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新入社員だからこそ意識しておくべき心構えまとめ(後編) 〜決断力が入社後の成長スピードを左右する〜

こんにちは!
採用担当の岩崎です。

この記事では私が20卒の新入社員が入社される直前である3月下旬にドキュメントとしてまとめた内容をご紹介した記事の後編です。

前編に読み方も含めて記載していますので、まだ読んでいない方はぜひまずは前編をご覧ください。

前編はこちら

目次

  • 決断したら、即行動しよう
  • 徹底的に業務効率化を測ろう
  • 相手と自分は違う、まずは違いを理解し合うことから
  • 愚痴ではなく、その先の改善提案はないかまで考えよう
  • 自分の意見を持たないのは基本NGだと思っておこう
  • 変化は当たり前、むしろ1年たって同じ状況にいることがリスクだと感じよう
  • 小さい単位で反応を聞こう

決断したら、即行動しよう

  1. 概要
    • 新卒で入社されてすぐの時はほぼ確実に「完璧」な仕事はできません。
    • それならどうするか?完成度は低かったとしても最速で仕事を仕上げることは可能なはずです。
      • 一番上に書いてある通り失敗することは前提なので、完璧な仕事はそもそも求められていません。
      • それなら即行動に移し、先輩に提出してフィードバックをもらい、少しずつ完成度を上げていくやり方の方がいいです。
    • 「これをやる」と自分の中で決断したら、そこに対して集中して最短スピードでゴールに近づけるようにしましょう。
  1. なぜ必要なのか?
    • そもそもまだ入社したばかりの方々にはどんな人であったとしても完璧な仕事をすることは期待されていません。
      • それなのに完璧な仕事をしようとして完成度を上げるためにずっと自分の中に仕事を溜めていたら他の人はどう思うでしょうか?
        • きっと「仕事をするのが遅い」もっと言えば「仕事をしていないのでは?」と思われてしまう危険もあります。
        • そんな状況にしないために完成度は低かったとしてもまずアウトプットの機会を多く作りましょう。
  1. どう役に立つのか?
    • 成長スピードが段違いに違います。
      • 自分がわかっていないところをフィードバックをもらいながら勘所を掴めるようになっていくので、仕事の仕方も着眼点も色々な面で新しい発見を得ることができます。
      • 新しい発見を多く得るためには、それだけ多く決断して行動することが最適です。
    • 他の人から見ても信頼できる人に見られやすくなります。
      • どんな仕事をしているのかオープンにしていますし、完成度が低かったとしてもフィードバックを元に改善している姿まで見えるので、勝手に社内の評判が上がっています(意図していなくても)。

徹底的に業務効率化を測ろう

  1. 概要
    • PCを操作する際の業務効率化を舐めてはいけない(戒め)
      • これだけは抑えていこう
        • ショートカット(コピペとかは除く)
          • command+option+左右キー
          • タブの移動
          • command+F
          • 検索(ブラウザ内)
        • 辞書ツール
          • 例えば「ろ」と打っただけで
          • 「ログリー株式会社の岩崎です。」という予測変換が出てくるように登録する機能。
          • 登録しておくといいもの
          • 「ログリー株式会社の〜〜です。」
          • 「お世話になっております。」
          • 「どうぞよろしくお願いいたします。」
          • 「ご教示頂けますと幸いです。」
          • 自分の苗字、上司の苗字
          • 「誠にありがとうございました。」
          • 1回では変換で明らかに出てこない熟語
          • 他は同じキーワードを5回以上打ったら迷わず辞書ツールに登録しておきましょう。
  1. なぜ必要なのか?
    • 成果を評価される際には「どれだけの時間でどれだけの成果を出すことができたのか?」は重要な要素です。
    • 例え目標に到達することができたとしても残業が毎月80時間を超えるような業務効率では企業としては歓迎できません。
  1. どう役に立つのか?
    • 残業が最低限に抑えられますので幸せになります。
    • なんか仕事ができそうな人間に見られます。

