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【代表インタビュー】PRを通して人々をhappyにできる会社を目指して。成果にコミットするマヴェリックだからこそ実現できる世界とは

私たち有限会社マヴェリックは美容専門のPR会社です。1996年の創業以来、長年培ったメディアとの信頼関係を強みに、Webを含む美容誌や女性誌を中心としたパブリシティを展開。そこから派生して、現在では各種PR・インフルエンサーマーケティングなど時代に合わせたPR戦略を設計しています。

 

今回は代表取締役の桑原社長のインタビューを実施。創業に至った背景やミッション・ビジョンについてお話を伺いました!

 

【プロフィール】

桑原 由美子(くわばら ゆみこ):代表取締役。ビューティPRプロデューサー。広告代理店やPR会社を経て、1996年マヴェリックを創業、1997年に有限会社マヴェリックを設立。1997年に化粧品分野のPRに長年携わり、高頻度でパブリシティを獲得できる独自のメソッドを確立しながら、同分野の第一線で活躍しつづけている。

大好きなPRの仕事に携わりつづけたくて創業を決意

――まずは桑原社長がPR業界に携わるようになったきっかけを教えてください。

21歳の時に一般企業の営業事務職として就職したのですが、そこで営業の楽しさに目覚め、もう少し幅広い領域で営業的な活動に携わってみたいとの思いから転職を決意。以前から雑誌が好きだったこともあり、マスコミ業界を志望し、小さな広告代理店に就職しました。主に中古車販売店や自動車メーカーなどのクライアントに対する広告を担当しましたが、広告には限界があることに気づいてしまったのです。

また、当時は「コピーライター」や「プランナー」といった横文字の職業が流行りはじめた時代で、私も強い憧れを抱き、25歳の時にPR会社に転職しました。1作目のクライアントは自転車会社で、話題の新しい自転車のPRに従事。ところが当時の上司がほとんど仕事を教えてくれず、とても悔しい思いをしたのです。「なんとか上司を見返したい!」と奮起し、入社3か月で30件という成果をあげることに成功。その瞬間、「PRの仕事は何て面白いんだろう」と夢中になりました。自分が一生懸命紹介した商品が、雑誌や新聞の記事として載るワクワク感は、今思い返してみても格別なものでしたね。

その後、現在の仕事の源流となる化粧品のPRに多く関わるようになりましたが、日本国内ではダイエットブームが先に巻き起こり、化粧品への注目度は低かったのです。1992年頃の美容液ブームを機に化粧品への関心度が高まります。当時の私は化粧品にあまり興味がなかったのですが、「きちんと勉強して自分に合うものを賢く取り入れるほうがよいのでは」という考えに至り、化粧品の勉強を深めながらPRに携わるようになりました。


――そのような中で、マヴェリックの創業に至ったのはなぜですか?

31歳の時に出産をしたのですが、仕事が趣味や生きがいのように感じていた私は、2か月で職場に復帰したのです。でも、クライアント数の多さや働き方に限界を感じてしまって。1人でマイペースに仕事を進めたいと思うようになりました。そこで、クライアントを一部引き継いで退職し、32歳で独立。表参道に会社を設立しました。

最初は六畳一間のワンルームで、机とコピー機、そしてワープロ1台で、1人で仕事をしていたんですよ。ただ大きな仕事をするためには仲間も必要ですから、徐々にアルバイトや社員の採用を開始し、組織化と事業化を進めていきました。


――創業当初、桑原社長が成し遂げたかった事柄は?

実は、特に大きな夢があったわけではないんですよ。私の場合、社長になりたくて会社を立ち上げたわけではなく、「大好きなPRの仕事を続けたい」という思いが原動力となって創業しましたので。とにかく仕事を淡々とこなし、きちんと成果を出すということだけにこだわっていました。その思いは今も変わらず、当社はコンサルティングも行いつつ、「成果をしっかりと出す」ことに集中するという価値観を大切にしています。


メディアの視点にクライアントの訴求ポイントを組み込む仕事

――各時代の流行に応じて、やはりPRの手法は変わってきているのでしょうか。

そうですね。メディアに関しては、ムック本、月刊誌、Web、SNSといった流れで主流が変遷しています。ただ、私の中でのメソッドはいっさい変わっていません。

たとえば、SNSは「自薦」のメディアで、マスメディアは「他薦」のメディアです。ですから、SNSのPRだけでは弱くて、マスメディアによる他薦も含めたブランディングが大事なんですよね。そういう意味で、根底にある考え方は普遍的なのではないかと思っています。


――PRの仕事においては、どのようなマインドやスタンスが必要だと考えますか?

とにかくメディアについて調べて研究することですね。メディアがどこに注目しているのかという点をしっかりと把握し、「メディアの視点」に「クライアントが訴求したいポイント」をどう組み込むかを考える必要があります。

先ほどもお話ししたように、当社ではPRの成果にコミットすることを大切にしています。クライアントの訴求ポイントを意識するだけでは成果につながりませんし、その逆も然りです。


――クライアントからはどのような課題の解決を依頼されるケースが多いのですか?

