学生時代の文化祭は、大人になって思い返すと、当日よりむしろ前日までの準備のほうが楽しかった記憶が残っていたりします。今の仕事を、そのような「文化祭前夜」にたとえるのが、今回登場する「メディアコミュニティ」チームの菊地です。お笑いを採り入れた広告動画で「クライアント企業と生活者の翻訳者になる」と語る、菊地の仕事とはどのようなものなのでしょうか。
菊地 竜作:コミュニティソリューション部メディアコミュニティチーム所属
中京大学卒業後にデジタル広告代理店へ入社をし、営業職に従事。2021年9月にLibalentへジョイン。大学まではサッカー一筋。趣味はバラエティやラジオ番組の視聴。
クライアントの課題をエンタメと掛け合わせる事で解決に導く
──メディアコミュニティチームの仕事について教えてください。
クライアント企業様の課題をTwitterやYouTube、TikTokなどのインターネットメディアを活用して解決していくことが主な仕事です。具体的には、タレントさんや芸人さんを起用した企画でクライアントの企業が生活者にアピールしたいことを動画広告で表現して伝えていくことですね。
動画制作に関しては制作チームが行いますが、クライアントの訴えたいことを、どのようなメディアで、どのようなタレント・芸人さんを起用して、どのように表現するかを企画してプロデュースしていく仕事です。企画立案から、台本のチェックといったクオリティの管理までやることは多岐に渡ります。
メディアコミュニティチームは、そうしたプロデュース以前に、クライアントに企画を提案したりする広告営業の役割も担います。企画内容は弊社の場合、主にお笑いが中心ですので、広告営業では、お笑いの力を使った訴求が、いかに効果的に生活者に伝わるかをクライアントにプレゼンテーションしています。
クライアントへ提案する企画書づくりにも力が入ります…!
──お笑いを使った動画広告が効果的だと考えるのはなぜでしょう。
お笑いに代表されるエンタテインメントには、マイナスのものでもプラスに変える力があると思っています。芸人さんは、自分に足りないものやコンプレックスですら、笑いに変えてしまいますよね。ですから生活者に伝わりにくい固い商材であっても、笑いを通すことで伝わりやすくなったりする。その点で、ただ情報を羅列する広告よりもはるかに訴求力があるのです。
──チームのメンバーは、それぞれどういう役割を担っていますか。
現在、メディアコミュニティチームには4名のメンバーがいます。それぞれが常に5~6件の案件を同時に担当しているでしょうか。クライアントに提案する広告営業の活動と、現在進行中の案件をプロデュースする活動を半々くらいの割合で、それぞれのメンバーが同時並行的に行っています。
──Libalentのメディアコミュニティチームの強みとは、どういうところでしょう。
メンバー全員が「お笑い好き」なので、お笑いに関するアイデアをすぐに提案できるところです。たとえばクライアントが「うまく言葉で表現できないんだけど、こんな感じかな」みたいにおっしゃることがあります。
そうしたときでも、うちのメンバーなら「だったら、あの芸人さんを起用して、このような企画はどうですか」といったアイデアをすぐにご提案できるんです。みんなお笑いが好きなので、日頃からそうしたアイデアを常にストックしているからでしょう。
お笑いを「沼」にしているメンバーが多くいるのも特徴 ※写真はかまいったーTVのスタジオ(社内)
──これまでに一番印象に残っているのは、どのような仕事でしょうか。
ある企業様の案件で、かまいたちさんをテレビCMに起用しているのですが、弊社が制作している「かまいったーTV」というTwitterを使ったライブ番組でも、かまいたちさんが出演するテレビCMのオリジナルのロングバージョンを作って放送することになったんです。テレビCMとTwitter番組を連動させるだけでも、本邦初の新しい試みです。
▼かまいったーTV 公式ページ
