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新卒1年目がBIチーム立ち上げメンバーやってみた

こんにちは。リンクバルの17新卒の滑川です。
現在、新規でBIチーム(Business Intelligenceの略)の立ち上げメンバーとして悪戦苦闘しています。
BIチームとは、ざっくり言うと「データを活用してビジネスに貢献する」という技術より事業寄りのチームです。

入社当時はイベントプランナーとして街コンの企画・運営をしていて、その後エンジニアとして機械学習やデータベースまわりをやっていました。

BIチーム立ち上げメンバーを経験したこの2点について思ったことを書きます。

  • エンジニアでデータを扱っていた時とBIチームでデータを扱うときの違い
  • 新規チームの立ち上げ

データとの関わり方

エンジニアの時もデータを扱っていましたが、データとの関わり方がだいぶ変わりました。
当たり前といえば当たり前ですが、担当する工程も必要なスキルも変わったことが大きいです。
(エンジニアもほんの数カ月しかやっていないので、偉そうなことは言えませんが...)

  • 担当する工程
    同じプロダクト上の話ではないのでこの言い方が合っているかわかりませんが、
    主に担当する工程が以前は設計・実装だったのが、課題発見・企画に変わったように感じます。
  • スキル
    必要なスキルも技術的なスキルからビジネス的なスキルに変わりました。
    エンジニアの時にはpythonで機械学習したり、シェルスクリプト書いたり、データマートの作成・修正など技術的なスキルがメインでした。
    現在は課題発見であったり、どうやって売上につなげるか、どうやって展開していくかといったビジネス的なスキルがメインになっています。

全体的に求められることが
「○○のデータを分析に使えるようにする」、「データを使って○○する」
から
「データから何をやるべきかを考える」
に変わりました。
これによって意識するものがプロダクトからメッセージ、意味といったものになりました。
それがまだ上手く出来ていなくて、
アウトプットをイメージしてイメージ通り完成させたのに「このデータには成果(売上)につながるメッセージがない」と気付くor指摘されるという失敗をよくしてしまいます...悩ましい。

GoogleのCLOUD AUTOMLやDataRobotなど機械学習がツールとして簡単に使える時代が来ていると思うので、こういったデータと現実を結び付けられる能力は身に着けておきたいです。

しかし上司に説明するときに「ツールが出した数値です!どんなモデルを使っているのか知りません。」なんて言ってたら意思決定の役に立たないんですが...
仕事でデータを扱っていて強く感じることは「p値とかも大切だけど、それよりも納得感がとても大切!」ということです。
その納得感のためにはどちらの能力も必要なんだなと思います。私も引き続き機械学習とAPI化の実装ができるように勉強中です。

新規チームって難しい...

既存のチームであれば、チームの文化・指針といったものがあって判断基準となっているかと思います。
しかし、新規チームだとチームの文化や指針、チームの存在意義までもがなかったり、あやふやだったりするため、自分たちで定義する必要があります。
ここが定まってないまま進むと、今やっていることがチームの目的にあっているのか分からず迷子になってしまいます。
実際BIチームも、依頼があったデータを集計するだけの便利屋さんの集まりになりかけることがあります...

迷子にならないために

  • Vision(チームの最終目標、チームor会社の理想の姿)
  • ロードマップ(Visionまでのステップ)

を決めてチームで共有してから進むべきなんですが、
これが叫びだしそうなくらい難しい

メンバー内でそれぞれが持っているVisionが違くてもめる。
Visionが決まったと思っても、そこまでの道のりがまったくイメージできない。
etc...

そんなこんなで上の2つがバシッと決まる!...なんてことはない。
ただよく話し合ってみると、
「実はVisionの方向性は同じで、3歩先をイメージしていたか5歩先をイメージしていたかの違いだった。」
みたいなこともあるので、チームのコミュニケーションって大切だなぁと噛み締めています。

チーム構想は「○時間あれば解決する」みたいなものではないので、
頭の片隅に置いておいたり、日々アンテナを巡らせたりしてセンスを磨かねばならないと痛感しているところです。
とりあえず、今の自分ではできなかったということが分かったのもいい経験です。

おわりに

いろいろ言いましたが、BIチームの立ち上げなんてなかなか経験できることではないのでとてもタメになっています。
楽しい瞬間もありますし、出来ないことにチャレンジできる環境というのも贅沢だと思っています。
経験を積み重ねて、技術的なスキルもビジネス的なスキルも両方身に着けて、データで現実にインパクトを出せるようになりたいです。

一緒にデータで会社を変えたい方をお待ちしております。

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