ローカルワークスでは「テクノロジーとアイデアで建設業をアップデートする」というミッションの下、「リフォマ」「ローカルワークスサーチ」など、建設業界の課題を解決するプロダクトを開発しています。
前回の記事で、建設業界が盛り上がっている理由について説明いたしました。今回からは、ローカルワークスで建設業界のどんな課題を解決しているのか説明いたします。
前回の記事でお見せしたカオスマップを再度ご覧ください。
建設テックと一言にいっても様々な領域がありますが、ローカルワークスでは
- リフォマ……マッチングサイト(BtoC)
- ローカルワークスサーチ……マッチングサイト(BtoB)
- ローカルワークスペイメント……金融サービス
と、3つのプロダクトを提供しています。今回は「リフォマ」についてです。
建設業界の「信頼性」の課題を解決したい
最初に、ローカルワークスで掲げるミッションとビジョンを説明させていただきます。この2つがリフォマのコンセプトに大きく関係しているためです。
- ミッション……テクノロジーとアイデアで建設業をアップデートする。
- ビジョン……信頼性の可視化と、仕組みを変えることで中小建設事業者の成長を支援する。
ミッションは読んで字のごとくですが、ビジョンにある「信頼性の可視化」とはどういう意味か、補足させていただきます。
皆様が家のリフォームを施工業者に頼んだ際、残念ながら、悪質な対応をとる施工業者に当たってしまうリスクがあります(納期が大幅に遅れる、連絡がつかなくなる、注文内容と異なる施工をするなど)。リフォームをする人としてはこういった業者を避けたくても、どの業者が信頼できるかはインターネットの情報を見てもほとんど分かりません。建設業界というレガシーな業界では、業者の評判や口コミなどがまだオープンに出回っていないためです。
また、施工業者と一言にいっても、新築が得意、トイレの修繕が得意、リノベーションが得意など、業者にとって得意分野は様々です。自分がやりたいリフォームの内容にあわせて業者を選ばないといけないのですが、どの業者はどの分野が得意なのかオープンになっていないので、どの業者を選べば良いか分からないという課題にぶち当たってしまいます。
この課題は個人だけではなく、施工業者の間でも発生します。建設業界だと、ある業者がクライアントから受けた仕事を別の業者に発注すること(いわゆる元請・下請け)はよくありますが、業者の情報が開示されていないため、「信頼できるあの業者に頼もう」といったことができないのです。
この課題をまとめると、建設業界では業者の「信頼性」が可視化されていないため、個人と業者間での施工取引、業者間での受発注がしづらくなっているということです。この「信頼性の可視化」というビジョンの下に開発されているのがリフォマです。
リフォマは、リフォームをしたい個人と業者をマッチングするプラットフォーム
リフォマは、リフォームをしたい個人が、施工業者から相見積をとることのできるプラットフォームです。Webサイトで「お住まいのタイプ」「リフォーム箇所」「依頼内容」「築年数」などの情報を入力いただくと、その情報を元に、リフォマに加盟している施工業者から見積をとることができます(リフォマの加盟店は、ローカルワークスが審査済みの信頼できる業者です)。
個人・施工業者それぞれのメリットは以下の通りです。
- 個人……信頼できる施工業者に安心してリフォームを頼める、業者に直接発注できるので費用が安くなる
- 施工業者……リフォマ経由で仕事を増やせる、元請として個人と直接商談できる
「業者に直接頼めるので費用が安くなる」について補足しますと、例えば個人が大手の施工業者に発注した場合、大手業者が他の下請け業者に施工を頼むことがほとんどです。業者を1社多く挟んでいる分、費用が増えてしまうのですが、リフォマなら施工を担当する業者に直接発注できるので、費用が安く済むわけですね。
「元請として個人と直接商談できる」については、施工業者は元請として個人と商談できるほうが予算や納期などの交渉をしやすいですし、仕事がスムーズに進めば、今後も「○○業者にお願いします」と指名で発注してもらえる可能性もあるので、施工業者側にもメリットがあります。
リフォマは2016年11月にリリースしましたが、現在では
- Webサイトのユニークユーザー数60万人/月
- リフォマの加盟店2,000店
と、多くの個人・施工業者にご利用いただいています。
リフォマのプロダクトオーナー・エンジニアを募集しています!
このように建設業界の「信頼性」の可視化に取り組んでいるリフォマですが、まだまだ課題が山積みです。
特に、リフォマのUI/UX改善・機能開発やロードマップ策定・開発チームや営業チームとの連携などを担ってくれるプロダクトオーナー、リフォマの機能開発や既存機能の改善などに取り組んでくれるバックエンドエンジニアが足りていません。
今すぐの転職を考えていなくても構いませんので、リフォマや建設業界に興味をお持ちいただける方はぜひご連絡ください!