「商品の認知度を高めたい」「雑誌で取り上げられたい」といった課題が多いですね。

当社は国内外を問わず、大手化粧品メーカー・ブランドとの取引実績が多数ありますが、最近ではスタートアップのクライアントも増えてきました。先日コンサルティングを行った某通販系企業様は、当初は「美容雑誌に取り上げられたい」というご要望だったのですが、当社の提案で美容師とのタイアップ広告や、美容家とのインスタライブなどの施策を取り入れたことで、効果を創出することができました。

口コミやリピートでご依頼をいただくことも多く、当社のコンサルティング力や成果へのコミット力をご評価いただいているからこそだと考えております。


――事業における強みと課題を教えてください。

強みは34年の経験値から導き出せるコンサルティング力やアドバイス力です。また、パートナーやリソースも豊富に保有しているため、適材適所で最適な提案ができる点も当社の特長です。

一方で、課題は若手人材の育成です。業界全体の課題でもあるのですが、いわゆる“名物プレス”と言われるような人材がビューティ領域には現在あまり存在しません。だからこそ、当社も含め、一人ひとりが力をつけて業界を盛り立てていく必要があると感じています。

皆が仕事を楽しみながら活躍できる組織を作りたい

――マヴェリックのミッション・ビジョンについて教えてください。

ミッションについては、「ゴールにコミットし、社会を変える」という言葉を掲げています。ここでのゴールとは、「クライアントの夢(成果)」「会社の夢(理念)」そして「自分自身の叶えたい夢」を指しています。

私たちの仕事は、露出によってブランドをつくることです。私たちがPRの可能性を信じ、クライアントのゴールにコミットすることで、優れた商品・サービスがより多くの人々に広がって、社会を変えることにつながるのです。

そして当社のビジョンは、「日本一のビューティPR会社になること」です。「社員のhappy日本一」「クライアントのhappy日本一」「メディアのhappy日本一」をテーマに、社会に貢献できる会社になることを目指しています。


――そのようなミッション・ビジョンを実現するためのバリューについてはいかがでしょうか?

当社では10個のコアバリューを設定しています。具体的には、

「誠実、丁寧、そして謙虚でいよう」「迅速かつ正確でいよう」「何事にも諦めずに挑戦しよう」「学び成長し続けよう」「ゴールにコミットしよう」「まずは自分から」「相手の気持ちになって考えよう」「相手の期待を超えよう」「最高のチームワークで行動しよう」「信頼貯金を積み上げよう」という指針です。これらは、社員に対しても折に触れて伝えるようにしています。


――MVVを踏まえ、今後桑原社長としてどのような組織を作っていきたいですか?

皆が仕事を楽しみながら、活躍できる組織を作っていきたいです。特に「仕事を楽しむ」という価値観を重視していて、ゲーム感覚というのでしょうか。社員一人ひとりがいつまでにゴールを達成するのか、どう達成するのかといったことを楽しみながら考えつつ、モチベーションを保ちながら取り組んでもらえる仕組みを作っていきたいと考えています。

また現在、人材採用や、若手育成をはじめとする教育体制の構築に力を入れている最中です。私自身が各メンバーと毎月1on1を実施しながら、MVVの浸透や現状課題の吸い上げなどを行っていく予定です。


ゆくゆくはビューティ分野の若手PR人材を輩出できる会社に

――今後、どのような方にジョインしてもらいたいですか?

明るく活発な人ですね。行動力があり、柔軟性のある方はPRの仕事に向いていますし、現在当社で活躍しているメンバーもそのような素質をもった人がほとんどです。好奇心が旺盛で、情報に敏感な方。アンテナを張り巡らせられる方にぜひ来ていただきたいと思っています。

ちなみに当社のメンバーはバックグランドもさまざまで、特に前職や専門スキルなどは重視していません。むしろコアバリューに基づく行動ができる方や、化粧品への興味・関心が高い方、基本的なPCスキルやビジネスマナーなどのビジネススキルを保有している方を積極的に採用していく方針です。


――マヴェリックの未来や今後の展望を教えてください。

以前は雑誌のパブリシティが中心でしたが、昨今は包括的なPRを推進していて、幅広い側面からクライアントの役に立つ会社になることを目指しています。具体的には、タイアップ広告やSNSメディアを活用したインフルエンサーの起用などです。一方でクオリティに対してはこだわりがあり、私自身も厳しくチェックしている部分です。このような総合力や専門性を活かしたコンサルティングを行いつつ、事業の幅を広げていきたいと考えています。

あとは、業界全体の未来を考え、優秀な若手PR人材を輩出できる会社を目指していくことも今後の目標ですね。


――最後に、求職者の皆さんへメッセージをお願いします!

美容やマスコミに興味があり、挑戦意欲が高い方には、刺激的で楽しい職場だと思います。そしてプロの仕事でありながらも、未経験でもチャンスをつかめるという魅力があります。

私も25歳からこの仕事に夢中になりましたが、飛び込んでみたらとても楽しい世界でした。ぜひ皆さんにもPRの仕事でしか得られないワクワク感を味わってもらえたら嬉しいですね。


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