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kiitok Teamで社外1on1をやってみた結果、若手系スタートアップにオススメだった

こんにちは、LAPRASのCTOの伊藤 (@showwin) です。
夏休みはお盆ではなくて、少し涼しくなった9月に取るタイプの人間です。

今回 トラックレコード さんからお話をいただき、新サービス kiitok Team のテスター第1号をさせて頂くことになったので、そのレポートです!

kiitok Teamとは

社外のCTO、VPoE、EMと1on1をすることで、社内での1on1では見えなかった開発チームの強みや課題を見える化するサービスです。組織や個人が抱えている課題の種類によって、1on1を依頼する目的や内容は変わると思いますが、例えば、メンバーのキャリア相談に乗ってもらい、社内でのプロジェクト/チームのアサインを見直す。社内で適切にメンバーの技術力を評価できる人がいないので、社外の優秀な方に依頼して評価してもらう。というような使い方ができそうです。

今回の利用背景

私たちは社内で明確な課題を持っていた訳ではないのですが、以下の2点から健康診断的な使い方ができるのではないかと考え利用させていただくことにしました。

  1. 第三者の客観的な視点を入れることにより、普段自分たちでは見えていない新たな課題を見つけることができるかもしれない
  2. 仮に(1)で何も得られず、話された内容が普段の1on1で話していることそのままであれば、社内での心理的安全性の高さが保たれていることの証明になる

外部の方にメンバーの1on1をしてもらったことはなかったので、どのような結果が得られるのか全くわからない状況でしたが、デメリットは思いつかなかったので利用させていただくことにしました。

社内のエンジニアたちに、この取り組みに興味があって1on1を受けてみたい人〜 🖐と募集をかけたところ、2人から興味ありリアクションをもらいました。それぞれ「外部の方と1on1することはないので、単純にどんな感じなのか興味がある」「将来のキャリアについて悩んでいる部分があるので、それについて相談してみたい」という思いから、1on1を受けてみたかったようです。

取り組みの内容

大きな流れとしては、

  1. 導入に際しての打ち合わせ (@弊社オフィス with トラックレコードの方)
  2. 1on1をするメンバーのプロフィール共有 (@Facebookメッセンジャー)
  3. 日程調整 & 担当の方(メンター)を決めていただく (@Facebookメッセンジャー)
  4. 1on1の実施 1人当たり1時間 (@弊社オフィス with メンター)
  5. 1週間ほど後、1on1の結果資料納品 & 結果共有のミーティング (@弊社オフィス with トラックレコード + メンター)

という形で、かかった期間はちょうど1ヶ月でした。今回は比較的スムーズに日程調整が進みましたが、お互い都合が合わないともう少し伸びるかもしれません。

1on1の結果はこのような形式で納品いただきました。

全文読みたい方は こちら
(※本名が出ていることや、記載されている内容の公開は本人の了承を得ております。)

感想

結論からいうと、今回 kiitok Team を利用して良かった!!と感じました。NPSでいうと8~9ぐらいです。
今回テスターということで、無料で利用させていただいたこともありますが…!

特に新しい課題を見つけられたということはなく、普段の1on1で聞けている内容がほとんどだったのですが、ふわっと課題として捉えていたものが、よりシャープになって言語化されて、そして優先順位付けされて返ってきたというのが一番の感想です。結果を共有してもらった後にレポートを見ながらメンバーと1on1をしたのですが、課題がより明確になった状態で話し合いができたので、解決方法もよりクリアになり、普段よりも充実した1on1をすることができました。

メンバーの満足度も高く、今後も継続的に1on1をお願いして、今回話すことができなかったより深い話もしてみたいということでした。

また、今回メンターとしてリブセンス社の竹馬さんという方に来ていただいたのですが、これが神マッチングでした。竹馬さんは弊社が取り組んでいるホラクラシー組織(のより広範囲の概念であるティール組織)に造詣が深い方であり、弊社と同じ規模(全員で25人、うちエンジニア7,8人程度)のプロジェクトに関わられている方であったため、価値観や直面している課題がとても似ており、メンター、メンティーがお互いにリアリティを感じながら1on1をすることができました。

メンバーからも感想を聞きましたが、「メンターが竹馬さんだからこそ、より現実的で具体的な話を聞くことができた。もしメンターが大きな企業のCTOとかだったら、見えている視点が違って『へー、そうなんですね〜』で終わっていたかもしれない。」と言っており、マッチングの重要性を強く感じました。
現在 kiitokには20名強のメンター がいらっしゃるようですが、メンターの数がさらに増えると適切なマッチングが偶然ではなく、必然的に生まれそうだと感じました。

1on1実施後の最後の結果共有のミーティングでは、私自身が勉強になることも多くありました。メンタリングのスキルやティール組織に対する理解がまだまだ不十分であることに気づき、いくつかのおすすめの書籍も教えていただくことができました。

まとめ

金額次第ですが、総じて組織に課題がある企業もない企業もおすすめのサービスであると感じました。特に2,30人規模の若手スタートアップには適していると思っていて、(私のように) 創業メンバーということでCTOになってエンジニアをマネジメントする立場になったけど、マネジメント経験がなくてちゃんと1on1ができているのか漠然とした不安を感じている、というマネージャーが結構多いような感じがしています。普段から正しく1on1できているか、マネージャー自身のスキルチェックとして活用してみるのも良さそうです!

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