スタディスト Advent Calendar 2019 - Adventar
https://adventar.org/calendars/4203
この記事は祭り化 Advent Calendar 2019 25日目の記事です。
昨今、企業の名をだしてAdvent Calendarを書く人たちが増えています。
それは、社員の自主的なアウトプットこそが最も説得力のあるコンテンツだということが徐々に浸透してきているからではないでしょうか。
採用コンテンツは発信するのが非常に大変です。
発信する人不足であったり、ネタ不足であったり。発信者が偏ればそれだけ感性も偏るため、より色々なポジションに刺さるコンテンツを作成するのが難しいと思われます。
しかし、こうして個人が会社について語れる時期はチャンスです。参加者が多いほど、その会社の魅力は各方面に届きやすくなる。
このAdvent Calendarの素晴らしいところは、会社ブログではなく、社員個人が発信しているということなのです。
ここからは1日から24日までの間、自社について語ってくれた社員の記事を振り返ってみましょう。
この記事の筆者の入社エントリです。
「サービスがようやく認知されてきた」という頃に入社してから「資金調達しました」な最近までにどんなことをしてきたかです。
「ほとんど何もルールがない」カオスな状態で「なんでもやる」を楽しめる人はスタートアップは楽しいと思います。
激しい変化をしながら、まるで「先月とは別の会社のようだ」と言いながらプロダクト開発をするのはとても刺激的だと思う。
それが良いときも悪いときもあるが、その不確実性を楽しむことこそが醍醐味に近い。
スキルやQoLの向上をしながら、今日もスタートアップを楽しむ。
マツリカに入社して感動したことがまとめられています。
「会社に入って感動する」ほどの何かを日々当たり前にやっているようです(中にいるとわからない)。
ワークライフバランス、という言葉が働き方改革という言葉と共に知られるようになって何年かが経過したと感じますが、このワークライフバランスの先にどのような願いがあるのかまで明確に言語化できている組織は、実はあまりないように北山淳也は思います。
急速に成長しているマツリカの採用を支える技術、ともいうべき記事です。
応募者の個人情報を守りつつ、採用のプロセスは全社員が見えるチャンネルで実施する運用になっています。
採用担当ならではの、採用に対するアツい思いが書かれています。
私がずっと思っているのは、採用を通して理想を現実にしたいということです。
こんなチームを創りたい
こんな会社でありたい
こんな人と働きたい
そんな理想を採用を通して現実にしたい。
ビジネスサイド(Sales, CS, Marketing etc)にもわかるように、Excelと照らし合わせて説明したいと思います。
データベースを扱うための言語、SQLについてエンジニアを本職としていないビジネスマンにもわかるように説明した記事です。
ビジネスマンが自身でデータの分析を行えることの重要性を解説しながら、データベースとは何か?など基礎的なことをExcelに例えながら触れいています。
ExcelをイメージしながらSQLを学ぶことで、理解を深められた方がいてくれれば嬉しいです。そして、最終的にビジネスサイドがSQLを書けるスマートな組織になってくれればと思います。
大手企業2社と専業主婦を経てマツリカに入ったセールスパーソンの、働く理由とミッションへの思いがまとめられています。
子育てと仕事、どちらも大切にしたいという彼女の信念を読むことが出来ます。
多くの大人は、起きている時間の半分以上を仕事に費やします。このワークライフをもっと充実したものにできたら、すばらしい。私も心からそう思っています。
会社のミッションと、自分のミッションが重なっている、これも重要な「祭り化」の条件ですね!
