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【#1 代表インタビュー】”変化”を続けて90年。上場企業4代目社長が挑むグローバル進出の中身とは

いつもマツモトのWantedlyをご覧いただきありがとうございます。広報担当です!
本日は、2022年に4代目代表として就任した松本社長インタビュー。これまで数々の事業をゼロイチで立ち上げWeb推進を果たした代表のこれまでと今後の挑戦に注目です✨

ー はじめに、松本社長のこれまでを教えてください!

これまでの道は少し変わっていて・・大学には通っていましたが就職することには興味がなく、欧米の大学院に行きたいと考えていました!ただいろいろあった結果、欧米の大学院ではなく、中国で中国語を学ぶことになり、4年生の2月から2年間上海の大学に留学、その後は半年ほどアメリカのシアトルに留学。色々なカルチャーに触れた後に、ようやく日本に戻ってきて某大手印刷機器メーカーに入社しました。が!分業制が徹底している大企業は窮屈で肌に合わず、1年ほどで辞めてしまいました(笑)自分はどちらかというと裁量を求めて事業を推進したいタイプだったんですよね。

ー 自由な生き方でとっても魅力を感じますが、海外には元々興味があったのでしょうか?

はい!両親にもずっと「自分は海外に行くんだ!!」と言っていました。キッカケは中学1年生の時に行ったはじめてのアメリカ旅行。単一人種で生活も人柄も規律ある日本とは全く違って、様々な人種が一つのコミュニティに共存してて自由な文化に13歳ながらものすごいインパクトを感じたんです。”将来は海外で学びたい、働きたい!”と強く感じ、当時からずっと海外留学には興味がありましたね。

ー 実際の海外生活はいかがでしたか?

最初に留学した2000年代初期の上海は、日本人はルールをしっかり守って動こうとするのと真逆で、中国人はルールを壊しながら動いてき、その中でいろいろな文化が共存している生活は滅茶苦茶でしたが、その感覚が楽しかったです(笑)上海というところは、昔は欧米や日本の疎開地でもあったので、国際的な町並みでありながらも、ものすごい勢いで街が発展し経済が動く瞬間を目の当たりにする経験はとても刺激的でした。同じ学校に通う各国の人たちも「中国でビジネスがしたい!」と意気込んでるような方ばかりでとにかくエネルギッシュ!環境は刺激的でした。ただ、中国語が一通り身についた頃、今度は英語が話せなくなってしまい・・グローバルに仕事をしたいのに英語を使えないのはまずい!と、シアトルで語学を学び直しました。



ー ものすごいバイタリティ!得られた気づきも大きそうですね・・!

そうですね。今振り返ると、日本が大好きな外国人はみんな日本アニメを観て育ってるということ、そして世界では自国の文化を語れる人が評価されるということが1番の気づきかもしれません。マツモトの強みを最大化してグローバルにビジネス展開する今の事業にも、ここでの学びが繋がっていると思います。

ー 大手企業からマツモトに入社された当時の気持ちを知りたいです。

正直、 ”会社を継承させるぞ!”といった意気込みみたいなものは本当になかったんですよ(笑)父親からも継いで欲しいと言われたことは1度も無かったですね。ただ、当時の時代では普通だった堅実な価値観が全くなく、めちゃくちゃな環境にワクワクするタイプだったので、単純にこのまま日系企業で会社員として働くのは無理かなとは思っていました。

ー 先代から引き継いだ価値観などはありますか?

よく父親が言っていたのは「現状を引き継ぐ必要なんて全くない。自分のやり方で新しいことをやればいいんだ」ということですね。逆に継いだらダメだよと言われてきましたし、ずっと「早く自分の形を作れ」とも言われ続けていたので、存続させる想いよりも変化し続けなければと思っていました。



ー その ”変化し続ける” 価値観が90年の歴史をつくってきたのですね・・!

そうですね。もともと創業したのが北九州で写真工芸所という仕事から始まり、2代目は自分たちで印刷機を取り入れ製造業となって、今の会長でもある3代目で大量生産の仕組みを作り、ここまで大きくなりました。”じゃあ4代目の自分は何をする?” とずっと考えていたので、維持よりも生み出すことを重きに置いてきましたね。

ー 4代目からの ”新しいカタチ創り” はどのように取り組んできたのですか?

社会人2年目の2008年、東京営業所に配属されてからはとにかくゼロイチでいくつものWeb事業を進めていましたね。インターネットを使って受注をしたデータを印刷機に回して製造するなどといったフォトブックの事業をはじめ、今Webサービスとして展開されているものはほとんど私が担当しました。

ー 松本社長の変化とはDX推進だったのですね!

そうですね!ただ、世の中がデジタル社会になってきて ”自分の代ではWebだろ!”と考えていたものの、Web専門の会社ではないので自社だけの取り組みでは頭打ちを感じていたのも正直なところです。印刷 × Webで考えていましたが、時代の変化はとても速く、どうしても紙媒体よりもWebの方が強くなってきてしまい、しばらく悩んでいましたね。



ー  そこからどう打開したのですか?

