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社会人1年目の壁、「挨拶」について書いてみた。

はじめに。

「挨拶をしっかりと行いましょう!」
4月も半ばを迎え、リンクバルでも新入社員研修をおこなっております。
リンクバルに限らず、最初に教えていただく事は「挨拶」という会社も多いのではないでしょうか。
とても大切なものですよね。今日は意外と奥深い「挨拶」について、私が過去に教えていただいたことを書きたいと思います。

挨拶は基本といわれるが、基本=簡単というわけではない。

 「挨拶は基本」や「まずは挨拶から」という言葉がありますが、「挨拶」は簡単ではありません。
ここでいう「挨拶」とは、他人から「いい挨拶だね」と認められるような「挨拶」です。
元気にハキハキ、「おはようございます!」といえばいいんでしょ?と思っている方。
ノンノン。挨拶はそんなに簡単にできるものではないのです。
“ある能力”が無いと、他人から認めてもらえるような挨拶が難しいのです。
その“ある能力”は仕事でもとっても大切なもの。
だから挨拶の指導って多くの会社で行われているのです。

仕事にも通ずる“ある能力”とは。

 “気づかい”の能力です。
気づかいが出来る=周りが見えている=視野が広いということです。

仕事とは主に、「課題を発見し解決をする」事で成り立っています。
解決の方法は新しいものを作ったり、既存のものに手を加えたりと様々ですが、
何よりも課題を発見しなければ始まりません。
色々なところに気遣いができる視野の広い人は、それだけ課題も発見しやすくなります。

挨拶を意識することで、周囲に気遣う癖がつく。

 どんなときも常にアンテナをはり、自分が忙しくても、疲れていても、常に周りに気を配る視野の広さをもって初めて、他人から認められる「挨拶」ができます。

目の前にいる人だけではなく、自分の横や後ろにいる人にも気を配って挨拶できるか。
挨拶を通じて、他人への気遣いができるかがわかってしまうのです。そして、挨拶ができないとなると、「気遣いができない」=「課題発見ができない」=「仕事ができない」という印象になってしまいます。

「挨拶ができていない」といわれた際は、物理的に目の前にいる人に声がかけられない、という問題だけではなく、気遣いが足りていない、周りに配慮ができていないといった問題も含んでいるので、しっかりと意識を向け「挨拶」に取り組むことが大切です。

終りに。

 偉そうに書いてしまいましたが、私が社会人1年目の頃、教育担当の方から、「挨拶ができない」という烙印を押されてしまったことがあります。自分は一生懸命挨拶をしているつもりでしたので、当時はその人が見えていないだけだと思っていました。でも実際は視野が狭く、気遣いができていないという事だったのです。その頃の私は、自分と一緒に仕事をしている人、見えないところでサポートをしてくれていた人の存在に気がついておりませんでした。

ある日、私はとある式典のプロジェクトに参画しておりました。その時の先輩が、早朝4時から舞台裏で働く仲間の姿を私に見せながらこういいました。「仕事というのは色々な人が携わっていて、自分も知らない間に何等かのサポートを受けているものだから、一緒に働いている人全員に目を向けて、しっかりと感謝の気持ちを言葉にしてね。」

それ以降、仕事に関わる様々な人たちを見ようと努力をするようになりました。そうすると自然と「挨拶」の幅も広くなっていったのでしょう、「最近は良く気がついて、挨拶できているね」といわれるようになりました。

全国の新入社員の皆様の未来が、自分らしく、輝かしいものになることを心から祈っております。

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