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ディズニー待ち時間=小学生の授業時間

先日、約5年ぶりにディズニーシーに行ってまいりました。
弊社が誇る(?)ディズニー好きを差し置いて記事にするのは憚られますが…
最近ようやくランドとシーの違いが分かったレベルのディズニー素人目線で書いておこうと思います。
怒られないことを祈ります。

1.先人たちにアドバイスをもらってみよう

人生の中心にディズニーを置いているココロミルの後輩にアドバイスを求めたところ「ガチの話をするなら、僕は朝イチでトランジットスチーマーラインに乗ります」とのことでしたので、乗ってきました。

こんな船があったんですね。
後輩に何も訊かずに行っていたらたぶん存在に気づかなかったと思います。
雨の予報だったのですが無事晴れまして、とても良い景色でした。

ただ、実は生徒には「朝イチでセンターオブジアースに駆け込むのがいい」とも言われていました。
偉大なる先人たちの教えも実に様々ですが、せっかくなのでカチューシャもつけてはしゃぎたい自らの欲望とも素直に向き合い、結局朝イチでやったことはカチューシャ選びでした。
それから自分の絶叫アトラクション好きも加味してセンターオブジアースに乗り、トランジットスチーマーラインにはそのあとで乗りました。

帰ってきてから後輩に「トランジットスチーマーライン乗りましたよ」と報告したところ、それは朝イチの出来事だったのか問われまして、正直に否定したところ、後輩は淡々と「朝イチじゃないんですね…」と呟きました。やはり愛が深い人にしかわからない何かがありそうです。

ちなみに、わたしのこれまでのディズニー経験は、大学時代に友人に連れられるがまま数回行ったことがある程度です。
自分の意思が全くなかったためか、ランドとシーのどちらにどのアトラクションがあるかさえ覚えられなかったのですが、今回初めて自分でも何に乗りたいか考えを持って回りました。その結果、自然とランドとシーの区別がつきました!笑
なんと低レベルな話をしているのかと思いますが、何事も主体的になると見え方が変わってくるなと感じました。


2.待ち時間が長い

当たり前のように待ち時間が長いですよね。ディズニーという空間においては、それをみんながそういうものだと受け入れている。なかなかにすごいことだと思いました。

大人気のソアリンに並ぶことは初めから放棄、課金して夕方の枠を抑え、その他の人気アトラクションは大体90-130分待ちくらいでしたでしょうか。普通程度なのかなとは思いますが、冷静に考えるとわずか数分のアトラクションに対して膨大な待ち時間です。
よく小さな子どもとディズニーに行くのは難しいと聞きますが、たしかにこれは待てなさそうですね。

ところで、ココロミルの授業時間は原則90分。とある大手集団塾は30分のテストの後に3時間授業だそうです。
これは職業柄なのか、社会人になってから初めて訪れたディズニーで並びながら本当にそんなことを考えてしまいました。

そう考えると、最後まで座って、集中して聞けない子がいるのも当たり前のような気がしてきます。最後まで集中できるすごい子もいるのは事実ですが、だからこそ、それってすごいことなんだ、小学生は頑張っているんだと忘れそうになってしまいます。
指導する側としては、その長い時間をいかに楽しんでもらえるか、待ち時間の果てにアトラクションがあるわけではないけれど、その日最後に何を持ち帰ってもらえるか、謙虚に考えなければなりません。

ディズニーのアトラクション待ちだって、話していてつまらない人と並ぶのと、会話が尽きない楽しい人と並ぶのでは全く違ってきます。同じ長い授業時間でも、どんな先生にどんなふうに教えてもらえるかで、子どもの時間の感じ方は確実に変わってくるはずです。
昨年、生徒の親御様から「塾が終わった後は、ディズニーランドに行った後のように、本当にいつもキラキラして『楽しかった!』と言っております」とメールいただいたことをふと思い出しました。
どんなときも自分次第であることを忘れずに、子どもたちと接していければと思います。


ちなみに…

最後に話は突然変わるのですが、最近ココロミル内で漫画『プルーピリオド』の話をちらほらと聞きます。とある後輩も記事にしていたので、便乗して私も最後に好きな台詞を。

「理論は感性の後ろにできる道だ」

理論を学ぶことも大切ですが、完成された理論をもとに展開するのではなく、実際にやってみて、感じた先で初めて自分の感覚と理論が融合することがある。あるいは帰納的に絞り出される一滴の新しい理論がある。ということだと思っています。現場主義を貫くココロミルで働くわたしにとって、非常に共感できて印象に残った台詞でした。

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