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医師は素晴らしい仕事。でも自分には「違った」。研修医だった僕がLIFE PEPPERに転職した理由

はじめまして!株式会社LIFE PEPPERの中村黎志です。

クライアントに海外・訪日外国人向けマーケティング施策を提供するソリューション事業部で営業と、少しBtoBマーケティングを担当しています。

僕は2019年4月にLIFE PEPPERに入社するまで、研修医として働いていました。研修医ということは、もちろん将来的に医者になる予定でした。

医者といえば、激務なイメージはあるものの、明確に人の役に立てるし、社会にも必要とされるし、一般的には稼げるし、なんというか、わりと「いい職業」の部類に入るかもしれません。実際、「医師免許を持っているのに医者として働かないなんてもったいない」と思う方も多いのではないでしょうか。

それでも僕は、医者として働くのではなく、LIFE PEPPERで働くのを選びました。今回は、その理由をお伝えできればと思います。

最も「働くイメージがつく仕事」が医者だった

僕が医者になろうと思ったきっかけは単純で、「いちばん働くイメージがつく仕事だったから」です。

父親が医者なのでどんな仕事なのか想像しやすかったし、もちろんやりがいもすごくあるし、あと何といっても社会的信用が高く安定した生活ができるだろうなと。主にこの3軸で考えて、高校時代に医大に行くことを決めました。

とはいえ当時から「絶対に医者が自分にとっての天職だ」とか「多くの人の命を救いたい」みたいな強い確信を持っていたわけではなく(もちろん医師という職業の尊さは強く感じていました)、とにかく実際に医師として働いてみたいという感覚の方が強かったです。

医学部に進んで勉強する日々の中でも「人生これでいいんかな?」という迷いもぼんやりとあって。でも働く前から決められない、「やってみないとわかんない」ってめちゃめちゃ思ってたので、まずは研修医になることを決意しました。

▼無事に研修医になれることを喜ぶ、大学卒業式後の謝恩会

大学を卒業してやっと研修医になれたときは、純粋にうれしくて、「やっと働ける!」という感覚。職場の同期や上司に当たる先生たちとも仲良くやれていて、働く楽しさもあり、それなりに楽しく過ごしていました。

でも、進路選択のとき、そして大学で勉強しているときに感じていたぼんやりした迷いは消えることなく、むしろ徐々にはっきりとした感情になっていきました

実際に医者の仕事をしてみて「めっちゃいい仕事だな」ということはわかったんです。と同時に「やっぱり自分がやりたいことと違うのでは」と、日々せめぎ合うような感じがして。

やっぱり働いてみる中で、自分自身が仕事に求めるものって明確になってきますよね。僕の場合、クリエイティブな仕事というか、答えを自分で試行錯誤しながら見つけたり、新しいもの生み出したりすること、色んな業界や立場の人と関われることなどがすごく重要だと気付きました(医師の仕事がクリエイティブでは無いと言いたいわけではありません)。

医者の仕事にも色々あって、皆さんが接することが多いであろう診療をする人、新しい治療法や薬を研究開発する人、あとは厚労省で働く人とか何種類かいるんですけど、そのどこかに自分に合う道はないかも考えました。

まず、クリエイティブな仕事というと自分的に一番当てはまるのは研究者だなと思い、上の先生の話を聞いてみました。でもめっちゃ大変そうで、僕には到底できないし心からやりたいとも思えず。

じゃあ診療医はどうかというと、患者さんの状態を聞いて最適な治療法を組み立てていくのはクリエイティブではあるのですが、やっぱり自分がイメージするものとはちょっと違う。一人ひとりとしっかり向き合うのが仕事の醍醐味だしそれもめちゃくちゃ好きなんですが、なんかもっと多くの人を巻き込みながら働いてみたいという感覚だなと。

そうやって考えれば考えるほど、医者という仕事の素晴らしさと、自分の仕事に対する価値観のズレがどんどん大きくなっていきました

そんな中で、仕事を「こなしてしまう」場面も正直あったと思います。もちろん必要なことはきっちりやってます。命が懸かっているわけなので、手は抜きません。

でも、例えばめちゃくちゃ患者さんと向き合うとか、より良い仕組みを作るとか、そういう「全力でやってる感」とかではない自分がいたのも事実です。もっと真剣に没頭してやりたいって根底では思っているのに、できない自分が居たんです。

もっと、仕事に対してやりきりたい。なのに心の中のモヤモヤがブレーキをかけてしまう。じゃあやっぱりこのモヤモヤと向き合わないとだめだよねと。没頭するためには、心からハマれることじゃないとだめだ。その結果、転職を決めました。

求めていた没頭感

「仕事に没頭して全力でやりきりたい。そのために、心からハマれる仕事に出会いたい」

こう考えた理由は、大学時代のバンド活動の経験があったからかなと思います。もともと音楽好きだった僕は、大学の部活動としてバンドを始めました。

▼月末の締め会で、オリジナル曲を披露したこともw(ギター持って歌ってるのが僕)


このときは、バカみたいにバンドを真剣に頑張っていて、とにかく夢中でやってました。もちろん、基本はみんな医者になるために大学にはいってるので、ずーっとバンドばかりやってたとか、プロになりたいとかではなかったですが。

このときの無駄に真剣にやる感じとか、没頭する感じが好きで、仕事でもそうなりたいという気持ちが根底にありました。そしてなぜバンドにそこまで夢中になれたかというと、純粋に音楽が好きだったとか、一体感のあるチームで頑張るのが楽しかったとかの要因があって、仕事にも同じようなことを求めていたんだと思います。

なぜLIFE PEPPERを選んだのか?

