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映像メディアに特化したプレスルームの魅力。唯一無二の橋渡し役として。|ルームズ社員インタビュー


マテリアルマガジンをご覧の皆様、こんにちは。マテリアルグループ広報担当の時田です。

今回のマテリアルマガジンでは、2021年2月26日よりマテリアルグループへ参画した株式会社ルームズのプレス担当者のみなさまをお招きしてインタビューを実施。日々の業務やプレス担当としてのやりがい、これから目指すプレスルームの姿について語っていただきました。

■登壇者プロフィール

小川苑子さん(PR部・持ち道具チーム所属)プレスルーム業務を経て現在はチームリーダーとして活躍中

姜東佑さん(PR部所属)レポーティングやマーケティング活動に従事

佐藤京香さん(PR部・持ち道具チームに所属)プレスルームにてプレス業務に従事

内田ありすさん(PR部・持ち道具チームに所属)プレスルームにてプレス業務に従事



1.映像コンテンツに特化したプレスルームとして

プレスルームとSNSの運用で露出機会を増やす

ープレスルームのみなさまの日々の業務内容について教えてください。

内田:私たちプレス担当の主な業務は、クライアントからお預かりしている商品や日々のリース管理です。この点は、他社のプレスルームと似たような業務内容かと思いますが、異なる点としては、ドラマや映画などの映像コンテンツのメディア担当者とのリレーションが強いことです。そのため、弊社からテレビドラマの制作スタッフの方々を誘致して、打ち合わせをさせていただくことも多くあります。それぞれのクールごとの撮影に合う商品をクライアントに呼びかけることもあり、こうした点は、他社のプレスルームとは差別化されるポイントかなと思います。


小川:私は普段の業務と並行して、SNS運用(Instagram)を行っています。Instagramを始めた経緯は、テレビドラマなどの映像コンテンツに特化したプレスルームとして、クライアントの商品をリリースする目的に加えて、番組や制作サイドに向けて、クライアントの商品をアピールするためです。実際に、私たちのInstagramのフォロワーには、テレビ番組や映画などの制作スタッフも多くいらっしゃいます。そうした方々に向けてリアルタイムで商品をアピールし、私たち自身がクライアント商品の露出シーンを増やせるように動いています。


1,000点以上の商品を取り扱うプレスルーム

ー実際にプレスルームで扱っている商品やサービスはどのようなものが多いですか?

内田:取り扱っている商材としては、衣服と衣服以外の持ち道具(鞄 / アクセサリー)の2ジャンルが最も多いです。最近では、ギフティングとしてマスクやインナーなどの商品も取り扱う機会が増えています。例えば、靴下などの肌着系の衣類は、実際のドラマにはなかなか写りにくい商品ですが、「まずは商品を知ってほしい」という思いを持つクライアントも多くいらっしゃいます。そこで、実際に現場の方々に多く使っていただけるように商品をお渡しすることもあります。種類やブランド数も豊富に取り揃えているので、実際の商品数は、1,000点前後になりますね。


その他にも番組制作の方から、「今度のドラマでは主役が自転車に乗るシーンがある」と教えていただいた際には自転車メーカーにお声がけしたりと、プレスルーム側から積極的に両者を繋げるように動いています。


多種多様な役割を持つメディア担当者との強いリレーション

ー日頃よりプレスルーム内覧会などを実施されていると思います。ずばり、プレスルームの魅力を教えてください。

小川:プレスルームを実際に見ていただくことで、商品のリースなど、ブランドの広報支援の場として活用していただくことができます。また、メディア担当者には常にプレスルームを開放しているため、必要がある時はいつでも見に来ていただけるようにしています。そうすることで、各テレビ局に常駐している制作関係者やスタイリストの方々など、多種多様な役割を持つ担当者と強いリレーションを築けることは、プレスルームの最大の魅力だと思います。


2.メディアとブランドの橋渡し役として

商品そのものの魅力を伝えるプレスルーム

ーこれまでに嬉しかったエピソードや、印象に残っていることがあれば教えてください。

佐藤:私たちは、ハイエンドなブランドから新進系のブランドまで、さまざまなブランドを取り扱っています。そうした中で、実際にブランドの商品がドラマにリースされたり、メディアに露出することは、やはり嬉しいですね。他には、ドラマ関係者が持ち込んだ先で実際に演者の着用が決まった後に、「役者さんが商品をとても気に入ってくれたので、可能であれば購入したい」というようなお声をいただいた時は、商品の魅力を伝えるという本質的なPRの点においても、やりがいを感じて嬉しくなります。また、こうしたお話をクライアントの担当者にお伝えすると、「あの女優さん好きだったんです!嬉しいです!」などと言ってもらえることもあるので、嬉しさは二倍になります。やはり、ブランドのファンになってくださることは、ブランディングという意味でも非常にやりがいを感じます。


ブランドの目的を理解してサポートする

ー商品をお預かりする際に、どのようにヒアリングやすり合わせを行いますか?

