広報担当の高橋です!
本日はFABRIC TOKYOがお届けするPodcastで新しい収録が配信されましたので、そのご紹介をしたいと思います。
Podcastではメンバーを紹介する「Member's Story」や、仕事の裏側に迫る「Behind The Scenes」、スタートアップのリアルを語る「俺たちのHard Things」など、多彩なテーマのお話をお送りしていますが、今回は「Behind The Scenes」シリーズで、店舗運営を担う「事業推進チームのマネージャー陣」に話を聞きました。
本記事では代表の森がファシリテーターとなり、事業推進チームの田村、大森、八鍬、の3名、合計4名で収録し、その書き起こしをまとめました。
Podcastでは伝わりにくい声以外の情報、例えば写真を添えて、メンバーの顔や雰囲気が伝わるような書き起こしとしてまとめていますので、社内の雰囲気を知ってもらう参考になれば幸いです!
【インタビュー本編】
森:皆さん、こんにちは。FABRIC TOKYOのポッドキャストです。今日4人いて、代表の僕・森と、田村、八鍬(やくわ)、大森、の4名でお送りしたいと思います。今日のテーマは、3人が所属している、もしくはしていた事業推進のチームについて、ちょっとお話を聞かせてもらえたらと思います。事業推進チームについて、どんなことをやっているかとか、そんなことをちょっと聞かせてもらってもいいですか?
店舗体験を支える「事業推進チーム」とは?
田村:はい、事業推進では主に店舗の運営全般を管理しています。EC完結でもなく、店舗完結でもなく、採寸であったり、商品の案内であったりとか、お客様の体型だったりとかというのを、プロのスタッフ(コーディネーター)が店頭で実際にヒアリングをしています。
採寸のデータやオペレーションという、マニュアル管理を徹底しています。研修もそれをもとにしっかりと行っているので、ほかのオーダー屋さんとかに比べると、多分僕たちの取り組みって初めてなんじゃないかなというふうに感じています。ただ、マニュアルはあくまで仕事する上で最低限なし遂げなくてはいけない基準を見える化した物差しという感じなので、会社のビジョンに沿った個々のミッションに専念するための補助といった感じです。
森:なるほど。コーディネーターは今何人ぐらいでしたっけ?
田村:今、39人ですね。
森:3月6日時点で39人。どのぐらい増えてきていますか?今までで。チーム設立したのは?
田村:チーム設立は2015年の12月とか…。
森:そうかそうか、ポップアップストアで、なるほど。
田村:伝説のトリプルTが生まれた(笑)。
森:田村・タニザキ・タカハシ(笑)。伝説の10日間の浜松町ポップアップから。
田村:そうですね(笑)。
森:八鍬さんはその後に入社したんですね。大森もその後かな。
田村:入社自体は2016年の2月から、今の上村(事業推進所属)であったりとか、佐野智恵さん(事業推進所属)が入ったりとか、ですね。
森:僕、「田村」って呼ぶの慣れていないので、「ノブ」って呼びます。
田村:はい(笑)。
2015年11月浜松町駅構内にてオープンした、サービス初となるリアル店舗の裏側
森:ノブが最初浜松町でポップアップを10日間やっていて、それをきっかけに渋谷に1店舗目を出したという流れがあったと思うんだけど、ポップアップをやっていたときの思い出とか(笑)。
田村:いろいろあるんですけど、やっぱり何かちょっと、文化祭に近いというか。ゼロから全てをつくるというところに関しては、すごい達成感がやっぱりあったし、スピード感もすごいあるし、1人1人の役割というか責任も重たいというか。なので、そこまでの範囲を担当できるという機会もそもそも少ないないと思うので。そういった意味では、一番最初、入社した段階で店舗に立つことができて、なおかつそういった店舗の、そもそもデベロッパーの交渉から、あとは店舗のデザインであったりとか、オペレーションの設計だったりとか、そういったところから取り組めたのは、すごい学びにもなったし、今の業務にも生きているのかなというふうには感じます。
