【今週の柄本】とは、Makip代表の柄本真吾が週一で書く「カジュアル社内報」です。
社員に向け、その週に柄本が考えていたあれこれを発信しています。
木挽町のあだ討ち という今回直木賞を取った本を読みました。
僕はビジネス書以外の本を読むことがほとんどないのですが、これはめちゃくちゃ面白い。
皆さんも是非夏休みのお供にしてみて欲しいです。
江戸時代の価値観みたいなものも垣間見えて面白いんです。
舞台が江戸時代で、まだまだ人が簡単に死ぬ時代なんですけれども、
結局人なんて死んだらしゃれこうべになるだけだな
とか
将来が保障されている人生を歩んでいる男が、このまま行ったら墓場まで一直線だな
とかそういう表現がよく出てくるんですよね。
この本を書いているのは現代を生きている方ですし、
その時代の思想が本当にそうだったのかなんて誰もわからないんでしょうけれども
どの時代の人であったとしても、その時代を必死に、自分の存在意義を探りながら生きていくしかないんでしょうね。
Makipperの方々とお話をしていると、将来が不安だ。みたいな話を結構聞きまして
確かに僕も、起業する時もする前も不安だったなぁ。。と思い出します。
ただ、結局どうなったとしても、生きていかなければならない。
どんなに落ちぶれたとしても、思ったように行かなかったとしても、ですね。
これはなかなか難しいですよね。
将来こういう風になりたい。というのがあったとしても、
まずどうやってそこに辿り着けるのか?
それが妥当な目標なのか?
今やっていることが、そこの目標に向かっているのか?
ということに本当に個々人が向き合って、自分の中で仮説、戦略を立てて実行しなければなりません。
そういう意味では会社と同じですよね。
まぁ、もう成り行きでいいやという人も世の中にはたくさんいるんでしょうし、
どうやって行きたいところを見つけるのかもわからない人もいるし、戦略って言われてもって人もいるのかもしれませんが、
せっかく一度きりの人生ですからね。
向き合って損はないと思いますよ。