相手と自分は違う、まずは違いを理解し合うことから

  1. 概要
    • 相手が同じ考え方を持っていると嬉しいですよね。ですが、違う考え方を持っていた時に相手を否定してしまう時があります。つまり相手を自分と同じ考え方に変えようとしているのです。
      • このアプローチはあまり有効ではありません。なぜなら基本的に「自分を変えることはできても、相手は変えることはできないから」です。
    • なのでまずは自分と相手との考え方の違いを理解することから始めましょう。
      • そして考え方の違いを理解した上でどうしても変える必要があるなら相手が変わる必然性(根拠)を丁寧に伝えましょう。
      • 強制的に変えるのではなく、自ら相手に気づいてもらって変わってもらうようなアプローチです。
      • そうすれば相手は考え方が変わったことに対して感謝してくれることもあります。
  1. なぜ必要なのか?
    • 人は基本的に「比較して、意味付けしようとする」生き物だと言われています。
      • ですが他人と自分を比較したところで違うのは当たり前です。
      • ここで気をつけないといけないのは比較して自分を卑下してしまったり、他人を僻んでしまうことを防がないといけません。
      • 比較するのであればそれは過去の自分です(これも必要に応じてなので難しいところですが)。
    • 違いがあることは当たり前であることを認識しながら、比較してマイナスのエネルギーを生まない為にこの考え方の前提は大切です。
  1. どう役に立つのか?
    • 自分と真剣に向き合うことがよりできるようになります。
      • やりたいこと、できること、やるべきこと
      • 他の人にどうやったら役に立てるのか?
    • あまりマイナスのエネルギーを持っている人の意見を気にしなくなります。
      • ただ単純に「違う考えを持っているだけ」で完結。

愚痴ではなく、その先の改善提案はないかまで考えよう

  1. 概要
    • 中には愚痴を「言いたいだけ」の人がいることは確か。愚痴をいうこと自体はまだいいですが、言うとしても仕事にできる限り関係のない人間に言うように心がけましょう。
    • 愚痴は不満を伝えるだけにとどまりますが、そこに提案が加われば印象は真逆になります。
      • 会社をより良くする為に提言することは大事です。
      • ただ表現の仕方には気をつけましょう(尊敬の念を持って主張しましょう)。
  1. なぜ必要なのか?
    • 愚痴を吐くような無礼な態度を職場で表してしまった場合に下記のことが起きているというデータがあります。(Think CIVILITY参照
      • 48パーセントの人が、仕事にかける労力を意図的に減らしている。
      • 47パーセントの人が、仕事にかける時間を意図的に減らしている。
      • 38パーセントの人が、仕事の質を意図的に下げている。
      • 80パーセントの人が、無礼な態度を気に病んでしまい、そのせいで仕事に使うべき時間を奪われている。
      • 63パーセントの人が、無礼な態度を取る人を避けるために仕事に使うべき時間を奪われている。
      • 66パーセントの人が、自分の業績は低下していると答えている。
      • 78パーセントの人が、組織への忠誠心が低下したと答えている。
      • 12パーセントの人が、他人の無礼な態度が原因で転職をした経験があると答えている。
      • 25パーセントの人が、無礼な人にストレスを感じたせいで顧客への対応が悪くなることがあると答えている。
    • 愚痴によって無意識に周りに良くない影響を与えてしまうことを認識しましょう。職場にとって大きな脅威になります。
  1. どう役に立つのか?
    • 愚痴を言わずにもっと状況を良くしようと動いていく連鎖ができていくと生産性は当然上がり、仕事も楽しくなっていきます。

自分の意見を持たないのは基本NGだと思っておこう

  1. 概要
    • 大手ではもしかしたら右に倣えの発想で他の人の意見に賛同することが正義かもしれない。
    • だがベンチャーはそうも行かない。無思考は基本NGだと思ってください。
    • ベンチャーでは1人1人の力がより重要になります。
      • 言い換えれば1人としての価値を発揮できていなければ長期的に活躍することは難しいのです。
      • 目標はそれぞれに設定されることもありますが、その目標に対して「どう実現するのか?」は1人1人の社員の裁量に任せることが多いです。
      • ここで無思考になってしまうのではなく、自分の意見を持って行動するようにしましょう。
        • ただ自分の意見を必ず発信するべきということではありません。何かの事象に対して自分の意見を心の中だけでも持って考える癖をつけることが大切です。
  1. なぜ必要なのか?
    • 他の人の意見に乗っかるだけで働いていくと、当然他の人と自分は違うのでいずれどこかでズレが生じて違和感を感じ始めます
    • 無思考状態になった場合には当然成長も大きくはできずに若い時代を過ごしてしまいますが、それではせっかくベンチャーに入った大きなメリットを逃してしまうのでもったいないです。
  1. どう役に立つのか?
    • 自分なりの考え方を確立することで、セルフブランディングができるようになります。
      • 成果の出し方、価値観、人とのコミュニケーションの取り方等を無理せずそのままの姿で働くことができるので仕事が辛いという発想が出にくくなります。
    • 意見を発信することでその場でフィードバックが返ってくるので、重要な学習機会を得ることができ成長のヒントを得ることができます。

