2019年10月18日(金)から27日(日)まで開催のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」に光伸プランニングは“OPEN FACTORY”をテーマに参加しました。
期間中は、株式会社光伸プランニングの会社全体を展示会場とし、工房内でさまざまな機械が動く様子や、人の手によってモノが作られていくプロセスを直接ご覧いただけるオープンファクトリーをDESIGNART期間限定で開催しました。
会場では、光伸プランニングの技術により、工房で製作されたグラフィックをインスタレーション形式で展示もしました。土日祝日は合わせてワークショップも開催しました。
今回の展示は、art direction を 大野彩芽さん (https://www.ayameono.com/)、space design を MUTE (http://www.mu-te.com/) の2組に依頼し、普段は事務所&作業場として機能している光伸プランニングの社内全体を展示会場として解放しました。
入居ビルのエントランスを過ぎ、会社へと続く廊下には、光伸プランニングが保有するいろいろな素材に対してプリントを行い、大小合わせて46点のパネルを制作し展示しました。
普段はなんでもない廊下が、まるでアートギャリャリーの様な空間へと変貌しました。
大野彩芽さんのグラフィックが持つ繊細な表現と、光伸プランニングの持つ印刷技術が合わさる事で、グラフィック表現の可能性を感じてもらえたのではないでしょうか。
続いて社内に進んで目に入るのは、印刷素材や各種カッティングシートを筒状にし、天井から吊り下げたインスタレーションです。
普段は殺伐とした作業空間が、展示期間中は彩鮮やかに、楽しげな雰囲気につつまれました。
いろいろなシートの、色や質感の多様さを知ってもらう事で、素材表現の面白さを感じてもらえる展示になりました。
そのインスタレーションが展示されている加工場では、通常業務の制作も行われており、明治神宮前という場所でリアルタイムにモノ作りが行われている現場を体感してもらいました。
普段一般の方がなかなか見ることが出来ない、大型インクジェットプリンターやカッティングプロッターなどの機械を見ていただきながら、社内中央に作られた柱巻きサインへ。
ここでは設備の説明や、実際に制作された過去事例を写真で紹介し、この工房で出来ることをより具体的に知ってもらいました。
普段街の中で見ている完成物と、この工房で作られているものがリンクした瞬間に、この会社が身近なものにも感じてもらえました。
さらにその先は新設された技術開発部のエリアです。そこではデジタルファブリケーションの設備を見てもらいました。
3Dプリンター、UVプリンター、レーザーカッターなどの機械が稼働しているところを見ていただくと共に、オペレーターとの会話などによって、クリエイティブの可能性を感じてもらえたと思います。
技術は身近になって来たが、機械自体は初めて見ると言う方も沢山いました。
そこから生まれたサンプル表現なども見てもらうことで、使い方によっては、まだまだ新しい表現が生まれる可能性を感じてもらえたのではないでしょうか。
素材と技術にアイデアや想いが加わることで、表現の可能性は大きく広がります。このオープンファクトリーが、ご来場して頂いた方達のモノづくりの可能性を広げるきっかけになれば嬉しいです。
今回の展示は、光伸プランニングとしても初めての試みであり、新たに会社のことを知ってもらう機会と同時に、新しい可能性を見出すことのできるものにもなりました。
都心でモノ作りをおこなう制作会社として、今後もより多くの人の「つくりたい」に応える事のできる会社を目指すために、またいつかこの様な機会が持てたらと思います。