mederi創業5周年を迎えて

みなさん、こんにちは。mederi株式会社の採用担当です。

2019年に創業したmederiは、先日8月1日で5周年を迎えました！いつもご利用いただいているお客様、応援してくださる方々、そして日々奮闘してくださる社内メンバーの皆さん、本当にありがとうございます！

mederiは「より女性が生きやすく暮らしやすく、働きやすい社会にむけて」をビジョンに掲げ、mederi Pillを中心に、安心安全を追い求めながら、心と体のバランスを整えるためのサービスを展開してまいりましたが、5周年を迎えたタイミングで、ビジョンを「誰もが愛でりあえる社会へ」に刷新いたしました。

これを踏まえ、今回はmederiの歩みを振り返るインタビューを代表の坂梨に行いましたので、お読みいただけましたら幸いです！

───5周年にあたって、まずは『mederi Pilll（メデリピル）』のサービスについて改めて教えてください。mederi Pillは、2022年1月の正式リリースから2年が経ち、嬉しいことにたくさんのお客様にご利用をいただいていますが、正式リリースから現在までを振り返ってみていかがですか？

【坂梨】mederi Pillは、リリースから昨年度末までで累計診療件数が16万件を超え、LINEの友だち登録者数は39万人を突破と、オンラインピルにおいては一目置かれるプレイヤーに成長することができました。診療満足度も98.7%となっており、たくさんのお客様にご満足いただきながらご利用をいただいていることを大変ありがたく感じています。

これからもサービス向上はもちろんのこと、学生向けには性教育の出張授業、企業向けにはセミナーといったピルや生理に対する正しい知識をお伝えする活動等も含め、よりたくさんの方に生理ケアの選択肢の一つとしてピルを取り入れていただいたり、産婦人科を身近に感じていただけるように、邁進していきたいです。

───ちなみに、mederi Pillのサービスがここまで大きくなることは想像されていましたか？また、ここまで成長できた背景についてのお考えもお伺いしたいです。

【坂梨】私自身もびっくりしています！成長できているtoCサービス＝お客様に愛していただいているサービスなので、事業もある意味では恋愛と近しい部分もあると思っています。mederiからお客様に愛を伝え続けることで、今後もお客様に愛していただきたいです。

恋愛の成就にはタイミング、フィーリング、ハプニングの3つのingが必要だと言われているのですが、内容の良し悪しにかかわらず、毎回それらをキャッチアップして次に活かす実践を真摯にしてきた結果が今に繋がっていると感じています。

例えば、タイミングをしっかり分析した上でマス広告を打ったり、私自身「この人と一緒に働きたい！」と思うフィーリングを大切にして採用を行って事業を助けてもらったり、サービス運営の中でハプニングが起きたら要因を分析して改善をする等を愚直に行ってきた結果だと思っています。

───ありがとうございます！それでは、次にピル以外のサービスについても改めて教えてください。mederi Pillのみでも成長している中、2023年10月に男性に向けたオンラインAGA治療サービスの『bobo HAIR（ボーボヘアー）』や、オンライン美肌治療サービスの『mederi skin（メデリスキン）』の展開も行いましたよね。この背景について伺えますか？

【坂梨】mederiは私の不妊治療の経験からスタートしたこともあり、フェムテックの分野で女性に向けたサービスを行っていましたが、実は私としてはフェムテックにこだわる気持ちはそこまで強くはなかったんです。女性課題の解決には男性の理解も必要不可欠だと思っていますし、フェムテックという言葉を掲げて事業をすればするほどに、女性だけの世界に閉じこもってしまっているように感じていました。

そのような思いを抱えている中で、mederi Pillの成長と共に私も経営者として成長をさせてもらった結果、次第に視野が広がり、「mederiはもっとこういう人にも寄り添えるんじゃないか」と可能性を見出すことが具体的にできるようになってワクワクしたんです。

私がmederiを通じて実現したいのは、人に言いづらいような悩みを抱えながらも自分や他者を愛でていたり、人それぞれの選択を尊重し合う社会です。その社会は、ピルだけに注力していては実現できないし、社会を構成するのは女性だけではありませんから、女性に限定しないサービス展開は私の中では自然な流れでした。