森:なるほど。もともと、これ言っちゃっていいのかな。タケオキクチにいて、タケオキクチの高知の店舗で販売をやっていて、スーツとかも販売していた。
田村:スーツも取り扱いはあったんですけど、もう本当に、ランニングで全国を回っているような感じなので、半年に一回企画でカスタムオーダーがあるみたいな感じなので。
森:やっているね、そういうの。
田村:オーダーの知識というのは、本当にほぼほぼないという状態からでしたね。
森:浜松町のポップアップは、デベロッパーさんが東京モノレールさんだったよね。
田村:はい。
森:そこは出店の交渉の時点から結構やっていたんだ。
田村:はい。三嶋さん(現取締役執行役員CFO)ついていって、やっていました(笑)。
森:なるほど、なるほど。僕はその辺全然、任せちゃうから(笑)。僕の思い出といえば、朝7時半にいって、「今日オープンしま〜す!」みたいなビラを配りまくっていたというので、ビラ配りのスキルが圧倒的にあの期間上がったなと(笑)
田村:そうですね。あとは出店の下見にいろんな場所にいったりとかもして。僕もどうやったらお客さんがつかまるんだとか、トラフィック的にどうかとかというのも、すごい面白い議論ができたなと。
森:あれは本当にいいきっかけになったね。うちが今の事業のビジネスモデルというか、にたどり着くまでに、いいきっかけになりましたね。そんな感じで始まった事業推進ですけど、では、八鍬さんと大森。うちがそういうことをやっているなぁみたいなの、多分2人とも2016年ぐらいの入社だと思うんですけど。最初はどんな印象でしたか?この会社の事業。
2015年入社の八鍬、大森から見た当時のFABRIC TOKYOとは?
八鍬:私は最初、ポップアップの2回目のみなとみらい(横浜)で入ったんですけど。
森:そうか。八鍬さんは一番最初は派遣さんからのスタートでしたもんね。
八鍬:そうですね。もともとは大手のアパレルでやってきて、やっぱり何もかも違うなというのは感じました。店舗のつくりとかから。あの頃はなかなかお客さんもいらっしゃらなかったので、どんどん店舗の見え方というのも変えないといけないというので、週に一回、みんなで変えていたんですけど、大手のアパレルは、指示書とかがバンと来て、それどおりにつくるようなことをやってきていたので、もう何も・・・
森:決められちゃっているという。
八鍬:そうですね。で、「変えて」て言われて、私、何もできないなと思ったんですね、そのときに。本当に何もできないと思って。すごい勉強、そこから始めました。
森:なるほど。派遣社員として最初働き始めて、それでちょっとうち、本気で正社員になってもいいかも、みたいな感じになったのっていつ頃なんでしたっけ?1年ぐらいたってからですか?
八鍬:そうですね…。1年ぐらい。みなとみらいに行って、船橋店に行って。
森:船橋(笑)確かに船橋を。
大森:あった、あった。
八鍬:茅ヶ崎でやっていたぐらいですかね。派遣会社のほうからも、ずっと続けたいなら、やっぱり正社員登用してもらった方がいいよという話が入ってきて、せっかくこんなにいろんなことをやらせてもらえて、自分自身も勉強する意欲がわいて、自分の成長につながっているというのを感じていたので、じゃ、ぜひお願いしますというのを、派遣会社の担当に言って、交渉してもらったという経緯ですね。
森:なるほど。大手アパレルで働いていた頃とは全然違う環境だったとか、成長できる環境になったとおっしゃっているんですけど、具体的にどの辺が成長実感とかってありましたか?
