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こんにちは!
採用担当の岩崎です。
この記事では私が20卒の新入社員が入社される直前である3月下旬にドキュメントとしてまとめた内容をご紹介します。
私が社会人になったばかりのときに「こういうことを意識できていたとしたら社会人としてのロケットスタートを切れていたのにな」と思うことを記載しています。
いわゆる大手向きの内容でもなくむしろベンチャーで働いていくために必要なことを記載しています。
ベンチャーの新卒研修担当になられたばかりの方、これから社会人としてのスタートを切る方にとって有意義な内容になれば幸いです。
それぞれは下記の構造で成り立っていますので、読みたいところだけ読んでいただければ大丈夫です。
- 概要
- なぜ必要なのか?
- どう役に立つのか?
それではどうぞ!
目次
- fail fast
- 盛大に失敗した時ほどすぐに上司に報告しよう
- まずはgiveすることから、信頼残高を貯めよう
- Must→Can→Willの順番で仕事をしよう
- 守破離
- 2つ上の視座を持って行動しよう
fail fast(速く失敗せよ)
シリコンバレーのスタートアップ界隈ではよく用いられる標語です。
- 概要
- 新卒で入ってすぐの時期は「失敗をしたらどうしよう」と不安になることも多いかもしれませんが、むしろたくさんチャレンジして失敗してください。
- 大切なのは失敗せずに正解を探すことではなく、失敗しながらリカバリーすることを大切にしてみてください。若いからこそ失敗も許されることが多く、サポートもたくさんしてもらえます。
- またどうしても失敗が怖い場合は先輩に色々聞きまくってください。
- 分からないことを聞くのは悪ではありません。
- なぜ必要なのか?
- これを意識せず、例えば若いうちは出来るだけ失敗しないで働くことを意識した場合、成長が明らかに鈍化します。
- 成長の機会はチャレンジすることから生まれますが、チャレンジせずに自分の今の力の範囲で全てやろうとするので成長も生まれません。
- ベンチャーに入社したからこそ、成長速度を鈍化させない為にも失敗を早く、たくさんしておくことは重要です(とはいえ意図的に失敗するのはもちろんNG)。
- どう役に立つのか?
- 中長期の成長速度の度合いが大きく違ってきます。
- 失敗をたくさんして、限界ギリギリまでどん底に落とされながらも這い上がった人と、無難になんでもこなして挫折をしてこなかった人とではビジネスマンとしての馬力が違います。
- 例えば、部下をマネジメントすることになった際に失敗を経験していないと、失敗をする部下の気持ちがわからない等の現象が発生します。
- マネジメントをしないとしても、自分が何か行動する時にリスク回避できる幅が結果的にどんどん広くなっていくので活躍できる範囲も広がってきます。
盛大に失敗した時ほどすぐに上司に報告しよう
- 概要
- みなさんが人生の中で一番失敗したなと感じた経験を思い出してみてください。
- 人は盛大に失敗すると思考停止状態に陥ります。
- 「あ、終わった…」と何か悟るような感覚。
- 上記の状態まで行かなくとも失敗してしまった時は普段よりも思考力が落ちやすいので、まずは上司やメンターさんにすぐ起きたことを報告するようにしましょう。
- 起きたことは仕方ないので、fail fastにもある通りリカバリーを全力ですることに集中しましょう。
- なぜ必要なのか?
- 仕事において失敗してしまった時、それを隠してしまう人もいます。
- 短期的にはそれでなんとかなることもあるかもしれません。が、意外と巡り巡って隠していた失敗はバレてしまうことが多いですし、その時にはもっと取り返しのつかない事態となっていることも多いです。
- バレてしまった際のリスクが大きすぎますし、隠していることはどこかで罪悪感としてずっと持っておかないといけないので仕事のパフォーマンスも落ちます。
- ある程度経験を積んできたら自分で小さなミスに関しては対処できるようになってきますが、それでも事後報告はしておくようにしましょう。
- 上司はあなたの敵ではありません、あなたをサポートしてくれる味方です。
- どう役に立つのか?
- 社内の自分に対する信頼・評価を無駄に落とさずに済みます。
- むしろ素直に報告して誠実にリカバリー対応をしていけば評価に繋がっていきます。
まずはgiveすることから、信頼残高を貯めよう
- 概要
- なぜ何もされていないのに自分から他の人の為に動かないといけないのか?
- 人は「してあげたこと」は覚えていても、「してもらった」ことはほとんど覚えていない(その差35倍)。
- なのでこれでもかというくらい相手に対して何かできることはないか考えて行動していくといい。
- そうすると「信頼残高」というものが貯まっていく。
- 逆にいえばしてもらったことに対してもれなく感謝していく癖ができればより効率よく信頼残高を貯めることができるかもしれない。
- なぜ必要なのか?
