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子供を数字でなく、ストーリーとしてみる

*写真は麻布中学のベルトを持つ 山田(左)と麻布中学に合格した(R君)の手w


小学4年生の10月。偏差値29。 


受験を辞めるべきか という相談が彼(R君)との出会いだった。


それから2年と4ヶ月後。そんな彼は中学受験で、日本最難関ともいえる


麻布中学に合格


合格後のメールを記事にしたいと思います。




R様

ご連絡遅れました。またぜひお会いできれば幸いです!

お写真も撮っていなかったのでw


今日から新受験生の受け入れをし、5名面談しました。

みな偏差値30、40台。志望校は60以上。困難な子が多いです。

受験の合格にもう少し酔いしれたかったところもありますが。。

もう始まりました。


しかし

Rくんもここからでしたね。

この困難な状況を越えたんですよね。



来週はRくんが小学校で吉報を伝えられることが嬉しいですね。

私が長所をほめても、

「山田先生、うちのクラスにはアルファ(最上位)の子ばかり。

僕はいつもBとかCだから馬鹿にされるんですよ」


しかしR君の長所はそれを、変にネガティブに受け止めすぎなかったこと。

うまく跳ねのけられる強さがありました。


受験直前期にはさすがにナーバスになってましたがそれ以外の期間は本当に


ポジティブに学問をしていた、


吸収していたという感じでした。

麻布を目指す といったのが小4の10月


日々考えて、試し、失敗し

偏差値30、40台が続いてしまった半年間があり、5年になりようやく50台。

何か通じ合える部分が出てきたのがこの頃でした。


クラスはD,C、D、E、とFになかなか上がれずやきもきちながらも

2人で楽しみながらテストをやっていたことが昔のことのように思えます。


6年で1つ壁を超え最後にアルファにかけあがり本当に

夢のような、嘘のような成長も直近でみることができ、私も講師として

人として、R君に魅入られた一人なのかもしれません。


一昨日、麻布の合格を聞いた瞬間


「夢なのではないか」


と思う一方


「これでRくんは大物になる」


とも思いました。


彼を理解し、許容してくれる環境に間違いなく麻布中学はある 

と確信します。


だから成長を促進させてあげられる学校になんとかいれさせてあげたい

飽きっぽいところもあるので、飽きないように何か工夫できないか

楽しいだけではなく結果を出さなければ意味がない

週1回2時間で彼の何を変えられるのか

本当にいろいろなことを指導しながら、学ばせてもらいました。


またいつも明るく振る舞っていただいたお母様

お父様からも激励をいただき、

結果が出ない時は落胆もありました。


ただ結果は麻布と早稲田の第一、第二希望合格という

最高のものでした。


今受験が終わり全生徒の合格を聞け安堵しました。



最後に

この業界にいると多くの子を数値でみる人が増えます。

またそういった会社ばかりです。

いや会社だけではなく、私立をはじめとした学校もそうでしょう。


一方で、私は物語として、一人一人を見てしまうので

いまだに塾としてはそれほど大きくはありません。

しかし会社として大きくなくとも


ただ人として人生は豊かになっています。

そして関わったお客様

多くの社会人(新卒や中途の方)

にこれまで以上に支持されてきていると

感じます。


それが幸せです。

落胆や感動

多くの感情を受け


人として成長すること。

多くの感情にゆさぶられること。

目の前の1人のために動けることが私の生きがいなのではないかと

毎年思わされます。


明日から

月曜は=R君Day

という習慣が明日から2年4ヶ月ぶりに戻りますが少し寂しい気もします。

またお時間少しあけてぜひRくん、お母様とお会いできること

ココロよりお待ちしております。


今まで本当にありがとうございました。

今頃になり、涙がでてきました。


ココロミル 山田

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