八鍬:とにかく何でもやってみたんですね、自分で。売り上げの分析であったりとか、来客の分析であったりとか。Excelもそんなに日の頃使えなかったんですけど、自分の持っている知識内でいろいろやってみて、やっているうちにだんだん分かってくるんですね。最初、よく分からないまま数字を並べていたりですとか。だんだんそれが意味が分かってきたときですかね。自分がやっていること、分からないなりにやっていることの意味が分かってきたときに、じわじわと自分が成長しているんだなと感じることができました。
田村:結構データ量というか、入ってくる情報ってかのアパレルと全然違いますからね。
八鍬:そうですね。
田村:結構一般的なアパレルだと、売り上げの管理だけであったりするんですけど。どういう人が来ているんだっけとか、すごい細かい情報までみんな管理しているので、その辺もすごい。
八鍬:確かに。(データの)材料がすごく多かったので。
森:うちは確かにデータ量がものすごい多いよね。1人1人お客様の情報は可視化しているし、誰が、いつ、どこで、どんな商品を買ったかとか、いつリピーターになってくれたのかとか、あとは接客の満足度、商品の満足度、サービス全体の満足度みたいなところを常にNPS(Net Promoter Score/顧客ロイヤリティをはかる指標)とかで拾っていて、それがいつでも見れる状態に全てのコーディネーターがなっているというのは、すごく違うところなんじゃないかなと思いますね。うちも販売員と呼ばずにコーディネーターと呼んでいるじゃない?その辺は結構そういった思いもあるよね。1人1人のコーディネーションをしていくみたいなところで、やっぱりデータを生かしてお客様にいいサービスが提供できれば、すごく最高だなという価値観でやっているけれども。大森君は、いつ入社したんでしたっけ?
大森:2016年の夏ですね。8月。
森:確かに暑いときにランチした思い出があるな、確かに。
大森:しましたっけ?(笑)
森:記憶に全く残ってないじゃん。した、した。入社前にね。
大森:ハングオーバーなんとか・・・
森:そうそう、HangOut HangOver(渋谷店)。今、コーディネーターの研修場所になっている下で。
大森:行きました、行きました、覚えています。鮮明に覚えています。
森:絶対忘れていたでしょ、今。
大森:(笑)
森:どんな感じでやっていたんでしたっけ?前職、何でしたっけ?
大森:前職はブライダルにいました。ブライダル業界で衣装事業部という部署に配属されて、
ウエディングドレスとか、あとタキシードとかの案内を含め、いろんなことをやっていましたね。
森:大森君はコーディネーターとして入って、その後マネジャーになって、事業推進の全体を統括するような役割になって、今はCSのマネジャーに2019年1月から異動してなっているという感じですよね。大森君の目から見て、事業推進が、自分が入社した2016年の夏ぐらいから、今、2019年の3月ですけど、何かこう、ちょっと変化みたいなのって、どんなことを感じたのか、教えてもらっていいですか?
大森:変化・・・。僕が入った頃は、ぶっちゃけオーダースーツ屋さん。アパレルみたいな感覚で、さっきノブさん(田村)も言っていましたけど、マニュアルみたいなものも当初なくて、みんながやりたいように、取っ散らかっているという状態だったので、何かアパレルのお店みたいな感覚が強かったんですけど、今は何か、アパレルという要素はあるんですけど、何というですかね。行動がアパレルなんですけど、頭はビジネスみたいな、そういう要素がすごく強くなってきているなというふうに感じているので。今も隣で会議しているんですけど。
森:(隣の会議室から)拍手が聞こえるんですけど、あれは何をやっているんですか?
田村:あれは、ストアマネジャーというのが今チームをまとめるポジションでいるんですけど、そのメンバーの必要な要素って何だっけというのを、実際にストアマネジャーのメンバー、今要素出している人います。今後は何か、それをもとに必要なスキルを要件として、年間のステップアップの材料としても持とうかなと思いますけど。
モチベーション高く仕事に臨む、事業推進チームの価値観、カルチャーは?
森:その辺すごく聞いてみたいんですけど、事業推進チームってすごい何か、みんなめちゃくちゃやる気があって、ぐいぐい。
田村:すごいですね。
森:ぐいぐい何かいろいろ参加してきたりとか、提案してきたりとかするじゃないですか。
大森:文字通り、事業推進ですね。
森:事業推進している(笑)。どんな感じの価値観、カルチャーみたいなのが、チーム内ではあるという感じなんですか?