リモートワークに関する話はエンジニアが多いですが、カスタマーサクセスの視点からお話をしてくれています。
そもそも移動のために早く起きないといけないのよくわからないし、
身支度終えて即移動、それより身支度終えて即仕事、の方がどう考えたっていいです。満員電車から降りた頃には疲労困憊、そんな生活から解放されました。
またフルリモート実現のために必要なことについても熱く語っています。
1.顧客情報基盤
2.オープンかつ密なコミュニケーション
3.マネジメントのコミットメント
名著『カイゼン・ジャーニー』 に登場するキャラクターが投げかけるセリフ「それで、あなたは何をしている人なんですか?」をもじったタイトルでしょう。彼自身が、エンジニアという職種ながら営業チームへ越境して"ふりかえり"しています。
昨今のプログラマーはエディターやソース管理、働き方などの面で、
コードを書くこと以外の作業に囚われず、集中できる環境を手に入れられる可能性が高まってきました。
しかし、それ以外の人達が祭り化できる環境を手に入れられる可能性は、まだまだ高いとは言えません。
私はその人達もより良くする、祭り化できる環境を提供できるようになりたいのです。
彼にとっての祭り化とは何か、楽しく働くとは何かが書かれています。
私はそれでも「楽しさを発信する人」として、
自分が夢中になっていることを発信するようにしています。
これは私自身が楽しんでいる人達を見て、
言外に「楽しんで良いんだよ」と言ってもらえた気がした経験があるからです。
社内広報というポジションに移籍してからの活動をまとめています。
"伝える"というシンプルでも難しい仕事に対して少しずつ自分なりにアプローチしていっているようです。
今年の10月にSDRから広報に移籍した際に、最初に始めたのがTwitterとSlackでの発信。
Twitterは、私の文章を見て、世界中の誰か1人でも"知れてよかった☻"って思ってくれたらいいなという想いで始めました。
もっといいものを生み出したい、という思いから行動に至っていく過程が見られる記事です。
今後行き違いや意見の相違があった時にも、相手の想いに向き合い、自身の想いを伝えることからも逃げない。そんな自分でありたいと考えています。
エンジニアながら「スタートアップは投資家へのピッチ(プレゼン)の際に「3つのWhy」に答えられる必要がある」という観点について、自身の話と絡めて語られている記事です。
元コンサルのエンジニアだけあって理論的です。
なぜこの事業に関わりたいのか?
なぜ今、この会社を選ぶのか?
なぜこの人たちと働くのか?
という自問に回答しています。
これを読んだそこのあなた、今いる自分の組織に対して、この問いに答えられますか?
マツリカfmというマツリカ公式Podcastを聞いて弊社を知り、そして入社した男のPodcast記事です。
内容はiOSエンジニアとしての技術をPodcastに紐づけて書かれています。
さて、今回は、弊社へ入社するきっかけとなったMazrica.fmを再生するPWAを作ってみたのでそのTipsの紹介です。
実際に作ってみたTipsが書かれていて、PWAに挑戦する人にとっても良い記事です。
エンジニアとして、提案出来る技術(価値)の引出しを増やす為に、新しい技術も積極的にキャッチアップしていきます。
地方フルリモートで働くバックエンドエンジニアが、CTOに言われて心に響いた言葉について書かれています。
普段仕事に精一杯になると、頭でわかっていても少しずつ抜けていくことを再認識したという話です。
僕は「プログラムは思った通りに動くのではなく、書いた通りに動く」という言葉が好きで、コンピュータの世界はどれだけ因果を突き詰めるかが大事だと思っている。
にも関わらず雰囲気で議論していた自分への戒めと、改めて上記を念頭に置いて作業することの大切さを認識した話でした。
マツリカの広報によるふりかえり。実際にやってきたことベースによるふりかえりで、良いところも悪いところも書かれています。
案外自分にはこの「ゼロイチ」が合っていて。会社の課題に対し、やるべきことを考え、時に走りながら考え、PDCAのやり方から作っていく。まだないものを想像して、創造する。
一見華やかに見えるメディアとのやりとり・掲載も、日々の泥臭く地道な、連絡・調整、企画提案、訪問活動がないと生まれないわけで。
広報というポジションの人が、どう会社のことを捉えているか分かる記事です。
代表取締役EJによる動画です。ライフワークバランスだけで幸せになれるのか?という話題。
・働く時間:1年の3分の2
・一生のうち43年間(平均寿命の約半分)
あまり代表自身から働くことについて聞いたりはしないので貴重な動画です。
「【大検証】自宅でコーラにメントス入れた結果」というタイトルにした理由は全くわかりませんが、見るとカスタマーサクセスについて熱く語られていました。
カスタマーサクセスってどんな職業?
