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「話したくなるオフィスレイアウト」を考えてみた

こんにちは、kiizankiizan代表の井上です。突然ですが、オフィスを引っ越すことが決まりました。

せっかくオフィスを引っ越すなら、チームが良くなる機会にしたい!
バリューにもあるとおり、みんなで話し合うチームを目指しているので、みんなの会話がドライブするように「話したくなるオフィスレイアウト」を目指しました。

ただはじめに断っておきたいのは、近年スタートアップの豪華、派手なオフィスではありません。僕らの今のステージにあったオフィスでございます。

ただ気持ちはそこにある!外見は普通だけど、中身は骨太(でありたい)。
そんな感じで「話したくなるオフィスレイアウト」をお届けします。

そもそもオフィスってなぜ必要なんだろう?

弊社でもリモートで仕事をするスタッフも増え、オフィスの必要性は以前よりは少なくなりつつあります。それでも週の何日かはオフィスでの仕事があります。
なぜわざわざオフィスに集まって仕事をするのでしょう?

僕らがオフィスに集まる目的の狙いのひとつは、偶発的コミュニケーションの創造です。
目的のあるコミュニケーションはリモートでも可能ですが、目的のない無駄っぽく見える雑談コミュニケーションはリモートだと、不可能です。

いや、不可能は言いすぎました。すみません。わりと難しい。

リモートでは相手が忙しいのか分からないため、些細な雑談をする心理的ハードルがあります。そうなると「雑談してて発想が生まれる体験」が生まれにくくなります。
「いまこのロジックを考えているんだけど、軽く雑談してもいい?」「このお客さんって、なんでこんな挙動しているんだろう?」とか。

その体験が生まれるには、いろんな人とランダムに気軽にコミュニケーションを取るのが大事です。そしていつも同じ相手ではなく、あまり話したことが無い人と話す機会を作れるようなレイアウトを考えました。

まずこれが、ひとつめで大事にしたことです。

偶発のコミュニケーション以外に大事なこと

コミュニケーションの重要性を謳うと、どうしてもコミュニケーションの最大化のみにフォーカスしてしまいます。こうなるとコミュニケーションの手数の多さが正義になります。コミュニケーションはあくまで気軽にできるように設計しますが、一番大事なことは自分の仕事の役割にあわせてパフォーマンスを発揮することです。

「今はコミュニケーションを取りたくない」「めちゃアウトプットしたい!!自分の思考を外部に保存したい」ときは、集中できる空間が必要になります。

自分の仕事内容から逆算して必要なことができるオフィスレイアウトにしたい。
これが、ふたつめに大事にしたことです。

偶発性のレイアウト

まず社内は全体的にフリーアドレスでワークできるようにしています。
基本早いもの勝ちで、みんなわりと違う席で仕事をしています。


偶発的なコミュニケーションの創造のために、できるだけ多くの人と出会えるようなレイアウトにしました。後ろを向いても雑談しやすいし、前を向いても雑談しやすいようなレイアウトにしています。まだ弊社は1サービス1チームなので、基本的に同じissueを共有しており、雑談がしにくいことはありません。

また人の集中方法は様々なので、席の間を通る動線はひとつにしています。
席の近くを歩かれたくない人は、移動の動線が無い席に座っています。

気軽な打ち合わせ機会の創造

会議するまでもないが、雑談でもない打ち合わせのために、スタンディングで打ち合わせが出来るスペースも用意しました。


Kiizanでは基本の会議は30分ルールがあるのですが、スタンディングだと基本的に打ち合わせが早く完了します。これは嬉しきメリットでした。

集中スペースの集中性

集中してパフォーマンスを出したい。午後はコードを書きたいときのために集中してワークできるようにワークスペースを作成しました。集中スペースは3つ設計しまして、今は机をとても大きく取っています。


※背中が丸まっている。。。

まったりできるスペース

発想に必要は緊張からの緩和である。というのは、僕が風呂に入っているときにアイディアを思いつくことが多いので、発見した真理である。

というわけで、まったりスペースを設計しましたが、まだまだ出来上がっていません。
ゆったり読書が出来たり、ちょっと休憩したりするようなスペースにしたいです。
なお、ここでお昼ご飯を食べている人が多いです。

話しやすい空気つくり

人は環境アーキテクチャによって多くの行動が影響を受けます。
石によって川の水流が変わるように、人の行動も物理的な環境に影響を受けます。

そのために、気軽に雑談しよう。してみよう。と思えるアーキテクトが必要です。
それに大事なことはスタンスの表明だと思います。

例えばコミュニケーションが走るようなゲームをまったりスペースに置いてみる、毎月のオススメの本をまったりスペースに配置する、バランスボールを設置する、洋服のサブスクっぽくマネキンで毎月何か仕掛けをするなど、全体的にコミュニケーションが発展するような仕掛けをしています。

今後の課題

引越しレイアウトでコミュニケーションの最大化を狙いましたが、不要なコミュニケーションが多いと人の認知量は増加し、大事なことに集中できなくなります。
不要なコミュニケーションや、コミュニケーションパスの最小化の検討も必要です。

ただし、ついコミュニケーションは少ない方向に収斂するので、まずはコミュニケーションを最大化し、そこから適度な調整をしていくぐらいがちょうど良いのかなと思います。

ここからは一度運用してみてから、みんなにオフィスのアンケートを取って改善を進めていきます。

アップデートするオフィス

弊社は、まだ開発チームもスタイリストチームも運営チームもみんな同じフロアで仕事をしています。これは僕らが大事にしていることです。
実際に新たなシステムを導入し、実地でシミュレーションします。そして使ってみてもらった感想をもとにシステムをアップデートをしています。
完全実地主義。脱、机上の空論。を掲げており、現場ファーストで、オフィスももっと最適化していきたいと思います。


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