田村:根底にあるのは、もう大前提、会社のビジョンがまずしっかりとあるし、僕たちの会社の価値基準、“Vision Driven”“Always Why, Always Run”“All for One” に対しての精神というのを常に考えながら、そこを軸として行動しているので、基本的にはそれがすべてな気もしていますね。あとは、個人同士がしっかりと向き合っているというのも、すごい強み。組織としての強みかなと思っていて、いいところだけじゃなくて、お互いの課題であったりとか、お互いの原動力というか、目標であったりとかというのも、しっかりと質の高いコミュニケーションをすることによって、チームワークというのも機能しているんじゃないかという感じです。
森:なるほど。店舗とかというのは、結構固定されていないと思うんですけど、チームビルディングだったりとかというのは、結構本当に、どうやってやっているのかなというのは、気になるなと思っていて。何となく僕も聞いているんですけど、どんな感じでやっているのかという。
田村:結構去年までは、大森も事業推進にいたので、一緒に準備をやっていたんですけど、基本的には会社のビジョンが明確じゃないですか。
で、さきの将来が担保されているわけでもないし、先の未来が見えているわけでもないんですけど、そのときに重要なのって、明確なビジョンがあることが大事だと思うんですよね。というのがまず大前提、会社としてしっかりとしたビジョンがある上で、個人個人も必ずビジョンというか、原動力のようなものでしっかりあると思うんです。
その原動力に対して、いかに僕たちは深掘りができるのかというところも、常に会話をしながら、その原動力を探すというところは、常に心掛けているというところと、あとは会社の歴史であったりとか、これまでの取り組みというのをしっかりと話してあげることによって、今自分がいるこの環境って、当たり前じゃなくてというところも、すごい説明はしていますね。
その上で、個人の目標に対して、目標というか原動力に対して、「今何が足りないのかとか、どこがいいポイントなんだ」というのを、ひたすらもう話しています(笑)。
一人一人の原動力はどのように引き出している?
森:12月まで田村、大森の2人で事業推進のマネジメントやっていて、原動力ってさっきの話があったんだけど、その原動力をヒアリングするって、どういうふうにやっているのかなと。1on1みたいな面談を結構やっているというのも当然あると思うし、ほかに何か吸い上げるような、原動力って、当然既に持っていることはいいんだけれども、まだ気付けていない人というのも当然いて、引き出してあげるみたいな要素って大きいかなと思っていて。
田村:大きいですね。
森:その辺は何か、2人ってどういった感じでやってきたのかな。
田村:例えば、すごい成功体験がある人っているじゃないですか。僕たちが今、コーディネーターと一緒に仲間として働いているトオル(冨金原 徹/事業推進所属)さんとかは、もともと日本代表のフットサルの選手というのがあって、日本代表になったという過去の成功体験というものはあると思うので、そこはもう明確に彼の強みだと思うんですけど、一般的にそれほど強い成功体験を持った人は少ないと思うので、大前提、その原動力というのをまずは探らなくちゃいけないんですけど。
例えば僕もやりながら、自分の原動力というのを日々探しているんですけど、基本的に4つの軸があって、僕はまず、何かに貢献したい。社会的な貢献もそうだし、僕がマネジメントをする上で、メンバーが成長してくれると、それもその人に対しての貢献にもなるしという、貢献という軸がまず1個あって。
2つ目は、常に変化していたい。その環境に対して常に変化できるようなものを求めている。
3つ目が、成長したいというのがあって、ビジネス的な成長もそうだし、いろんな人に会うことによって、人間的な成長の面というのも、すごい成長機会というのを大事にしているというのもあって。
あとは最後の4つ目は、ちょっと変化がかぶるんですけど、常に刺激的な環境にいたいというので。
