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家族と離れて、単独で上京。そこからエンジニアになる!と決めた決意の瞬間を探る。

※インタビュー前編はコチラ:『高校中退・パチンコ店・水商売の仕事を経て、たどり着いたエンジニアのキャリア経歴とは?』

話してくれたメンバー:川
インタビュアー:段
インタビュアー:小
LUXY代表:さ

子供にこんな仕事は見せられない。夜の仕事を辞め、職業訓練へ

小 それからどうしたの?

川 まぁ、生活費稼がないといけなかったんで。僕、出来ることってあんまりなかったんで、とりあえずキャバクラのボーイに戻ったりはしたんですけど、そういうのは他は全然ないです。

小 昼間の仕事はどうしてたの?

川 もうその時点で夜型の体になっちゃってて、昼間の仕事ができなかったです。朝起きれなくて。だから夜の仕事を。別にしたかったわけじゃないんですけど。

生活するにあたって、元嫁に頼りっきりっていうのも良くないなって思ってたんで。それでも散々文句言われましたけど。

小 じゃあ、ヒモってたの?しばらく。

川 若干。

小 一緒に住んでた?

川 ずっと。飛んだ時点で。

小 へー。でもその後、しばらくしてから昼に戻ったわけ?

川 しばらくというか、子供が出来て。妊娠期間中は、まだ夜の仕事してたんですけど、子供産まれるぐらいのタイミングで、子供にこんな仕事見せられないしな、って思って。

一応、電気系の学校通ってたし、そっちに行きたいなと思ってて。

それで、ハローワークの職業訓練。たしか、元嫁のお父さんか誰かに、こんなのあるらしいよって教えられて、行ったんですよ。それが奈良で。

京都に住んでて、元嫁とは。元嫁の実家が奈良なんですよ。僕、その時点で自分の家族とは縁切ってたんで、僕が仕事するにしても元嫁の家族が近くにいた方が良いなって判断で奈良に引っ越して、職業訓練を受けててって感じですね。

小 そっから、もうエスカレーター式に業務につけたの?

川 エスカレーターではないですね(笑)。

小 就活はした?

川 そうですね。一件目が、決まってすぐ入って、アンドロイドの実機端末の評価。

小 それって、ウチの経歴書に書いてる1件目?

川 だと思います。正社員の採用というか、ITの一番最初がそれです。契約社員の段階で契約切ったんで、正確には正社員ではないんですけど。

小 で?

川 で、3ヶ月目で契約解除になって。会社側から、仕事が無いって言われたんです。

「じゃあ僕家族守れないんですけど、どうしたら良いんですか?」ってひたすら言って。ふふふふふ。それで、とにかく仕事就かないとって思って。

その直後が某IT企業ですね。そのタイミングで一回籍を抜いて、母子手当を貰って、僕は東京で研修を受けてっていう予定だったんですけど、1週間ぐらいで大阪の案件に飛ばされて。で、中身も営業で。そこで精神的に患って。

さ その時点で籍抜いたの?

川 僕だけが東京に研修に行ってっていう形で。元嫁と子供をどうやったら守れるか、って考えて。収入も低いんで、二世帯分は絶対無理なのが分かってたんで。母子手当を貰うために一旦離婚したんですよ。

小 あるある。で、ちょっとの期間空けて?

川 ですね。半年~1年間ぐらいゆっくりしてて。で、もう一回頑張ろうと思って。

たまたま、関東のいろんな会社に面接行きませんか?みたいな、仲介業者が交通費を出してくれるっていうのがあって。僕もやりたいと思ってたんで、出して貰って5社ぐらいまとめて受けて、1社受かって。それが銀行の案件の会社です。

で、家族ごと春日部に引っ越して。 

段 その時って、籍はまた入ってる状態だったんですか?

川 そうですね。仕事が決まって、一緒に引っ越すってなった時にもう一回籍入れて。

小 春日部引っ越しました、参画決まって入りました。あれだよね?VBとかで…。

川 いや、銀行は、Cですね。プロCで。サクラエディタ。メモ帳で直打ちでひたすらSQLを生でぶち込んでたやつです。

小 そこはどうだった?稼働とか。

川 かなりキツかったです。かなりキツかったのもありますし、周りの目がめっちゃキツかったです。

小 どういうこと?

川 本当にギスギスしてて。

小 人間関係?

川 そうですね。

さ それは川添さんに対してとかじゃなくて…。

川 全体的にですね。喋れる空気とか全然なくて。

小 そこでどんぐらいやったんだっけ?

川 そこは半年ぐらいですね。下の子が産まれるタイミングでちょっとバタバタが重なって、またちょっと病んじゃって…。

小 そこを退場するきっかけで、会社も1回切ってる?

川 ではないです。辞める直前は自社のPHPとか開発を手伝わせて貰ってたんですけど、僕自身がもたなくて、辞めさせて貰って。そっから少し精神的に休むことにして、1回生活保護を受けて。子供2人その時点でいたんで、それしか選択肢がなくて。1年間ぐらい、本当にゆっくりしてました。 

小 それで少し回復してからの、前社?システムの書き換えだっけ?

