プログラミングやロボット製作など、テクノロジーを活かしたIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」で働く2名の学生さん(取材当時)スタッフにインタビューを行いました。
アルバイト・パート形態ではたらくスタッフ(社内呼称:メンター)にも昇給・昇格制度を設けているLITALICOワンダー。成長の実感が持てる教室での働き方ややりがいについて詳しく聞いてみました。
※本ストーリーは社内イントラ向けのインタビュー記事をWantedly向けに編集したものです
しげんくん
LITALICOワンダー川崎教室のメンター。事業部内でのあだ名は「しげんくん」。2019年1月にメンターとして入社し、現在は週4でワンダー川崎に勤務しながら、ワンダーで出会った友人が立ち上げた会社でも勤務をしている。大学は専門学校に通っていた。2023年07月、メンター等級新制度開始以降初めての昇格を果たす。
スギちゃん
LITALICOワンダー吉祥寺教室メンター。あだ名は「スギちゃん」。2020年7月にメンターとして入社し、現在はワンダー吉祥寺に勤務しながら、大学院修士2年に在籍中。2023年07月、しげんくんとともにメンター等級新制度開始以降初めての昇格を果たす。
ーまずはお二人がワンダーで働こうと思ったきっかけを教えてください。
(しげんくん)大学在学時に、学校の友人がプログラミング関係のバイトをしていることを知り、自分でも探してみたというのがきっかけです。ワンダーの最初の印象は「自由に働けそうで、お子さんたちと一緒に自分自身も楽しんで働けそうだな」でした。
(スギちゃん)僕は、大学は電気専攻で情報系ではなかったのですが、趣味の範囲でプログラミングに触れていました。プログラミングを実際に使って働くアルバイトを探していたものの、なかなか未経験の学生をエンジニアとして雇ってくれる会社がなくて。その中でたまたまLITALICOワンダーを見つけました。
ーもともと、入社前はどんな経験があったのでしょうか?
(しげんくん)仕事でお子さんと関わる経験はなかったのですが、むしろそういったお仕事について事前情報が少なかったからこそ、入社前後でギャップを感じることがなく、スムーズに教室でのお仕事に入り込めました。入社したばかりの頃から、他人の対話に苦手意識のあるお子さんの授業を担当することもありましたが、授業終わりの振り返りの時間で他のメンターや社員に相談する時間があったので、お子さん一人ひとりの特性に合わせて進めていく授業のやり方をしっかりと覚えていくことができました。
(スギちゃん)僕は、以前他のロボット教室で働いていた経験もあるのですが、そこは進学に向けた思考力を鍛えることに重きを置いていたんですね。面談で保護者の方から「この作品を作ることで、この子は中学校に受かるんですか?」といった質問を受けたことがあって…。非常に答えに困ったんです。一方、ワンダーでは、お子さんのスキル向上を促すだけではなく、むしろお子さんの自主性を育もうとしていたので、そこが自分がやってみたいと思った大きな理由でもあります。
ー今回、お二人はメンター等級制度※において最高等級への昇格を果たされています。評価につながった施策について詳しく教えてください。
※メンター等級制度:LITALCIOワンダーではアルバイトスタッフの役割や状態に合わせて5段階の等級を設定しています。授業力のスキルを自分自身や教室の社員が月次でチェックしたり、働く教室内の課題解決を行ったりしながら、スキルや時給を上げていくことができる仕組みです。
(しげんくん)僕が施策として提案したのは、上級者向けコースの子のためのテキスト開発です。当時のワンダーのゲーム&エキスパートコース※は出来たてでテキストも少なくて。1つのテキストの内容が濃密なこともあり、お子さんが数か月かけてゲームを完成させる状態でした。その中で、お子さんが作品を完成させられずモチベーションが下がってしまうこともあり、前々から課題感を持っていたんです。テキストの内容が理解できてない中で作品をつくっていると、半年前に書いたコードのバグを解決するために時間を要することもあり、これではいけないな…と感じたのがきっかけです。
※エキスパートコース:https://wonder.litalico.jp/course/expert/
とあるお子さんが実際にテキストの難易度で困っているのを見て、周りのスタッフと相談しながらそのお子さんに向けたテキストを開発し、使ってもらうようになりました。今では、その子は自分自身でプログラミングについて調べて自分で解決する力がついてきています。ほかにも必要なお子さんがいたら引き続き使ってもらえるよう促していきたいです。
ー先輩社員からもしげんくんにこんなコメントをいただいています!
(しげんくんの先輩社員)上記のお子さんの授業だけでなく、必要な備品だったり機材だったり、「もっとここが変わればよい授業環境になるのではないか」という視点でいつも授業や教室の事を考えてくれているのがありがたいです。授業と同じくらい「教室運営・環境の改善」の部分が彼にとって成長している部分であり、私たちも助けられている部分です。ここまでしげんくんが成長できた理由としては、「同じ視点を持った先輩がいたこと」が大きいと思います。たくさんの先輩メンターたちの背中を見てきたからこそ、同じように教室全体を常に考えて行動できるスタッフになってくれたのかな、と思います!
ー同じく、スギちゃんの考えた施策についても教えてください。
(スギちゃん)僕は、ある日一人のお子さんから「ワンダーメイクフェス※のプレゼン発表をオフラインでやりたかった。もっとプレゼンする機会を設けてほしい」と言われたことがきっかけで、自分の教室内において独自の「アワード」を企画しました。自分の作った作品をアウトプットする機会や表彰される機会など、何かしらの「結果」が残る機会が次の作品づくりへのモチベーションにつながるお子さんって多いんだなと感じていて。そこで、教室の中だけで完結する小規模なフェスみたいなものを作りたいなと考え始めたんです。
※ワンダーメイクフェス:https://wonder.litalico.jp/make-fes/
単純に通常のフェスをなぞるだけだとつまらないと思い、子ども一人一人にスポットライトが当たるような発表形式を用意したり、とにかくいろんな子が賞を受賞できるように部門を複数作ったり、メンターもクリエイターとして発表できる場を用意するなど、様々な企画を入れました。
実際やってみると、お子さん達のアウトプットにたくさんのフィードバックが返ってきたり、お子さん同士が他の生徒の作品を見て刺激を受けたりする様子を見て、とても嬉しく感じました。趣味で作った作品を出してくれたお子さんもいて。今後は他のメンターさんたちが自分たちでアレンジして、このイベントを自主的に開催してもらえると嬉しいなと思って、第2回の開催に向けて準備をしています。
ー素敵な施策について教えていただきありがとうございました!先輩社員からもこんなコメントをもらっています。
(スギちゃんの先輩社員)普段から教室のお昼休みに他のメンターさんと話してくれたり、卒業式の企画など自主的に行動してくれる所がすごいなと思います。今回の企画でもあくまで社員は壁打ち相手で、スギちゃんが主体的に他のメンターを巻き込んだり、工程を考えたりと主体的に進めてくれていたのが印象的でした!企画してくれたアワードは保護者の皆さんの反応も良く、教室への信頼感も得られたと感じるイベントになりました。
しげんくん、スギちゃん、ありがとうございました!
LITALICOワンダーのアルバイトスタッフ(メンター)に興味を持ってくださった方はぜひこちらの募集記事からご応募ください。