でも、この軸ってすごい、今のFABRIC TOKYOではすごい軸を満たしているというか。そこがあるから、新しいことにもチャレンジできるし、会社のビジョンに対して頑張ってもいけるしというふうな感じのこともしゃべりつつ、、、、何か過去の経緯とか、これまでの選択って、何が軸となって、どうやって動かしていくんだっけとかという、そこの面であったりとかですね。あとは将来的にやりたいこととかが明確な人って、もうそこは1つの原動力だと思うので、そういったところを実現させるために、今何が足りないんだっけというふうな逆算をしたりとか。
森:今、39人いるじゃないですか。昨年12月まではもうちょっと多分少なかったと思うんだけど、全員1on1をやっているの?それとも結構、ストアマネジャーとかに任せていっている感じですか?今は。
田村:現状やっています。1on1は基本的にはやっていますね。12月までは僕と大森でメンバーを分けて、それぞれで2分割して。今は1on1という形は39人全員とはとれてはいないんですけど、もう大方、80%ぐらいは1on1をやった上で、あとはストアマネジャーとか昔からいるメンバーというのは、比較的コミュニケーションがとれているので、複数人で面談をしたりとかというのはありますね。
森:大森君は何か、さっきの原動力の引き出すとか、原動力を会社のビジョンに重ね合わせるみたいなところというのが、結構1つマネジャーの使命じゃないですけど、すごくやった方がいいところだと思うんですね。だからそういうので、どんなことをやっているのかなと。
大森:どんなことやっていましたかね・・・さっきノブさん(田村)言っていたように、ノブさんは先のことをやってくれるんですよね。先のことをやってくれているので、どっちかというと僕が、サポートというと何かすごく厚かましいんですけど、例えば業務的なフォローだったりとか。
そういうのも含めて、結果、多分店舗にいるスタッフのみんなって、お客様の対応をしてくれているので、お客さんから何か「ありがとう」とか、喜ばれたりとかというのが、それって結構シンプルにうれしいと思うんですよ。
なので、それだったら、その時間に全身全霊じゃないですけど、その時間を多くとってもらいたいので、じゃ、何か業務改善できないかなとか、今余計なことしていないかなとか、これって別にシステムでやっちゃえばいいんじゃない?みたいなのとか。
というような、何か後ろからというとまた語弊がありますけど(笑)何と言っても角が立つんですけど(笑)だから長距離を走るとしたら、ノブさんは先頭に走っていて、ペースメーカ―じゃないですけど、先に旗振ってくれている。これもまた変ですね・・・(笑)
田村:攻めと守りな感じですね。
大森:そうそう!(笑)そのバランスは、そうしようねというふうに話したわけじゃないんですけど、必然的にそういうふうになったという。
田村:役割分担になりましたね。
森:なるほど。それは何かやりやすそうだね。
大森:というのがあったので、何か両局面というか、両方から、自発的に何か行動に促せるような環境だったりとかというものは、意図的にしていたという感覚は、僕の中であまりないんですけど、結果そうなったというのはあります。
メンバーが増える中で重要となってきている「歴史の共有」
森:なるほど。さっきノブが歴史を共有するみたいな話。あれ、歴史と何と言っていったっけ?
田村:会社の歴史と・・・・あれ、なんて言ったっけ?(笑)
森:まあいいや(笑)
田村:すみません(笑)
森:歴史とかの共有というのは、最近すごい大事だなと思っていて、うちって結構年間で2倍ぐらい社員が増えていて、それでやっぱり、知っている人と知らない人というのが出てきちゃっているなというのがあって。
やっぱり知っていたら何がいいんだろう、知らなかったら、何が起こってしまうんだろうみたいなことを考えたときに、恐らく会社の文脈。何かコンテクストみたいなものが、知っていた方がすごく説明コストが低くなるし、スムーズにコミュニケーションができて、阿吽の呼吸をしっかりすることができるというのが1つと、心理的な安全性がやっぱり築かれる気がするというのがあります。
歴史の共有ってすごくいいなと、さっき聞きながら思っていたんですけど、何かどんな感じでやっているんですか?