マツリカにおけるカスタマーサクセスとは
最後までなんでこのタイトルにしたのか理由は全くわかりませんが、カスタマーサクセスについては丁寧に解説されています。
地方フルリモート勢としてはかなり初期からいるメンバーによるフルリモートワークでも社員と交流したいという話。
社員が増えると部活も増えました。ただ、オフラインで活動するのが多く、楽しそうだなぁと見ているだけでした。
リモートでの交流はリモート飲みは何度かやっています。それも楽しいですが、単純にリモートでも遊べる部活が欲しいなと思うようになりました。
リモート飲み会をやってみたり、部活をつくったりと交流の流れは社員起因であることがわかります。
マツリカのカスタマーサクセス責任者兼Sales Science Lab.の代表として営業コンサルティング、講演、営業研修、書籍出版(ただいま執筆中)の事業を営んでいる男の語り記事です。
モットーは、
『セールスというアートをサイエンスし、日本の営業をアップデートする』
営業を科学しようとする彼と、Sensesというプロダクトはビジョンが一致しているのでしょう。SFAというレッドオーシャンに殴り込む我々の意義がわかりやすく書かれています。
営業情報を集め、その情報をもとに示唆を得ることで施策立案をしていくためのSFAにおいて『情報が集まらない』ということは致命的な欠陥となります。
どんなに高機能なSFAを導入したとしても、情報が集まらなければ、昭和のOLD営業から進化できません。
そんな営業職における社会問題ともいえる大きな闇にメスを入れるために私たちはこの事業を行っているのです。
Day3でも登場したマツリカ採用担当による「営業なんか、最高だ」という記事。
自身の営業経験の話に加え、マツリカはただSFAを売っているわけではないという話が書かれています。
でも先ほども書いた通り、マツリカは営業の最高の未来を創っている。
ただSFAを売っている訳ではないんです。
それも含めてお客様に提案をします。
マツリカで祭り化を研究している人の記事です。祭りという単語を使ってしまったせいで誤解を解くのが大変という冒頭。
これが一番誤解されているところではないかと思います。私たちは常日頃から神輿を担いでいる集団ではありません。いつでもウェーイ!!と騒いでいるパーティーピーポーでもありません。ええ感じのお祭りを企画するイベントプロデューサーでもありません。
マツリカを知る上で「祭り化」という概念を把握することは避けれは通れません。その祭り化という概念を創造主本人が解説しています。
①お祭りではない
②お題目ではない
③How toではない
④力技ではない
⑤限定的ではない
マツリカプロダクトの品質保証、最後の砦のQAチーム最強の仕事大好きマン「140(いちしお)」の記事です。地方フルリモートのため、定期的に東京にくる権限を持っています。今回バックパックしながら仕事してたという話です。
よっしゃ!ゲストハウスからフルリモートじゃい!
ゲストハウスではフルに5日間作業をしていました。
ただ、本社で飲み会やオフラインのイベントとかがあったので、午前中だけ、とか部分的な利用をしていました。
自由への責任を果たし、浅草から無事仕事ができたようです。
「自分がやろうと思い立った時、マツリカはそれを否定しないでいてくれる」ということ。
バックパック?ダメだよ。みたいなのがないということ。
自分のことを自分で決めて自分で責任を持つ自由を与えてくれるということ。
ねこを愛でる人たちの飽くなき猫愛に関する記事です。エモい記事が多いので箸休めと自身で書いています。
猫の写真や情報を投下する専用のチャンネル、
それが #we_love_cats なのです!
おお、見よ、このモフモフを……!
今までなら雑談系チャンネルに各々流していた猫チャン達の写真が、こうして一堂に会しておる……すさまじい猫圧……!
