1
/
5

【社長インタビュー】全ての学生に平等な機会と情報を。だから私は、Matcherを作りました。

Matcher株式会社は「出会い方に革命を起こし、かけがえのない出会いを生み出し続ける」ことを目指し、大学関係なくOB・OG訪問ができるマッチングサービス「Matcher(OB・OG訪問機能)」。そして、企業と学生をつなぐ新卒向けダイレクトリクルーティングツール「Matcher Scout(スカウト機能)」を運営している会社です。

【Matcher社員インタビュー】では、Matcher株式会社で働く社員のキャリアやそれぞれの想いを聞いていきます。

記念すべき第一回は代表取締役CEOの西川 晃平へのインタビュー。設立の背景や会社・サービスへの想い。そして、未来の仲間へのメッセージを聞きました。

全ての学生が手を伸ばせば、同じように機会や情報を簡単に得られるべきという想いから”Matcher”を開発しました。


ーまずはどのような経緯でサービスの設立に至ったのか。その背景を教えてください。

「Matcher」というサービスは、私が就職活動時に抱いた疑問・不満を解決するために開発したサービスです。

私は就職先を決めるに際して、大事なのは「何をするのか」と「誰とするのか」だと考えていました。

「何をするのか」という情報に関しては、ナビサイトや合同企業説明会などで多くの情報を得られる一方で、「誰とするのか」という情報に関しては、得る機会が著しく少なかったんです。その中で「誰とするのか」という情報を得られる数少ない機会としてOB・OG訪問があるのではないかと思いました。

ただ、実際にOB・OG訪問をしようとすると、そこには多くの問題点がありました。


ー具体的にはどのような問題があったんですか?

どうやら大学のキャリアセンター(就職支援課)に行けば、OB・OG訪問の申込みができるらしいという情報を得て、早速キャリアセンターに足を運びました。そしてキャリアセンターの職員の方にOB・OG訪問をしたい旨を伝えると、目の前に分厚い冊子をどんっと渡され、この中から会いたいOB・OGを探してくださいと言われました。紙の冊子なのでもちろん検索性は悪く、記載されている情報もOB・OGが卒業時に収集しているものなので、更新性がありません。

しかも私の所属大学出身で、且つ志望企業に勤めている方は2名しかいらっしゃいませんでした。その2名の方々にメールを送りましたが、未だに返事は返ってきていません(笑)。

この経験を経て、就活生が会いたいのは、あくまで志望企業に勤めている社会人であり、同じ大学出身であることに大きな意味は無いのではないか。そもそも、もっと簡単にOB・OG訪問ができてもいいのではないかと思いました。

そこで、全ての学生が手を伸ばせば、同じように機会や情報を簡単に得られるべきという想いから大学関係なく、ワンクリックでOB・OG訪問ができるマッチングサービス「Matcher」を開発しました。


ーご自身の実体験からサービスを始められたということですね。サービスを運営するにあたって、大切にしていることはありますか?

弊社の経営理念にもしている”先義後利”を何よりも大切にしています。

意味は読んで字の如くなのですが、先に意味のあることを行っていれば、後から必ず利益はついてくるというものです。そのため、たとえ儲かりそうなことであっても、道理に反することをやる気は一切ありません。

また意味のあること=学生のためになると心の底から思えることと定義しています。

企業紹介・人材紹介ビジネスにおけるお金の出し手は、クライアント企業です。そのため、時にこのビジネスにおいては、学生を軽視しクライアント企業に寄った紹介が為されることがありますが、我々は収益云々は一旦置いておき、学生のためになると心の底から思えることをやろうと言い続けています。



ーMatcherは経営理念とは別にミッションを掲げています。企業として社会に対しどのような価値を提供していくのかという点になりますが、それについて教えていただけますか?

我々のミッションは「出会い方に革命を起こし、かけがえのない出会いを生み出し続ける」というものです。

人生はどのような人・モノ・コトに出会い、それらをどのように解釈するのかで決まると思っています。そのため、1つでも多くの人・モノ・コトに出会い、様々な価値観に触れることで自身の価値観を育むことが大切になります。その中でも最も人生について深く考える時期が就職活動期だと考えているので、学生と社会人が出会うOB・OG訪問マッチングサービスを提供しています。

利害関係のない学生のうちから様々な社会人と出会い、様々な価値観に触れることで、自身の価値観形成をし、就職活動、ひいては人生選択をより良いものにしてほしいと思っています。

そして出会いの数の最大化を目指し、インターネット×アイデアの力によって、非効率・非本質なことを解消していきたいと思っています。


ー「かけがえのない出会い」についてもう少し具体的に教えていただけますか?

