人事の友永です。今回は2019年7月に入社し、社内のアプリを横断で見ているマルチデバイスチーム(以後マルデバ)でAndroidエンジニアを担当している荒谷 光(あらたに あきら)さんにお話を伺いました。エムスリーでは医師や患者さんの体験を更に高めたいという思いから、2019年にマルチデバイスチームの採用強化を進めていきました。そのタイミングで入社してくれた荒谷さんにエムスリーとの出会いや入社のきっかけ、これからチャレンジしたいことについてお話いただきました。
─こんにちは、今日はよろしくお願いします!
荒谷:よろしくお願いします!
─入社してようやく1年が経過しましたね。昨年マルデバの採用はかなり力を入れて頑張りましたし、荒谷さんは最初の接点を持ってから入社まで首を長くして待っていたので笑、今日はインタビューできて嬉しいです!では最初に自己紹介からお願いできますか。
荒谷:ありがとうございます。そうですね、昨年7月にAndroidエンジニアとして入社して1年くらい経ちました。エムスリー に入ってからは、m3.com上で医師に適切なアクションを促すためのアプリのリリースを昨年行い、今はFlutterを活用した新規アプリを開発しています。具体的には医師がつい見たくなるような情報を提供するキュレーションサービスです。エムスリーの前は新卒でサイバーエージェントに入社して、そこではエンタメ系サービスを中心にAndroidエンジニアとして働いていました。
─ありがとうございます。荒谷さんはいつ頃からエンジニアを目指していたのですか。エムスリーのエンジニアにプログラミングとの出会いを聞くとユニークだなと感じることが多いので知りたいです。
荒谷:コンピューターとの出会いは父親が持っていたWindows95のパソコンでゲームをしたことです。初めてエンジニアになりたいと思ったきっかけは、小学校低学年くらいの時にテレビで見たIT企業特集でした。そこで働いている人がみんな楽しそうで、卓球したりとか笑。すごい楽しそうに働いている姿を見てこういう大人になりたいと感じたのが一番最初にエンジニアを目指したきっかけです。他にも小学校低学年の時にコンピューターウイルスってなんだろうって考えたことがあり、当時から仕組みを調べたりしていました。大学を選ぶ頃にはエンジニアになりたいと決めていたので、情報系でセキュリティの研究ができるところを選びました。その後、大学2年の時にHT-03Aという機種が日本に上陸してAndroidと出会ったことが自分のキャリアに大きく影響しましたね。当時大学の授業でチームでアプリ開発するものがあったのですが、今後みんなが使うであろう端末で自分の作ったアプリを配布して、多くの人が便利に使ってくれる体験がすごく楽しかったので、そこからはアプリを作りたい気持ちが強くなっていきました。もともと図工や美術とか作る授業が好きだったのですが、アプリに興味を持ってからはコンテストやハッカソンに参加して賞をもらうことも多くバイトせずに稼いでいましたね笑。そういえば、学部生の時にも就職活動をしていてWeb企業の内定をいくつかもらったのですが、その時の某企業の人事が今話している友永さんでしたね笑。結果的に大学院に進学しましたが、当時はお世話になりました。
─そうですね笑。私もびっくりしたのと同時に不思議なご縁を感じましたね!こういう形でまた繋がりが持てるとは思っていなかったです。
荒谷:以前エムスリーが主催したKotlin関連の勉強会に参加したのですが、そこでも友永さんに話しかけられたのを覚えています笑
─はい、話しかけました笑。当時荒谷さんみたいなエンジニアが仲間になってくれると嬉しいよねとエンジニアとも話をしていたのですが、その本人が目の前にいたので話してみたいなと思いました!懐かしいですね。荒谷さんは勉強会に参加する前からエムスリーのことは知っていましたか。
荒谷:はい。2015年からKotlinという言語に触れていたのですが、当時Kotlinをやっている人は日本で数名しかおらず、その内の1人がエムスリーでエンジニアリングフェローをしてるたろうさん(現Ubie エンジニアの長澤 太郎さん)でした。Kotlinで有名なたろうさんという人がどうやらエムスリーにいるぞ、ということで会社の名前を知りました。その後エムスリーのテックブログや勉強会でKotlinに関する情報を目にする機会が増えたことや、サイバー時代からお世話になっている藤原さん(現LINE 藤原 聖さん)が技術顧問としてエムスリーに関わっている点も影響があって会社に対する理解が深まっていきました。