変化は当たり前、むしろ1年たって同じ状況にいることがリスクだと感じよう

  1. 概要
    • 今は一昔前よりも世の中の変化が激しいことは共通認識としてもあると思いますが、この状況下では「現状維持はむしろ衰退」と考えた方が良いです。
      • 1年でも3年でも基準とする期間はなんでも構いませんが、その期間を通して変えたいと思っていたところが変わっていないという状況は作らないようにしましょう。
      • 変化は自分から起こせる範囲で良いと思います。
        • ただすぐに大きな変化が起きることはあまりないので、少しずつ軌道修正をするような感覚で変えていきましょう。
  1. なぜ必要なのか?
    • 最近ずっと同じ会社で活躍されてきた40〜50代の大手企業社員が希望退職という形で大量リストラされています。
      • なぜリストラされてしまうのかというと、給与が上がるスピードに対して社員が成長していないと考えられているからです。
    • 個々の力を組織でどう活かすか、という発想がどんどん浸透してきているので、会社のブランドにぶら下がってしまう働き方ではなく、自分から変化を起こしていく姿勢が大事です。
  1. どう役に立つのか?
    • 実力が伴った上で昇進・昇給していくので、無駄なプレッシャーを負わずに済む上、チャレンジして成長することが楽しくなってきます
    • 変化に対して対応していく汎用的なスキルが身につきます。

小さい単位で反応を聞こう

  1. 概要
    • 100%の仕事の完成度が求められている時に、最初から100%を目指すのではなく20〜30%でスピード重視でまずは取り組み、ある程度の方向性や抑えるべきポイントのすり合わせをしておきましょう。
  1. なぜ必要なのか?
    • 仕事を進める際に「完璧なもの(もしくはそれ以上)を仕上げて先輩を驚かせてやろう」。そう考える方もいらっしゃるのではないかと思います。
    • 確かに求められている期待を超えようとすることは大事です。
      • ただ求められている期待の方向性が間違っていたとしたらその努力は逆に裏目に出てしまいます。
      • この裏目に出てしまうリスクを極力抑えるためには、最初は少し取り組んでみた上で自分の認識と相手の認識をすり合わせることが重要になります。
      • 慣れてきて方向性がだいぶ合ってきたら聞く頻度も減らして大丈夫ですが、それまではどうにかして先輩を捕まえてこまめにフィードバックをもらうチャンスを自ら作っていくことが必要です。
  1. どう役に立つのか?
    • まずは先輩・上司とのコミュニケーション量が必然と増えますので、相手から見れば安心感があります(ちゃんと何をしているか把握できているので)。
      • 上司からすれば、部下が「何をやっているのかわからない」状態で、何かで失敗をしてしまった時にフォローできないことが一番怖いと思います。
    • 後からの手戻りがなく、効率的に仕事に取り組むことができます
      • 方向性が間違っていた場合には多くの場合ほぼ0からやり直すことになってしまいますが、こまめにフィードバックをもらっていれば軌道修正しながら取り組むことができますし、取り組んでいる途中で会社側に変化があったとしても対応可能なことが多くなります。

以上です!

たくさんのことを書いてしまいましたが、この全てを絶対に意識してほしいということはありませんし、新卒社員にも私は強制しておりません。

自分で読んで納得したものだけ、つまり美味しいところだけ持ち帰っていただけるだけで大丈夫です。

ただ、1つだけ意識してほしいことはインプットした情報は使わないと意味がないということです。

知ることで満足してしまいがちですが、知って、実際に意識して使ってみて、そのフィードバックを得るところまでやって初めて自分のものになります。

ログリーでは、もちろんフィードバックを得るところまで実践できる環境はあります。この記事で共感頂いたことを実践したい場合にはぜひ当社で働くことも選択肢に入れてみていただけると嬉しいです。

前編からここまで長かったと思いますが、お読みいただきありがとうございました!

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