な知識を共有するためのドキュメントを残すなど、ナレッジシェアの仕組みづくりをしていきたいですね。

ーー今のフェーズのメディカルフォースで働く魅力についてお聞かせください

プロダクトも会社も過渡期なので、貴重な経験ができる点です。『medicalforce』はPMFしつつあるプロダクトですが、DDDのアーキテクチャを新しいものに切り替えるなど、既存のやり方を変えているタイミングです。ある種のスクラップアンドビルドを体験できるのは、今のフェーズしかありません。

会社そのものも、これからさらに成長していくフェーズです。グロースを見越した開発や組織づくりにチャレンジできるのは面白いと思います。

また、フルスタックエンジニアへのステップとしても、魅力的な環境です。メディカルフォースでは、バックエンドもフロントエンドもTypeScriptを使っています。そのため、バックエンドとフロントエンドの役割を厳密にわけておらず、柔軟にタスクを振っているので、エンジニアとしての幅を広げられます。

あと、昇給・昇格のチャンスは非常に多いと実感しています。開発チームには、テックリードやプロダクトマネージャーがまだいません。また、警備業界特化のオールインワンSaaS『警備フォース』など、今後も新しいプロダクトの開発が続く予定です。ですので、プロダクトマネージャーやチームのテックリードになるチャンスも十分あります。

ーーどのような人がメディカルフォースにマッチすると思いますか?

コアバリューにもある「Punk」な姿勢を持ち、さらに周りの人のことを考えられる人かなと考えています。私が考えるPunkとは、「セオリーに囚われず、大きな目標に向かって思考し続ける」ことです。開発チームを例にすると、カスタマーサクセスから「この機能いる?」と言われたとしても、「お客さんは欲しいと思うんです」と、実装までやりきるイメージでいます。

ユーザーのことを誰よりも考え抜き、誰が何と言おうと目標を達成する強い意思がある人の力が、メディカルフォースには必要だと感じています。

重要なのは経験やスキルよりも、仕事へのスタンスです。特に若い方の場合、他の人と比べて3年くらい経験が少なかったとしても、入社後に学べば十分カバーできるはず。メディカルフォースには、外部講師による勉強会や社内勉強会など、学ぶ機会がたくさんあります。DDDの勉強会やセキュリティソフトを紹介する勉強会、技術周りの法律に関する勉強会など、学べる内容もバラエティに富んでます。エンジニアとして大きく成長できる環境なので、ぜひチャレンジしてください。


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