話してくれたメンバー:川
インタビュアー:段
インタビュアー:小
LUXY代表:さ
波乱万丈な人生
段 お元気ですか?
川 はい、おかげさまで。えへへへ。
段 今日はどのような仕事を?
川 案件先で今の段階で先に出来ることをひたすら探しているっていう状態です。
段 それは、すごく良いですね。
皆 ははははは!
段 インタビューの流れは全然見えてないんですけど…、聞きたいことは沢山ありまして。
川 はい。
段 はい!簡単にご自身のことを話してもらって良いですか?どうぞ!
さ ははっ!たぶん難しい。
川 うふふふっ!もうちょっと、その、なんていうんですか?話すべきことをある程度まとめてもらった方が…。
段 そうですよね。じゃあ、どのような経歴で今に至ったか、みたいなことを!
川 そ、そうですね。ふふふふふ。これ、どこから話したら良いんですか?(笑)社会人になってから?
さ まあ、順番に話してもらえれば。
川 そうですね…。まぁ、あの、高校を家の事情で中退することになって。とりあえず、その時点で家を出ようってなって、そこから、とにかく生計を立てるために接客業とか、色んなバイトとかの経験をして。
で、たまたま二十歳ぐらいのときに結婚することになったんで、ちゃんとした仕事をしようと思って。元々、高校も電気関係の高校だったんで、ITの世界に足を入れようと思いまして。
そこでハローワークの職業訓練を受けて、そこからITの業界に入って。で、まぁ、色々ですね(笑)。本当に、並べだすとちょっと切りがないんですけど。銀行系のシステムの開発をやったりとか、運送系のシステムであったりとかを経験してきました。
段 地元は大阪ですよね?ITの仕事というのは、大阪で?
川 あ、ではないですね。職業訓練を受けたのは関西なんですけど、正社員としての仕事というのは、完全に関東に来てからですね。入社のタイミングで上京、みたいな。
色々あった、大阪時代
(注文していたパスタ到着)
段 どうしましょう。大阪の仕事の話とかも、もっと深く色々聞きたい事があるんですけど。
川 やっぱりそこなんですか?ふふふ(笑)。
段 大阪での…、他の人と違う、経験豊富なところをどんどん聞きたいなっていうのがありまして。
川 はい、はい。何でも聞いてください。
段 社会人になって、最初色々やっていた部分の、言える範囲のやつを。
川 ふっふっふっふ(笑)。言える範囲のやつ?!
段 いや、全部言えると思うんですけど。一応、改めて聞いておきたいな、というのがありまして。
川 はい、はい。
小 一回質問バトンタッチしましょうか?2人とも、パスタ食べて。
(パスタ食べ始める)
川 たぶん段松さんが言われてるのは、僕が実家を出たタイミングのすぐの話ですよね?
段 (パスタ食べてる)
川 えっと、独り立ちをして一番最初に仕事をしたのは、出会い系のサクラで。まぁ、本当になんか歩合制というか。
小 媒体名は?媒体名。
川 媒体名…あんま覚えてないです。
本当に、ひたすらメール送ってただけっていう感じで。
小 へぇー。ヒット率は?
川 ヒット率?もう、数打つしかって感じですね。
小 何件打って…?
川 1日100通は当たり前でしたね。
小 はぁー。どんな内容で?サクラだから、なりすましだよね?
川 完全に女の子のキャラを作って、その子を演じきるっていう。
小 どんなキャラが多かった?
川 もう、ピンキリです、それは本当に。
小 じゃあ、どんなキャラが得意だった?
川 ふふふふっ(笑)。一番メインで使ってたのは、19歳の女子大生。
小 なんで女子大生なの?!
川 めっちゃ可愛いんですよ。うふふふふふっ。
小 キャラクターが?
川 そう、キャラクターが。僕が思う、本当に可愛いってキャラを丸々やってたんで、もう僕の中では最高の女の子なんです。ぐふふふふふ。
段 それは、どんな女の子なんですか?
川 ゆるふわ系みたいな
皆 ゆるふわ系?(笑)
小 身長いくつ?
川 身長は、147だったかな。
小 スリーサイズは?
川 そこまで決めてないですね。
小 失礼しました…。ゆるふわ、かわいい系。
川 その当時は、それがすごく可愛いと思ってたんですよ。
小 だいたいサクラって、課金制?相手にとっては。
川 そうですね。メール見るのと送るのとかでポイントがかかる。っていう感じです。
小 どのぐらい長引かせることができた?最高で。
川 最高?…期間ですか?回数?回数なんて、数えてないんで分からないです。金額と期間しか基本は見てないです。
小 それって、何ユーザーぐらい来るものなの?
川 何ユーザー…1日に何十人とかは新規で沸いてきて、ポっと。
アカウントを全部こっちで管理してるんで。全部見えるんで、新規登録来た、よっしゃ皆んな食いつけ!みたいな感じなんで。うへへへ(笑)。
早いもん勝ちで。自分のキャラで、その人が反応したら、そっからどうやって上手く釣り上げるか、ってだけです。そっから後は、他のキャラで囲いこんで…ふふふっ!ピラニアのように。
小 なるほどね。そこで働いてる人って、どうやって給料が支払われてるの?時給とか?やった分だけ?
川 時給ですね。
小 歩合はある?
川 歩合なんですけど、歩合って言っても、ランキング制。
小 例えば?どんなランキング?
川 自分が受信したメールの数ですね。
小 へぇー。それがインセンティブにつながると。マックス、時給換算したらどのぐらいいってた?