───なるほど。こういった坂梨さんの思いがあって、今回の「誰もが愛でりあえる社会へ」というビジョン変更に至ったのですね。

【坂梨】そうですね。ただ、こうした私の考えや思いをメンバーに向けて説明する機会が不足していたこともあって、特にbobo HAIRの展開時には「これまで女性に向けて頑張ってきたのに、どうして？」と不安や疑問を抱いたメンバーもいたのは反省点ですね。リリースと同時期にmederi社史上初の全社集会を開催したのですが、そこで直接メンバーに話をして軌道修正できたかなと思っています。そんな背景もあって、5周年を迎えたこのタイミングで、改めてビジョン変更を行うこととしました。

───初めての全社集会、懐かしいですね……！次に、今後mederiはどんなサービスや会社になっていきたいか？というところについて、お考えを聞かせてください。

【坂梨】サービス面としては、「生理の悩みはmeder Pill」という、私たちを第一想起してもらえるオンリーワンな存在になりたいです。また、ピルを服用すること等に対して恥ずかしさを感じずに、むしろ「mederiを使ってるんだよ」と周りの人に言いたくなるようなサービス運営をしていきたいと思っています。

以前、お客様から「中身がピルであることがわかってしまうので、配送資材からロゴを消してもらいたい」というお声をいただいて、迅速に対応しました。ピルは生理ケアの選択肢の一つなんだという周知や、mederiのブランディングの強化、安心安全にご利用いただけるような信頼関係をこれからも着実に築いていくこと等で、いずれまたロゴを載せた資材でお送りができたらなと思っています。

また、mederiに関わることで多くの方の支えになりたいので、生理を起点に、お客様の人生に深く寄り添っていくため、ピル以外のサービス展開も引き続き考えていきます。

───ありがとうございます。次に、組織についてもお伺いさせてください。サービスの成長とともに社内のメンバーもどんどん増えてきていますよね。この点、どのように感じていて、今後どうしていきたいか等を教えてください！

【坂梨】こんなに増えるとは思っていなくて……！ただ、一緒に働いてくれるメンバーにも幸せであってほしいし、とことん幸せにしたいと思っています。メンバーにはずっとmederiのことを好きでいてほしいですし、モテたいです！（笑）

以前、卒業したメンバーから「また成長して戻ってきます」と言ってもらえたことがあるのですが、それがすごく嬉しかったんです。私も全力でコミットするから、みんなにも全力で働いて成功体験を積み重ねて、成長を感じてもらいたい。「mederiで働いて良かった」と思ってもらえるような組織を目指していきたいですね。

───ありがとうございます。それでは最後に、今のmederiにはどんな方に来ていただきたいとお考えでしょうか？

【坂梨】今のmederiを音楽で例えると、これまでは数人でバンドとしてセッションできていたのが、一気に人数が増えて、大規模のオーケストラとして演奏するフェーズだと思っていて、これまでのやり方から大きく変革していくことが必要です。

このフェーズで必要だなと考えているメンバーのイメージとしては3つあり、柱となっているmederi Pillのサービスの持続的な成長を考えて実行してくださる方、新規サービスの展開や成長に向けて指揮をとりみんなを導いてくださる方、そして未来のmederiのありたい姿の実現に向けて私と伴走してくださる方ですね。

私自身、たくさんの方を幸せにしたいという気持ちで事業を日々運営しているので、「仕事において、ある程度のことは成し遂げてきて評価も得てきたけれど、これからは自分の実力を活かして社会課題解決に貢献したい！」というマインドの方だとmederiで働くのが楽しいと思います。

私は、mederiのサービスを通じてたくさんの人を幸せにしたその先に、誰もが愛でりあえる社会が待っていると信じています。このビジョンをマエストロとして、お客様に感動的な演奏を奏でられるよう、たくさんの方にお力を貸していただきたいと思っています。

───坂梨さん、ありがとうございました！