─なるほど。勉強会で会った当時転職意向はなかったと思うのですが、エムスリーの選考に進むきかっけは何かありましたか。
荒谷:当時在籍していたサイバーエージェントでKotlin Multiplatform Project(以後MPP)を使った取り組みにチャレンジしたかったのですが、理由があってそれが難しくなったことで転職を検討し始めました。なので次の会社は技術的なチャレンジとしてMPPが使える土壌があるといいなと思っており、その点でエムスリーはよさそうだという印象がありました。先日テックブログにも記事を書きましたが、入社後は実際にMPPを使ってAndroidとiOSのログ部分を共通化する取り組みも行いました!よかったらブログ記事も読んでもらえると嬉しいです。話を戻して、他のきっかけとしてはエンジニアの西場さんと松原さんと話した機会が大きかったですね。その時に医師により知識が異なるという話を聞いて、こういったデータを持っているエムスリーでできることがありそうだと感じましたし、今後日本は少子高齢化が進んでいくので、医療の重要性も更に高まっていくこと、また業界的にまだアナログなところも多いと思うので、これらをテクノロジーで変えて行けるのはエンジニアとして面白そうだなと思いました。
─荒谷さんと勉強会で出会った時は「何をきっかかけに次のキャリアを考えるのだろう?」と思った記憶があるのですが、医療が抱えている問題の捉え方を聞いた時にはなるほどなと思いましたし、価値観が少し理解できたように感じました。最終的にはエムスリーへの入社を決めてくれましたが、入社を決めた理由も選考に進んだ理由と同じものですか。
荒谷:はい、そうですね。他の点を挙げると、面接の中でエンジニアみんなが技術が好きなのも伝わってきましたし、Tech Talkという社内LT会に参加した際は、社内勉強会をこのクオリティで継続できているのがすごいなと感じたので、自分が入社した際もエンジニアとして楽しく働けそうだなと思えました。入社した今でも周りのエンジニアは皆優秀なので刺激がありますね。今年4月に入社したマルデバチームの新卒エンジニアとも同じプロダクトの開発をしていますが彼もとても優秀ですし、同僚のAndroidエンジニアoboenikui氏(マルデバチーム 星川 貴樹さん)も幅広い知識があり優秀で刺激になる存在ですね。
─それはよかったです!荒谷さんの入社が決まった時、Slackでエンジニアのみんなとすごく盛り上がったのを覚えています。私個人としては学部生の就活の時にすれ違っているので、このタイミングで同じ会社で働けるのは嬉しかったですね。またすれ違うと悲しいなと思っていました笑。では、最後にエムスリーでチャレンジしたいことを教えてもらえますか。
荒谷:エムスリーを選んだ理由にも繋がるのですが、前職ではエンタメ系サービスを中心に関わっていたので、これからは「生活になくてはならないプロダクト」を作りたい思いがあります。エムスリーで保有している膨大な医師に関するデータを活用しながら、みんなの健康をサポートできるような「このプロダクトがあったから健康になれた!」という体験に繋がるものを作っていきたいですね。また、これまでtoCサービスに多く携わってきたので、自分が得意で好きな領域で更に力を出していけたらいいなと思っています。医療系のベンチャーも増えてきましたが、エムスリーでしか実現できないプロダクトがあると思いますし、そういったものを作ってきたいですね。
─いいですね、ぜひお願いしたいです!
荒谷:今回改めて入社前と入社して1年が経った今を比較してみると、技術力は確実に上がった実感を持っています。知識の幅が広がった感じです。前職ではアプリエンジニアはアプリに集中することが多かったのですが、エムスリーではアプリだけでなくサーバー側など広く関われるので、以前より知識も増えたと思います。エムスリーはプロダクトも複数ありプロダクトごとに利用技術が異なるのですが、何を選ぶかはエンジニアに任されています。世の中にとって必要不可欠と感じられるプロダクトを開発しながら技術力を高めたいエンジニアには良い企業だなと感じています。
─今日はありがとうございました。これからも活躍を期待しています!