転職を決めてからは、Wantedlyを使ってひたすら気になった企業にアポをとって、10社以上の話を聞く&見学しました。まず本当に自分にとってほかに良い道があるのか、あるとしたらどこなのか。企業の話を聞いて自分で考えて、というのを繰り返しました。

会社を選ぶ軸は、感覚的ではあるんですけど「そこで働いている人が楽しそうか」。この人たちとチームになりたいと心から思えるかどうかを一番見てました。

LIFE PEPPERと出会ったのは本当にたまたまで、Wantedlyで見つけて雰囲気とか仕事内容とかおもしろそうだなと思ったのがきっかけです。でも僕はそのとき関西で働いてて、LIFE PEPPERは東京の会社なので、最初はWeb会議で話を聞きました。

話を聞いてめちゃくちゃ魅力を感じたものの、正直自分は東京に行きたくないというか、できれば関西で働きたい気持ちが強かったので、最初は「絶対ここだ!」とは思わず(笑)。関西にもいくつか魅力的な企業はあったので、即決はしませんでした。

そんな中で、「やっぱりLIFE PEPPERやな」と思う決め手になったのが、わざわざ東京まで行って参加させてもらったイベントでした。

▼毎月開催される、戦略思考を鍛える「戦略思考塾」というイベント

面談や面接で会える人数は限られていますが、イベントでは多くの社員さんたちと話せて、しかもイベントの雰囲気も内容も、メンバーの学ぶ姿勢も全部、めちゃくちゃ熱くて。

マジで仕事に対して真剣で、没頭してて、成長意欲も高くて、こんな人たちと働けたら最高なんじゃねーかと。毎日この人達と一緒に仕事して、こういうイベントが毎月あって、という未来を考えたときに、「ここしかない」と思ったんです。

一緒に働く人たちの魅力、そして成長機会の多さ。このあたりをリアルに感じたので、わざわざ東京に出てでもLIFE PEPPERで働こうと決めました。

LIFE PEPPERには「仕事で味わいたかったキツさ」しかない

てことで、実際にLIFE PEPPERに入ってみてどうだったか?

まずめっちゃ楽しい。いや、もちろん結果が出ない悔しさや難しさはめちゃくちゃあるし、毎日壁にぶつかるけど、なんていうか、「仕事で自分が味わいたかったキツさ」しかないんです。

人間関係の悩みとか社内政治とか一切ないし、会社や仕事内容そのものが合ってないんじゃないかという不安感もない。ひたすら事業や会社、自分の成長やお客様への提供価値だけを考えられる。そういう意味での楽しさを毎日感じてます。

求めていた成長機会も思った以上にありました。

「うわ~この会社めっちゃムチャ言うやん」て思った象徴的なエピソードがあるんですけど、入社して1週間後ぐらいに「半年後にはリーダーをやってもらおうと思ってるんだよね」って言われて。最初はBtoBマーケティング部署に入ったんですけど、そこのリーダーになれと。

そのときの僕の率直な気持ちは「なんにも知らないのにリーダーとかマジか。やばくね?務まるわけないやん」でした。ガンガン任されたいと思ってたけど、ここまでとは思ってなかったです(笑)。

ただ、知識や経験があって仕事もできるからリーダーになるとかじゃなく、そういう側面もあるけどどっちかというと、その立場になることでその人が成長するんだと。

確かにそうだなと思って納得したし、実際4月に入社して5月くらいにはリーダーになりました。マネジメント経験なんてもちろんないけど、できるできないは別として楽しい、好きだなとわかったし、学ぶことがたくさんありました。

(8月までリーダーをやって、今はプレイヤーとして所属する営業部と掛け持ちしています)

LIFE PEPPERは、制約がない。答えも正解もない分、自分で考えて提案して、どんどん変えていける。やりたいと言ったら任せてもらえることもたくさんある。自分次第でなんでもできるところは、自分にとってすごくクリエイティブで楽しいです。

医者の道から転職する悩みはあったけど…

転職すると決めたとき、自分の中では納得できる決断だったものの、周りのことを考えると苦しさもありました。

僕は元々「自分に期待してくれる人をがっかりさせたくない」「成長しているところを見せて喜ばせたい」という気持ちが強くて。だから、医者になることを応援してくれていた親のことを思うと心苦しかったし、実際に反対されたこともあります。

仕事に対するモヤモヤはあったけど、どうしようもないほどの不満があるわけでもなく、医者が素晴らしい仕事であることは間違いない。それでも自分は転職するのか?人生の中でも、ベスト3に入るくらい悩んで苦しんだ時期でした。

でも、今、心のブレーキを外して真剣に働ける場所を見つけることができました。心のモヤモヤとちゃんと向き合って、決断してよかったなと思います。

別にLIFE PEPPERで働くことも、転職することも手段でしかないし、正解は人によって違います。だからこそ、もし本当に仕事を真剣にやりたくて、でも何か心のブレーキがあるなら、向き合ってみるといいのかなと。

だって、本気でやる仕事ってめっちゃ楽しいですもん。

もし「LIFE PEPPERで働いていみたい」「中村と話してみたい」と思ってくださった方がいたら、ご応募お待ちしてます!

編集協力:青木まりな

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