内田:ブランドや商品によっては、実際に扱ってほしい演者さんや役柄に強い希望がある場合もあるため、なるべくその希望を叶えられる形で進行しています。また、露出の尺はあれど、倫理的な観点から、あまり良くないシーン(犯罪シーン等)などでは使用されたくないと躊躇されるブランドも多いんです。ブランドに余剰な印象を与えてはいけないですし、この点は、お預かりする立場として常に意識しながらすり合わせを行っています。逆に、どんなシーンでも目立つことを重視しているブランドに関しては、役柄やシーンに関わらず商品を提供することもできます。内容やシーンの“良い悪い”ではなく、そのブランドの目的をきちんと把握して叶えることが大切だと思っています。


佐藤:他には、ターゲット層を変えていきたい、ブランドイメージをより若くしたいといった年代の要望も多くありますね。そうしたブランドの商品は、実際のブランドイメージよりも若い役柄の演者さんに使用してもらうなど工夫しています。


ルームズならではのSNSを作るために

ー日頃よりInstagramでも素敵な投稿をたくさんされていますが、SNS運用で大切にされていることはありますか?

姜:投稿のバランス感は大切にしています。私たちは、衣装や小物などの衣類系を最も多く扱ってはいますが、それだけに偏らないよう日々バランスを意識して投稿するようにしています。加えて、すべてのブランドやカテゴリを平等に投稿できるよう、内容や日時といったタイミングを考えて運用しています。また、ドラマや映画などの映像コンテンツに基づいて商品を扱っているため、投稿する内容によって著作権や肖像権を侵害することのないよう細心の注意を払っています。投稿している内容は、常にクライアントも見ることができるので、できる限り多くのフィードバックをいただいて、それを反映できるように活用していますね。


小川:Instagramは、関係者だけではなく、一般の方々も閲覧できるものなので、「テレビドラマでよく見るさまざまなブランドを投稿しているアカウント」という認識を持っていただけるように、ルームズならではの投稿も増やしていきたいと考えています。今後は、自分たちだからこそ運用できるSNSを目指して企画を練っていきたいと思います。


ープレスルームのご担当として最も大切にされていることはありますか?

佐藤:私たちは、メディアとブランドの橋渡し役として存在しています。ブランドからの要望も聞きつつメディアとのすり合わせも行い、双方向にメリットを提供できるよう綿密なコミュニケーションを欠かさないようにしています。実際に、「持ちつ持たれつの関係だね」と言われることも多く、Win-Winの関係性をよく理解して立ち回ることを意識しています。


小川:Instagramに関しては、先ほど伝えた目的の他に、“今”の商品をリアルタイムで双方に知ってもらうという目的を持っています。メーカーやブランドの要望に応えられる発信をしつつも、テレビやメディア関係者にとっても、「こんな良い商品があるんだ」とリアルタイムで知っていただきたいと思っています。「もっと露出させたい」というブランドの思いと、「もっと多くの情報を知りたい」というメディアの思いをうまく繋げていきたいですね。


また、SNSやプレスルームの他にも、実際に商品開発に携わる機会も増えてきています。例えば、現在あるメーカーのアクセサリーを取り扱っていますが、このプレスルームで座談会を開催し、実際にアクセサリーを使用したメディア関係者とメーカーの双方をお招きして、意見交換をしたこともあるんです。PRという領域を超えて、商品の開発や改良の場に立ち会える機会は非常に貴重ですし、PRの枠に修まることなく、既存の垣根を超えた提案ができるよう、日々試行錯誤しています。


3.業界で唯一無二のプレスルームとして

時流に沿ったオンラインプレスルームとは

ーこれから目指していきたいことや、プレスルームとしての目標などがあれば教えてください。

佐藤: ブランドとメディアの双方向にとってWin-Winな関係を築いていくことは変わりませんが、これからはデジタルシフトも進めていきたいと考えています。現在は、アナログな場としてプレスルームを常設していますが、今後は「オンラインプレスルーム」も作りたいと思っています。もちろん現在のプレスルームも残しつつ、どうしても場所をとってしまう商品や大きな家具/家電など、常設できない商品についても、オンライン上のプレスルームでみなさまが閲覧できれば、よりプレスルームとしての可能性も広がっていくと考えています。


テレビ番組や映画などの映像コンテンツに強い、“唯一無二”のプレスルームとして、さらなる高みを目指していきたいです!


※2021年8月時点の情報です。

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