近藤 邦昭's Wantedly Profile
株式会社まほろば工房, 代表取締役 わがままは発明の始まり。 ないものは、作っちゃえ。
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こんにちは!まほろば工房の東長(とうなが)です。今回は、皆さまに「まほろば工房」とはどんな会社か?」をお伝えするために、弊社代表である近藤にインタビューを実施しました。
今回は前編として
上記の内容について語ってもらいました。実は業界内では有名人な社長のお話、ぜひ最後までご覧ください。
代表プロフィール
私は北海道で生まれ育ったのですが、神奈川工科大学への進学を機に神奈川県に引っ越してきました。小学生の頃から近所に落ちているラジオなどを拾って、電気回路をいじって遊ぶようなタイプで、中学生の頃にはパソコンを買ってもらい遊び感覚でひたすらプログラミングをしてきました。
大学ではプログラミングはもちろんのこと、人工知能など大学の同期と様々な研究を行ってきました。さらには、自宅でパソコン通信 ※1のホストを立ち上げて運営をしていました。そこで、現役プログラマーや社会人と交流していたので、学生でありながら当時の最新技術を学ぶことができました。部活動でアーチェリーもしていたので、とても忙しい学生生活でした。
※1 電話回線やISDN経由でホストコンピューターに接続することで、メールや掲示板、チャットなどのコミュニケーションができる通信サービス。日本では1980年代半ばから、一部のパソコンマニアを中心に利用されていました。
合計で4社経験しました。大卒での就職活動は卒業研究が忙しかったこともあり、ほとんどしておらず、受けたのは2社だけでした。どの会社でも基本的にプログラミングや研究等エンジニアとしてバリバリ働いていましたが、それぞれの会社でいい出会いがあり、技術力の向上とコミュニティを広げることができました。
1社目:独立系ソフトハウス
通信系部門に配属され、交換機のソフトウェア開発など実施。商業的プログラミングをするためには何が必要かを学ぶ。
2社目:インターネットのサービスプロバイダー
縁がありNANOG※2にはじめて参加。日本でインターネットを作り上げたたくさんの優秀なエンジニアに出会い、それがJANOG※3設立のきっかけになる。
3社目:IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)
IX(Internet eXchange)をはじめ、インターネットの中心をなす通信技術やそれらの運用技術の研究などを実施、日本インターネット業界のレジェンドたちと仕事をする。ネットワークの効率化や、プロトコル開発などもしていた。インターネット協会主導の2000年問題の緊急対応センターの事務局長も担当した他、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター、日本でIPアドレスの管理などを行う団体)で、日本のIPアドレス管理に関わるルール作りなどにも参画。
4社目:インターネット研究
知人の起業に参画。様々な研究を実施。 4年ほど働いたのち、退職を決意。
※2 North America Network Operators' Group 北米のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループ
※3 JApan Network Operators' Group 日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループ。1997年6月 弊社代表 近藤が立ち上げ。
正直なところ、強い決心があったわけではなく なりゆきで起業することになりました。4社目を退職後、しばらく仕事はお休みをしていました。その期間に、今までの仕事で出会ってきた方々からセミナーやコンサル、開発などの仕事依頼があり、個人で仕事を受けるようになっていきました。そうしていくうちに、個人で受けるより会社にしてしまった方が、融通が利き、発注する側へのメリットも大きかったので起業をすることを決意しました。
個人で受けていた依頼の受け口を法人に変えただけなので あまり不安はありませんでした。が、実際にスタートしてからは従業員の給料分の売上を確保することに、しばらく苦労していましたね。食いぶちを稼ぐのために大学の准教授やったり、色々なことをやってきました。
「やりたいことをやる」というのがメインの方針です。起業当初から、様々な方面からM&Aや上場などご提案をいただいていますが、基本的には、行わない方針です。これは、様々な利害関係者が絡むことで、我々自身の身動きが悪くなることを避けるだけでなく、お客様も安心して当社とお付き合いいただけるようにするためです。
ただ一方で、発展しない会社に未来はないとも考えていますので、弊社の技術を活かした音声ソリューションの売上拡大にも力を入れていきたいと考えています。
当社の技術力を生かしたインターネット基盤関連のエンジニアリング事業とこれを活用したサービス事業は、当社が発展していく上での両輪と考えています。
エンジニアリング事業は、お客様と一緒に新しいインターネットとよりよいネットワーク社会を作り上げていくことで、「インターネットを住みやすいところ」にします。そして、この中から得られた面白い発想を実現し、提供していくことで、お客様の要望を叶えていきます。
今までも、これからも、新しい技術へのチャレンジを行うことが当社の使命と考えています。今後も、開発による技術分野への恩返しと、事業拡大のための商品・サービス拡販どちらも両立して実現していきたいと考えています。
後編に続く
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