川 月間ランキング1位が、普通の給料とは別に20数万かそのぐらいで、プラス、なんていうんですか?成績が良ければ時給があがるっていう
小 だいたい時給のバッファーってどんぐらいあるの?上と下で。
川 800円から1200円ぐらいですね。
小 じゃあ、稼ぐ人は30万~40万とか?
川 そうですね。
小 で、ゾエは?
川 まさにその30万~40万ぐらいですね。
さ すげー!
小 そこでどんぐらい続いた?
川 たぶん半年ぐらいです。
小 辞めたきっかけは?
川 辞めたきっかけっていうか、自分の目標を達成したから。
さ 出た!
川 うふふふ。
小 目標の基準は?お金?
川 あるニートのユーザーがいたんですけど、頑張って仕事に就かせてあげて、満足してやめました。
キャバクラで働いて、女の子が商材にしか見えなくなった
小 で、その後は?
川 その後は、パチンコ屋のホールです。
小 パチ屋のホールは想像つくから良いや。パチ屋はどんぐらい続いたの?
川 それもたぶん半年いかないぐらい。なんか、他の従業員が社員と揉めて、3~4人ぐらい一気に辞めたんですよ。で、次の月絶対自分に来るって分かってたんで、そのタイミングで。それが発覚した瞬間に、「今月辞めます」って。
小 はー。その後は?
川 次は、キャバクラですね。
小 キャッチか?
川 いや、じゃないです。裏方。リストっていう、完全にお金と席を管理しているだけの、表に全然出ない人です。
小 で、何でそこ行った?
川 時給ですね。サクラとパチ屋で時給良いのを経験しちゃったんで、時給1000円以上ないと、ちょっと不満で。それを探してたら自ずとそうなったっていう。
小 で、キャバはどんぐらい?
川 3ヶ月か、3ヶ月以上ぐらいです。たぶん半年もやった記憶ないんですけど。
小 すげーありがちな質問だけど、女の子と何かなかったの?
川 女の子とですか?その時は何もなかったです。
小 辞めてからも?
川 ないですね。
小 つまんないな。
川 その時は、本当に女性に興味がなかったんで。
小 男には?
川 いや、ないですないです(笑)。キャバクラで女の子のマネージメントをやることによって、女の子が商材にしか見えなくなっちゃったんですよ。
自分で言うのも変なんですけど、顔の作りはそれなりだったんで
小 で、次は?
川 これ、一番デカいやつですね(笑)次は、ホストですね。
小 そこでホストに移った理由は?
川 いや、お金ですよ。
小 だって、ホストこそ完全歩合でしょ?
川 初月だけ月給20万で。それ以降は完全歩合でした。
小 料金体系は、一般的かな?場内もあるし、お客さんの売り上げ次第でって感じ?
川 まぁ、場内も自分で連れて来たのも含めて、5割ですね。
さ 場内って?
川 場内指名です。フリーでお客さんが入って来て、誰を指名するかって、そのタイミングで決めないといけないんですよ。で、そこで皆んな順番に席について、誰が良かったかっていうのを絶対1時間以内に決めてもらうんです。
そこで場内指名って形で指名してもらえたら、それは自分の売り上げになるんですよ。
小 どうだった?ホストやって。
川 いや、つまんなかったですね。それも、たぶん半年も続いてないです。なんか、本当に自分の時間がなかったんですよね
小 だいたい一日のサイクルどんな感じ?
川 たぶん19時~20時ぐらいから街に繰り出してキャッチをしつつ、1部と2部があったんで、1部の時間帯にお客さんが入ったら店にいて、いなければひたすら女の子ひっかけて。で、1部の時間が終わって1時間ぐらい休憩して。
で、二部もお客さんが入らなければ、ひたすらキャッチして、で、誰かがお客さん掴んだ時点でそこのヘルプに行かないといけないんです。それがタイムリミットなんで。
さ じゃあ、連れて行かないと自分の売り上げは何もない?
川 売り上げも伸びないし、ひたすら罰ゲームのように飲まされ続けるっていう。
それが終わるのが朝5時ぐらいで、帰って、寝て、起きて、また夜出て、みたいな感じですね。昼間早い時とかも、女の子と営業だけですね。
小 良い時と悪い時でどのぐらい差があった?
川 一番低い時は、月10万円なかったです。一応、前借りみたいな感じで店に借金はできるんですよ。毎日夜に売り上げの計算をするんですよ。で、その時に前借り申請して。1日1000円で生活。何もできないですよ。ご飯食べて終わり。
酷かった時、というか、2ヶ月目がそれでした。1ヶ月目の給料20万円が出るってタイミングでどれだけ女の子を捕まえれるかが鍵だったのに気づかなくて。2ヶ月目で死ぬような思いをして。
で、たまたま、自分で言うのも変なんですけど、まぁ顔の作りはそれなりだったんで…。
小 は?
川 ずっと言われてたんですよ、店の中でも。顔良いんだからってずっと言われてて。
それで、指名だけは取ってたんですよ。で、出来るだけ取った指名を長続きさせるようにして。それで、マックスで売り上げ100万まで伸ばして。で、まぁ、嫌になって飛んだって感じですね。
さ ちゃんと飛んだ?
川 普通に。元嫁がお客さんになる直前だったんで。店に呼ぶ直前で、そこで店嫌だなって思って、まぁ、逃げ込んだって感じですね。
小 辞めた時、もう籍は入れてたの?
川 いや、まだ入れてないですね。その後に、出来ちゃったんで。それがたぶん半年ぐらい。
続きが気になるところですが、インタビュー前編は以上です。後編はまた次週に公開します!次は「夜の仕事を経て、エンジニアになる!その決意の瞬間を探る。」というタイトルでアップ予定です。お楽しみにー!
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