人生を振り返った時に、あの人との出会いがあったから今の自分があるんだと思えるような出会いを生み出していきたいと思っています。

もっと言うと、良い出会いも(公序良俗に反しない範囲で)良くない出会いも生み出していきたいと思っています。良くない出会いというのは、共感できなかったり、尊敬できなかったりする出会いを指します。

良い出会いは「教師」として学びがありますし、良くない出会いもまた「反面教師」としての学びがありますよね。良くないことを知らないと良いこともわからないと思うんです。


ーミッションを実現するためのMatcherの事業について、簡単に教えてください

Matcherには大きく2つの機能があります。

1つ目が「OB・OG訪問機能」。2つ目が「スカウト機能」です。

OB・OG訪問機能は、大学関係なくOB・OG訪問ができるマッチングサービスです。
現時点で累計学生ユーザー数が80,000人。社会人ユーザー数が15,000人。総マッチング数は240,000件を超えています。

また広告宣伝費は、一切掛けておらず、先輩から後輩への口コミだけでこのトラフィックを叩き出せています。これは「Matcher(OB・OG訪問機能)」というサービスがユーザーに受け入れられていること、求められていることを証明しているのではないでしょうか。


ー2つ目の機能である、スカウト機能についてはいかがですか?募集しているのはスカウト機能のセールスですよね。

スカウト機能はOB・OG訪問機能で蓄積した学生のデータベースを契約企業様にお見せして、一緒に働きたい学生にスカウトできるサービスです。

特徴は、多忙を極める人事・採用担当者の方の手間を極限まで削減していることです。

スカウト業務というのは、自社にあった候補者を選定して、カスタマイズした文章を作成し、一人ひとり面談日程調整をしなくてはいけないという、非常に手間がかかる業務なんです。

そこで、この候補者選定・スカウト送信・面談日程調整という手間のかかる業務を全て代行させていただき、人事・採用担当者の方の負担を軽減します。そうすることで、1人でも多くの学生に出会っていただくことが可能になります。当然学生ユーザーとしても、自分自身では見つけられなかったかもしれない、共感できる素晴らしい企業を見つけることができます。

目指すのは、思いやりに満ちた優しい世界

ー事業の将来的な展望としてはいかがですか?

当面は事業蓋然性が高いスカウト機能に経営資源を集中させることで、第一の事業柱として盤石化を目指します。その後は中途転職市場への進出も考えています。

入社後3年以内に退職する人が30%にも上る時代。そのうちネガティブな理由での転職が大部分を占めます。新卒就職時にこのミスマッチが起こらないように取り組むべきだと思う一方で、就職してみないとわからないことも多々あると思っているので、そういう時にそっと手を差し伸べられるような中途転職サービスを検討しています。

もっと言うと、人の成長・転機に伴い、発生する悩みに対して寄り添える存在で在り続けたいと思っています。


ーOB・OG訪問機能についてはいかがですか?長期的な観点で社会に提供していきたいものがあれば、教えてください。

我々が叶えたい世界観は「思いやりのエコシステムの醸成」「知の収斂」です。

自分が受けた恩を後世に返し、それを受け取った方がまた後世に返すようなペイフォワードの仕組みを指す言葉として「思いやりのエコシステム」と言っています。この「思いやりのエコシステム」が社会全体に広がり、思いやりに満ちた優しい世界にすることを目指しています。

もう1つの「知の収斂」は、思いやりのエコシステムの中で情報が洗練されていくという意味です。ある学生が10人の社会人の話を聞けば、10人分の価値観に触れることができます。その学生が社会人になり、次は後輩学生に話をしたとします。すると後輩学生はその社会人と、その社会人が学生時代に話を聞いた10人分の価値観を踏まえたアドバイスを貰うことができます。

これを繰り返すことで、洗練された情報が後世に伝達されていくことを目指しています。


ーここまでサービス開始の経緯や背景そしてサービスへの思いについて伺ってきました。ここからは、いまMatcherで働く魅力について聞きたいと思います。

良くも悪くも一人あたりの業務量と業務範囲は広いです。

私自身、事業企画やファイナンス、デザイナーも兼任しています。あるメンバーは、営業・カスタマーサクセスをしつつ、人事を兼任しています。

野球で例えるとレフトがセカンドのボールを取りに行く感じですかね。(笑)

またユーザー・クライアント企業との接触機会も多いので、誰のため、何のためにやっているのかという手触り感みたいなものも感じやすいかもしれません。


ーどのような方と働いていきたいと考えていますか?

最初の10人が次の100人の組織をつくり、その100人が次の1,000人の組織をつくると考えています。つまり、最初の10人は会社の先行きを方向づけるものになりますから、絶対に妥協したくないと思っています。その前提で、

①Matcherという事業と世界観に共感している方
②仲間への感謝・リスペクトを持ちながら仕事に取り組める方
③謙虚さと素直さがある方
④能動性がある方
⑤論理的思考力がある方
⑥最上を目指した改善志向がある方

と働きたいですね。

また私は、会社組織というものは家族だと考えています。社員は家族ですし、社員の家族もまた家族です。会社というのは個人では出来ないことを成し遂げるためのもの。その会社を支えてくれているのが社員であり、その社員も家族をはじめとする周囲の方々によって支えられています。

だからこそ社員や社員の家族を含めた、ウェットな関係性を重視しているので、そこに抵抗感がない方だと尚嬉しいです。


ーこのインタビューはMatcher株式会社に興味を持った方々が読むことになります。最後にメッセージがあればお願いします。

採用というのは、会社は社員に「資金」を投資し、社員は会社に「時間」を投資する活動です。

我々のようなスタートアップ企業にとって「資金」は非常に貴重な資源です。しかし、人にとっての「時間」は不可逆概念なので、より貴重であると考えています。

だからこそ、皆さんにとってMatcher株式会社が「時間」を投資するべき企業なのか、一緒に働くことが本当に幸せなのかということを面接というよりは、擦り合わせをできればと思っています。

少しでも興味を持ってくださった方は、是非「話を聞きに行きたい」をポチっと押してください。

Matcher株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
20 いいね!
20 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

八重樫 俊祐さんにいいねを伝えよう
八重樫 俊祐さんや会社があなたに興味を持つかも