- 信頼残高が高ければ、相手にお願いを聞いてもらいやすくなったり、協力してもらいやすくなったりします。
- 一方、信頼残高が低ければ、そもそも話を聞いてくれないかもしれないし、円滑なコミュニケーションが取れなくなります。
- どう役に立つのか?
- ここはなぜ必要なのか?に同様の内容です。
- 人間関係が平和になり、優しい世界になります。
Must→Can→Willの順番で仕事をしよう
- 概要
- mustは「やるべきこと」、canは「今できること」、willは「やりたいこと」ですが、まずはgiveの精神で求められるやるべきことに貢献することから仕事をしていく。そのうちできることが増えていくので、認められ、本当のやりたいことが見えてきます。そして最後に自分のやりたいことを提案していけばスムーズに成果を出せて、仕事が楽しくなります。
- なぜ必要なのか?
- これが逆になったことをイメージしてみましょう。
- 「自分は先輩のああいうかっこいいことをやりたいんだ、でも目の前にある作業みたいなことはやりたくない」と言って働かない社員を見てどう思いますでしょうか?
- 少なくともやりたいことを任せたいとは思いにくいはずです。
- やりたいことが入社後すぐに会社としても任せたいことであったのであればそれは「can,must,will」の全ての要素が合わさった理想的な状態です。
- ですが、新入社員として入社したあとはお互いに何を任せるか、何ができるか理解していくことから始めるのが普通なので、まずは貢献できるところから成果を出し、プラスアルファの提案で価値を発揮した上でやりたいことを伝えていきましょう。
- どう役に立つのか?
- 実際仕事というのはやってみて初めて向き不向きが分かりますし、やりたいことも実はどんどん変わっていくものです。
- 求められることに対して貢献して、その時点でやりたいことを改めて伝えると信頼残高が貯まっているので受け入れられやすくなります。
- ただ、やりたいことを伝えておくのはOKです(むしろいい)。
- 問題なのはやりたいことだけ言って貢献しようとしないスタンスです。
守破離
- 概要
- なぜ必要なのか?
- まだ新入社員の段階では良くも悪くも「型」がない状態。
- まずは型を守って、徐々に試行錯誤しながら自分のスタイルに変化させていくと基礎がしっかりした筋の通った成果の出し方を身に付けることができます。
- ちなみに時系列のニュアンス的には「守守守守守守守守守守破守守守守守離」くらいがいいそうです。
- どう役に立つのか?
- 汎用的に型の身につけ方を学び経験することができますので、新しい分野に挑戦する際にも応用可能です。
- 汎用的に型の身につけ方を学び経験することができますので、新しい分野に挑戦する際にも応用可能です。
2つ上の視座を持って行動しよう
- 概要
- 役職が社長、部長、リーダー、メンバーという階層の組織だったとしたら、メンバーは部長の視座で物事を考え、リーダーは社長の視座で物事を考えて行動する癖をつけると良いです。
- ただ、2つ上の役職者のような上から目線の振る舞いをしろという意味ではありません。
- あくまで「部長だったらどう考えるだろう?」とイメージするのです。
- そこから逆算してメンバーに期待する行動をしていくのです。
- 役職者はなぜ役職をもらえるのかというと、役職をもらう前からその役職相当の考え方を持って行動しているからです。
- 決して役職をもらってからそのように振る舞おうと考えてはいけないです。
- 上位の役職者のパートナーくらいの視座で行動していくといいと思います。
- なぜ必要なのか?
- ずっとメンバーの目線でいると、客観的に自分を見ることができずに貢献の方向性を間違えてしまったり、現状維持をすることに集中してしまいます。
- 後編の内容にも出てきますが、現状維持はむしろ後退しているという意識を持っておいたほうがいいです。
- 最悪の場合は後から入ってくる後輩に明らかな劣等感を感じてしまい、更に成長できなくなっていきます。
- どう役に立つのか?
- 後からではありますが、役職がついてきます(もちろん昇給も)。
- 様々な視点で考えることができるようになるので、発信する意見や提案にも説得力が生まれ、成果につながりやすくなります。
以上です!
皆さんの中でイメージがついたもの、すぐ意識しようと思ったことはありましたか?
当社の新卒研修では、このようなことを意識づけられるように私が責任を持って研修を担当させていただいております。
まだこれは前編なので近日中に後編も公開予定ですが、後編でも重要なことを引き続き紹介しています!
ご覧いただけますと嬉しいです。