八鍬:私は先日まで店舗に立っていて、ストアマネジャーとして仕事をしていたんですけど、そのときには、やっぱり今のシステムであったり、マニュアルであったりというのを、やっぱり新人さんは当たり前にあるものとして受け入れてしまうので、「これもみんなでつくり上げてきたものなんだよ」とか、「昔はこういうやり方だったんだけど、システムであれば開発の人がいろいろやってくれてと、これ今こうなっているんですよ」ということは伝えるようにはしていました。
森:なるほど。一見、マニュアルだったり仕組み化みたいなのは、ルールが増えちゃったみたいなことに思われがちじゃないですか。だけど、そこにマニュアルや仕組み化をする意味みたいなところもすごくあるからこそやっているけれども、いきなりマニュアルを渡されて、これちょっと覚えておいてください!みたいなところとかってやっちゃうと、確かに誰でも結構、抵抗感があるよね。だからそういったところは確かにあるかもしれない。
田村:3年ちょっと前とかって、1店舗もなかったわけじゃないですか、要は。ポップアップを超短期的にやっている中で、たった3年で、今都内に8店舗あって、銀座にも路面店があるって、この事業成長ってすごいスピードだと思うんです。その中でも、事業推進がこのスピードについてこれたというのは、マニュアルがあったり、メンバー1人1人の活躍があったからこそだと思うので、その部分というのは、歴史的な背景として必ず今後入ってくるメンバーにも共有したいなというのがあるし。
森:なるほど。それは部署が立ち上がってまだ3年ちょっとだけけれども、ここまで急成長に追い付いてきている。むしろ急成長の1つのメインの理由かもしれないですよね、事業推進のそういったチーム力みたいなところだったりとかは。
田村:そうですね。
これから選考を希望する方のために伝えたい、面接時に見ているポイント(こっそり伝えます)
森:ちょっと話題を換えて、今、採用をすごく積極的に頑張っていると思うんだけど、「どんな人を採用したい?」とかというのを、ちょっと共有してもらえますか?今は採用の体制としては。
大森:八鍬が今一次面接を行って、僕が今、二次面接を担当しています。
森:言える範囲で、全部言っちゃうとあれだから(笑)八鍬さんは一次面接でどんなことを聞いて、どんな人に入社してほしいなという感じで面接官をやっているんですか?
八鍬:今まで大森さんがやってきていただいた一次面接というものを、ちょっと今、落とし込んでもらって、それを話すようにしている最中なんですけれども。
やっぱり面接にいらっしゃる方って、アパレル企業であるとか、販売をやりたいという気持ちでまずは入りはいらっしゃることが多いので、「それも間違ってはいないんだけど、私たちの会社って、全然そうじゃない仕事というのがいっぱいあるんですよ」という、私たちの会社のビジョンであるとか、そういったことをまずはお話しするようにしています。
「何もない、整ってはきているけれども、まだ整えている最中の会社なので、あなたも一緒に整えて、どんどん改善して、たくさん考えて、自分自身で一緒に会社をよくしよう、大きくしよう、成長させていこうという気持ちを持ってほしいです」というのを伝えています。
森:どんな人が、一次選考は通るんですか?(笑)受ける人のヒントになるような。大森はこの間までやっていたと思うんだけど。
田村:昨日まで、(面接)やっていました。
森:ちょうどここで切り替えた感じ?
大森:切り替えました。
森:なるほど、CSの方に集中するみたいな。
大森:そうです。
森:大森は今まで、39人採用して、何かどんなところを見ていて、どんな人に入ってきてほしいなと。
大森:正直、これ面接でも言っているんですけど、いらっしゃった全ての方に。正直スキルというものに関しては、あまり重要視はしていないです。過去幾ら売り上げたとか。
森:経験とか。未経験でも大丈夫?