川 そうですね。移行というか、VBからC#にシステムを新しくするっていう。

小 途中、何か日雇いとか挟んだりした?

川 その頃はなかったですね。完全に休んでました。

さ 波乱万丈すぎるわ。

求人サイトで見つけてしまった、某東池袋の会社

川 そこに就いたタイミングでは、もう籍を抜いてて、別居することになって。

なったんですけど、生活保護を抜けるタイミングで、家賃の支払いが出来てないっていうので、お金が足りなくなっちゃって。どうしようもなくて、辞めざるを得なくなって。

家にも住めないから、別居したって言っても元嫁と春日部どうしだったからそっちに住むことになって。で、そこから派遣とかですね。それが丸1年ぐらい。

小 直近まで?

川 直近まで。

小 で、求人サイトで見つけてしまった。某東池袋の会社を。

皆 (笑)

小 パッと見どんなイメージだった?まず、画面を見ただけで。

川 パッと見…、なんか面白そうだなとは思いました。純粋に。

小 俺の感覚だと、応募する方って色んな会社をとりあえず一回見て、何か引っかかるところがあればまずブックマークするじゃないですか?

で、一気にレジュメを送って応募するってイメージがあるんですけど、そんな感じ?

川 あの、経歴だけあるじゃないですか。登録して、自分の一言はつけない。

その時点で向こうが興味持ってくれなかったら採ってくれないと思ってるんで。なんで、たぶんノーコメントだったと思います。

小 大丈夫。覚えてないから(笑)。何社ぐらい送った?

川 その時はたぶん5社ぐらい。自分で時間管理できないと思ってたし、派遣も片手間でやってたんで、なんで、とりあえずここ面接受ける前に実際に面接受けたのは、2社だけです。

小 メッセージ送って、返してくれたもんね。

川 「条件変わりますけど良いですか?」っていう文面を見て、逆に言ってもらって、「やった!」と思って。

とにかく、時間がなかったんで。住む場所がなくなるっていう状態だったんで。必死でしたね。

小 実は、こっちが通知出して、まずはお住いの関係があったんで、引っ越すのも聞いてたんで条件通知はすぐに作って送ったんですよ。でもその後すぐに仕事つかせることができなくて、1ヶ月弱待たせたよね?

そこが今更だけど、すごく申し訳なく思ってるところ。結果、今なんとか最低限だけどお支払いできてる部分もあるから少し安堵はしてるんだけど、もう少し待ってね。まだ上げるから。

川 いえ、全然大丈夫です。今の状態でもめちゃくちゃ満足してるんで。

純粋に楽しいから参加している

小 全然全然。もっと上げようぜ。最後に1個質問。婚活サービス、ユーザーとして使おうと思わない?

川 条件によりけり、としか。そもそも大前提で、僕、恋愛したくないんですよ。面倒くさいんで。女の面倒臭さ知ってるんで。うふふふふ。なんで、遊び半分とかで問題ないなら使いたいです。そこでガチを求めらると、たぶん僕はそれには応えられないんで。

小 今のところ、じゃあ結婚願望もない?

川 ないです。結婚したくないです。自分の時間今本当に大事なんで。

小 それは暫定?

川 ほぼ確定。

小 もしかしたら天と地がひっくりかえる可能性で…

川 まぁ、低いですけど。なくはないですけど、今、本当にそれは絶対にないなっていうぐらい自分の時間が充実してしまっているんで。

小 あ、充実してるんだ?

川 そうですね。本当に、Luxyの何か、雑務っていうか (笑)。

色々イベントとかあるじゃないですか?本当に佐藤さんの後ろくっついて行ってて、楽しいんで。

小 今の、真面目すぎるから使いたくねぇな。

川 うふふふふふ。真面目すぎるって言っても、なんか本当に、それで充実しちゃってるんで、今は。

小 本音言えば、それはすごいありがたい言葉だし、逆に、いただいたからにはもっともっと頑張らなきゃと思っちゃうね。

川 実際、本当に何か恩を貰ってるっていう自覚もあって、恩は返したいと思ってますし。ただ、それだけじゃなく、純粋に自分が楽しいから一緒に参加してるというのが強くて。

小 つまんなかったら言ってね。

川 基本的に、僕は自分が面白そうとか興味がなかったら動かない。完全にスイッチが決まってる人間なんで。やりたくないと思ったらやらないんで。本当に。

段 では時間もそろそろなので、インタビューは以上とさせて頂きます。いやー、ほんと波乱万丈すぎて驚きました。今回はありがとうございました!

波乱万丈なキャリアを辿って、エンジニアになったメンバーのインタビューは以上です。壮絶すぎて公開するか迷うレベルでした(汗) 本人の許可も頂けたので、「キャリアに行き詰まっている、誰かの勇気になれば」ということでアップさせていただきました。

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