たまたま社員の紹介で繋がれた海外の元Googleエンジニアとの出会いをキッカケに思考が広がりましたね。その方がメインビジネスとして開発していたのがWeb3.0で、この事業をスタートしました。はじめは聞いても良くわからなかったので興味もなく・・(笑)Web事業推進のためのソフトを開発してもらっていたのですが、何度か協業しているうちにマツモトでも取り組めそうなことがあるということで話が盛り上がって、今回の『ShinoVi』リリースに至りました!

ー ここから、Web3.0事業がスタートするのですね!

そうです!彼には「Web3.0は既に世界のマーケットだ。アルバムという事業は日本だけのマーケットに過ぎない。いつまでそんな小さな事業をやっているんだ」と一蹴され、自分の中で ”これだ!” と心が動きました。本当の意味で新しいビジネスを展開できるワクワクがありましたね。

ー 新事業立ち上げを決定し、どのようなことからはじめたのですか?

やると決めてからは週1回のミーティングを通して『何を売るか』などを話し合っていたのですが、海外のサイトを見てリサーチしていたところ絵が売れることを知りました。うちは印刷会社でデザイナーもいたので、試験的に10点ほど制作・販売してみたところ即日完売したんです。正直私も驚いたのですが、”これはいける!”と確信に変わりましたね。


上場企業の "これから" を一緒に。日本文化を世界に浸透させるWEB3.0事業『ShinoVi』に迫る! | 株式会社マツモト
株式会社マツモトWantedlyをご覧いただきありがとうございます。広報担当です!本日の記事は、2023年2月からスタートしたWEB3.0新事業『ShinoVi』について公開。90年培ったモノ創りのノウハウで手がける新しい取組みに注目です✨ WEB 3.0とは? ...
https://www.wantedly.com/companies/matsumotoinc/post_articles/499240


ー すごいですね!今回の日本×アートというコンセプトで展開した経緯も教えてください。

海外留学の経験から『日本人として日本文化を発信する』ことの重要性を知り、マツモトとして制作するならば、このカルチャーを世界に届けるということを使命に事業を立ち上げました。グローバルなマーケットだからこそ、アニメや浮世絵、忍など日本を紹介できそうなコンセプトにしています。やはり海外からの人気が高く、SNSアイコンやホームスクリーンなどで使っていただいてるようです。

ー 素敵です!これからのマツモトも更に変化していきそうですね。

そうですね。古き良きアルバム事業の未来も担っていますが、これまでどの事業展開においても業界トップクラスのシェアと最新技術で進めてきました。”変化” に柔軟、そして目の前の課題解決に向き合い着実に成長していくマツモト社だからこそ実現してると思います。

ー そんなマツモト社ではどのような方が活躍していますか?

今のメインは製造なので、 日々目の前で起こる問題の解決やコツコツと積み重ねができる人が強いですね。アナログになりがちな業界ではありながらも、最新技術を取り入れてDX化に対応し続けるなど、企業として体力がいる部分もたくさん乗り越えてきてくれたメンバーです。



ー 安定した業界に感じますが、”保守的”とは少し違いますね!

そうですね。企業として ”変化” をテーマに掲げているからこそ、今回みたいにいきなり『WEB3.0やる!来月展開する!』と言ってもそのスピード感についてきてくれるメンバーは非常に多いなと思います。過去の延長だけでは企業の成長が難しくなってきている現代では常に2〜3歩先を開拓していかないといけないので、そういったことに耐性がある人は尚良いでしょうね。裁量を楽しめてチャレンジ精神に溢れる人が活躍できると思います。

ー これから先、どんな人と一緒に働きたいですか?

創業して90年続く老舗の上場企業なので、これからの未来を担う20代には少々堅いイメージが強いと思います。ですが、これまでコツコツ積み重ねてきた基盤がありつつも常に ”変化” を続けている企業なので、「もっと新しいことをやりたい」と主体的に動ける方を求めています。自分自身がそうであったように、仕組み化されすぎた組織の中で歯車になってしまいワクワクを感じられてない方は本当勿体無い。たくさん挑戦できるフィールドで成長を勝ち取って欲しいです。

ー 最後に、今後の経営にかける想いをお願いします!

これからは日本だけに留まらず、グローバルな展開を目指して拡大していきます。日本ではない他の国でどう評価されるかということが、ものすごく重要。海外の価値観に合わせるのも1つの手ですが、マツモトは日本人であることの誇りや日本でこれまで培ってきた繊細なノウハウを持って、日本文化をしっかり発信していきたいと考えています。海外からみた日本を代表できるような事業で世界を感動させることを、ここにお約束します。

いかがでしたか?『継承ではなく変化する』という言葉が印象的だった今回のインタビュー。堅実に見える企業の裏には、新しい取り組みに挑戦し続けるベンチャー企業のような柔軟なカルチャーが伺えます!グローバル展開や急成長、裁量を持ってワクワクしたい方はぜひエントリーください✨カジュアル面談お待ちしております〜!!

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