大森:大丈夫、大丈夫です。スキルというのは、正直後天的なものだと思うので、やったら身に付くんですよね。多分大事なのは熱量というか、どれだけのエンジンを積んでいるかと。エンジンが、僕らの会社のビジョンだったりとか、考え方というところに、多分全く一緒という人は珍しくて。
多少リンクしている部分があれば、そこに対して熱量をお伺いするので、多分、どの会社に入ってもそうだと思うんですけど、困難なことから、多少理不尽なこととか、納得いかないことって、多分多々あるんですよね。
で、その壁だったりとかを打ち破るのか、乗り越えるのか分からないですけど、要は壁の向こう側にいかなきゃいけないとなったときに、多分そこで大事なのは、スキルじゃなくて熱量だと思うので、そこが基本的には一番大事にしているポイントですね。
面接は「採用する!」という場ではなく、「一緒にやれる目線を見つける場」
森:二次面接はノブ(田村)だと思うけど。
田村:大前提として、僕とか大森とか八鍬とかの認識的には、「採用をするという感覚よりかは、活躍してもらうために建設なコミュニケーションをする場所」だと思っているので、「この人がどうやったら活躍できるだろう?」という軸では、まず見ています。ちょっと普通の面接よりかは相当フランクにやっています(笑)
森:だから、この人を選考してやろうという感じの目線ではなくて、どちらかというと、一緒にやれる目線を見つけるみたいな、何かそんな感じなの?
田村:そうですね。で、さっきのスキルの話じゃないですけど、もう僕たちがやっていることって、すごい、そもそも新しいと思うんですよね。アパレル業界で、D2C(Direct
to Consumer)で、なおかつECの機能を持ったという会社ってすごい、日本ではなかなかないと思うので。
そもそも僕たちはまず、コーディネーターを販売員として見ていないですし、FABRIC TOKYOの一員としてお客様に一番近いところにいるというの僕たちの認識なので。
最低限やらなくちゃいけないこととして、例えば採寸であったりとか、店舗の運営業務というのがある上で、では「FABRIC TOKYOが1人でも多くの人に認知してもらって、利用してもらって、ファンになるためには、自分が何ができるんだろう?」というのを常に考えながら行動してほしいというのがあるので。
結構、これまでの経験って、いい意味でこの会社では生きないんじゃないかなというふうに思うからこそ、その気持ちの面であったりとか。それこそさっき言った原動力の部分というのは、すごい大事な気がしています。
あとは結構何か先が見えない、さっきの話じゃないですけど。先が見えないと、一般的には結構怖いというか、不安な要素ってすごいあると思うんですけど、その部分に対して、ビジョンだったりとか原動力というのがあれば、進むべき道というのはしっかり見えると思うです。
だからそこに対して何か楽しめる人とか、何か、例えばわくわくする人であったりとかという人は、僕たちと一緒に働けるんじゃないかなと。会社のビジョンも、1人1人がライフスタイルを自由にデザインできるを社会をつくるという思いも、多分そこともリンクしているのかなというふうに思うし。決して先が見えないことって、悪いことばかりではないと思うんですよね。
そこで大事なのは、明確なビジョンであったりとか、原動力があることが大事だと思うので、何かそういった認識に近かったりとか、そこに共感が少しでもあれば、この会社での取り組みは楽しいんじゃないかなというふうに思います。
森:なるほど。ちょっとヒントを・・・(笑)ここがこうなら・・・ほぼ、99%通りますみたいな。
田村:結構出し切っちゃいましたね、さっき(笑)
森:これは持ってきてほしいみたいなのはありますか?
田村:お店にはやっぱり足を運んでほしいというのもあるし、僕たち常に会話をしているのは、「自分の言葉でしゃべっているかどうか」というのはすごい大事な気がするので、一般的な面接でもお化粧というか準備というのは、もう僕たちには全く必要なくて(笑)だったら、しゃべれなくてもいいから、自分の言葉で必死にしゃべるという気持ちの準備がすごい必要な気はしています。
森:なるほど。変にトークスクリプトとか予習してきたりとかというのは、もう全然、真逆なことということだよね。
田村:あと、面接も数もこなしていると、分かっちゃうんですよ(笑)
森:これ読んできたな、みたいな。
田村:でも何か、そこに準備の時間を費やしたというのも、もちろんプラスのポイントとしてもあるんですけど、もっとプラスなのは、その人の本心とか気持ちが聞ける面の方が、僕らにはプラスですね。
森:なるほど、面白い。では採用は今、絶賛募集中ということで、どんどん多くの人に応募いただきたいですね。
田村:そうですね。
これからの事業推進チームはどんな姿を目指したい?