これぞまさしくこの世の楽園である……天国であるぞ……!
Slackの投稿数などのデータも公開しています。また、チャンネル作成でどのようなコミュニケーションがうまれたかなども書かれています。どこか箸休めか。ちゃんとしていました。
マツリカ創業期からSensesを支え続けたトップセールスにして、現在はプロダクト責任者の久保さんです。この男から話を聞けば、営業のイメージか覆されるでしょう。
このSFAという市場は、この世に生まれてから20年近くの時が経ちますが、営業支援ツールに満足していない企業や営業パーソンは多く、
まだまだ技術革新や進化が求められる市場であると考えています。
営業支援ツールの発展によって、営業からどのような作業が消えていくかを考察しています。それを強調することで、反対に消えないものについても言及されています。
最後に、営業支援ツールがどれだけ進化してもなくせないものは、
当たり前ですがやはり営業パーソンというヒトであり職業だと思っています。
むしろ営業パーソンが創造性を持って営業という職業を楽しめるよう、役割にフォーカスできるよう、営業支援ツールは進化すべだし、そんな世界とプロダクト開発に、諦めず挑戦を続けていこうと思っています。
マツリカの年に一度、全員が集まると言われているイベントのダイジェスト動画です。
地方フルリモートやLibertyの精神により、イベント系の参加は基本任意ですが、この年末のイベントは集まるようです。
各々がやりたいことをしているようで楽しそうでした。
私の祭り化は技術について考えているときだ。ということで技術的負債に関する記事を書いてくれました。社内一部でホットサンドメーカーが流行っているのでサムネイルが肉です。
ウェブ開発をする貴方のお手元には、jQueryやAngularJS(つまりAngularの1.x系)など、石器時代のごとき古代の遺産が残っていませんか?傾向として、フルスタックフレームワークや、逆に詳細に踏み込みすぎるライブラリは、技術的負債になりやすいものです。
いきなりつらそうな話題ですが、ちょっとずつ返済していくぞという心意気が見れます。具体的なコードも合わせて記載されています。
マツリカの人事労務という立場からの記事です。労務という立場で祭り化を目指すというエモい話。
僕にとっての「祭り化」とは、「社員が祭り化することを考え行動する」ことです。
僕は人事労務の仕事に誇りを持っています。
この仕事は「みんなが一人一人祭り化できる環境をサポートする」ことです。
「自分の仕事に創造性があるか常に問いかけよう。そして私たちが持つ創造性を最大限追求しよう。」
だから、とても難しく、他にない「人事労務」をやっているのです。
誰かの祭り化をサポートすることが自分の祭り化である、という視点はなかったので、祭り化とは社員それぞれが持っているのだなとわかっていく話でした。
すべての記事に目を通し、ふりかえってきました。
社員が個人のブログ、あるいは動画で会社のことについて発信することが、どれだけの効果を生むでしょうか。今から楽しみです。
会社のことを知るには、その社員がどう思っているのかを聞いたほうが早いのです。
そしてそれを会社のプラットフォームではなく、あくまで個人の媒体に載せることに意味があると思いました。
個人のブログに書いても、そこに採用の導線となるリンクを貼ることで解決します。
また、閲覧数がもし増えればその書いた人に還元することができたり、アウトプットの機会になったり、リファラル採用に繋がることもあるのです。
こうした個人が書くメリットを増やすことで、参加のハードルは劇的に下がったのではないかと思います。
このAdvent Calendarは、この記事の執筆者であるRyoが社員を巻き込む形で始めましたが、こうして乗ってきくれる人たちがいることを誇りに思います(これは任意参加です。書いていない人を責めるものではありません)。
ミッションである「世界を祭り化する」の意味が、このAdvent Calendarによって少し明瞭になったでしょうか。
答えはひとつではなく、祭り化は人それぞれなりに持っていることがわかります。
もしこれを読んでいるあなたにも「祭り化」の心当たりがありましたら、ぜひご応募ください。