そのとき、うちの番組に出演した若手芸人の方が「ぼくたちも使ってくださいよ」と訴えたのがきっかけで、その企業が提供するラジオ番組に出演することになりました。本来は弊社の番組だけで完結するはずの企画が、テレビCMやラジオ番組といった、いろんなメディアに波及していった。そうしたクロスメディア的な効果が新鮮で印象に残っています。
──現在の仕事の「やりがい」とは、どんなところでしょう。
2つあります。1つ目は、私自身、もともとお笑いがめちゃめちゃ好きなので、お笑いを主戦場として仕事ができることです。大好きな芸人さんの企画を考えるだけでなく、撮影に立ち会ったり、ディスカッションをしながら企画を形にしていくのは、昔から憧れていました。それが現実となっているので、今は楽しくて仕方ないです。
今日の打ち合わせもなぜか笑いが止まらず…笑(いたって真面目に仕事しています)
もう1つは、誰でも知っている有名な企業やブランドに、ダイレクトに企画を提案して実現できることです。多くの方がご覧になっているWeb動画が、実は自分の考えた企画だったりもします。ですから当然やりがいがあります。そうした環境を与えてもらった会社に感謝しています。
一方で、大変なことももちろんあります。クライアント企業様から、明朝までに、なんとか企画を提出してくれないかと急なオーダーをされたこともありました。でも、それが面白い企画になりそうだったので、企画を考えるのが苦にならない。夢中になって企画を考えていたら時間を忘れてしまうので気づいたら朝だったなどということもありました。
文化祭前日のようなワクワク感といえばよいでしょうか。「楽しい」と「しんどい」を合わせて、私は「楽しんどい」と呼んでます。準備段階もとにかく面白いし楽しい。もちろんこんな日は珍しく、たまにあるくらいです(笑)。うちの会社は「ジョブ型」なので、やることさえやれば、柔軟に休みが取れる環境です。
──現在の仕事について得られた経験とは、どんなことでしょう。
好きなことを仕事にする楽しさでしょうか。お笑いが好きなのと同時に、アイデアを考えるのがもともと好きなんです。いろんな面白いことアイデアを考える、妄想しているといってもいいかもしれませんが、そのときが一番楽しかったりします。好きなことを仕事に出来るって幸せなことだなと実感できたことが、今の仕事を経験することで得られたと思います。
求めるのは「お笑い」と「アイデアを広めること」が好きな人
──現在のメディアコミュニティチームの雰囲気はどのような感じですか。
会議の前にはいつも持ち寄った「余談」から始まります。営業が得意な人が多いので、みんな話もうまいんですよ。そうして笑い合うことがアイスブレイクのような形となって、仕事に入っています。
前職はバラバラですが、お互いにお笑いが好きなので、共通の話題にも事欠きません。たとえばM-1グランプリが放送された翌日であれば、優勝したコンビだけでなく、予選落ちした芸人さんにまで話題が広がる。そうしたチームなのでコミュニケーションもスムーズでストレスを感じません。
コントの打ち合わせ?雑談?仕事の話?…とにかく笑いの多い環境です!
──今後のビジョンについて聞かせてください。
現在の課題としては、扱える案件の数が限られていることが挙げられます。4人という小世帯ですので、どうしても関われるメディアの数が限られるのです。一方で、メディアはどんどん増えていて、カバーしきれていない現状があります。より多くのメディアやプラットフォームを活用できれば、その分、クライアントにご提案できるアイデアの選択肢も増えるので、今後はもっとメンバーを増やしてチームの規模を大きくしていけたらいいなと思います。
──どんな方に新しいメンバーになってもらいたいですか。
やはり、お笑いが好きな方ですね。また、自分のアイデアが形となって世の中に広まっていく「広告」という仕事が好きであれば、私たちのチームにめちゃめちゃ向いていると思います。もちろん、両方がそろっていなくても構いません。「お笑いの力でマーケティングを変えて、企業と生活者の翻訳者になる!」といった気概のある方なら、どなたでも大歓迎したいと思います。
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