森:では最後に。「事業推進チームの今後の夢」みたいな、ちょっと青臭いことを聞いて終わりにしたいと思うんですけど、これはノブかな。今後の夢みたいなのは、どんなところですか?
田村:すごい大枠からいうと、世間一般的なアパレルの概念というのをもう一新したいというか。それが働く上での課題であったりとかも含め、僕たちでそれを全て新しく塗り替えることができるんじゃないかなというふうには思っています。
細かい例でいえば、例えば店長がいて、もちろん売上がいいです、と。新しい人が入ってきたときに、売り上げがとれません。で、背中を見て学びましょう。これはすごい機会損失というか・・・。それが一般の、これまでのアパレルでありがちな場面で。
そこに対しても、僕が当時、アパレルのスタッフをやっていたときに、すごい違和感を感じて、この期間ってすごい無駄だなというか、その人の能力だったりとか、その人のストロングポイントを最大化させるために、多分僕たちの会社であれば、データであったりとかオペレーションで、そういった部分をリカバリーできるんじゃないかなというふうにも思っているので。それって最終的には、お客様にとってもすごいプラスだと思うし、というところはあるので。そうですね。これまでの当たり前を全部塗り替えるとかできないですよね。
森:何か言い残したことはないですか?八鍬さん、大森は?
八鍬:全部言ってくださったので(笑)
森:僕いつも思うんですけど、僕、海外とかに出張とか行くじゃないですか。それで伸びているD2C(Directto Consumer)のお店とかにも行って、実際に買ってみたりとか。
田村:よく行かれていますよね。
森:今日もEverlane着ているし。ニットですけどね。何かアメリカとかに行くと、スーパーとかコンビニみたいなところって、結構店員さんに雑な対応をされるんだよね。
普通にアパレルの、例えばZARAとかH&Mとかいっても、結構日本に比べても、全然対応が違うんだけど。
D2Cのお店に行くと、店員さんがすごく明るくて、みんな笑顔で働いているし、結構格好いいんだよね、何かすごい。
Apple Storeの店員さんって、結構フランクだけど、すごく明るくて、丁寧だし、いい距離感を保ちつつ、すごくフランクにカジュアルに話してくれるし。
だから、こっちは全然嫌な感じがしないというか。そういった印象があるじゃないですか。あんな感じの感覚に似ているんだよね。
あれは何でかというと、おそらく会社のビジョンだったりとか価値観みたいなところがすごくみんな好きで働いているからというのが、まず起点となっているからだと思っていて。
うちのコーディネーターも本当に、アパレルの販売員という価値観ではなくて、うちのブランドサービスを世の中に広めていって、うちのビジョンというのは、すごく社会的に意義があるといったところをやっているから、そういったところを実現するために、多くのお客様に、そういった価値観を伝えられる人になってくれたらいいなと思っています。何かこの話は尽きないので(笑)今日は3人でお越しいただきまして、ありがとうございました。
田村・大森・八鍬:ありがとうございました!
以上、仕事の裏側に迫る「Behind The Scenes - 事業推進チーム」でした!
記事化については僕が担当しましたが、今回のPodcastの書き起こしを通じて、僕自身「リアルストアチームへの理解」がより深まる機会となりました。何を考えているのか、あの時どう思っていたのか、今どういうことを考えているのか、などなど。一人一人単位とチーム単位の両面に対して、より理解が深まったと思います。
言われてみればそうですが、Podcastに収録していれば、聞き流しもできるので、社外に対する情報発信だけでなく、社内でも「他部署への理解」となるので、むちゃくちゃいいな、と。(つまり、Podcastおすすめ!)
今回はリアルストアチームでしたが、今後も別のチームをご紹介していく予定ですので、ぜひお楽しみに!