こんにちは!あっと株式会社 人事の奥田です。
面接でお話をしていると、やはり社長がどんな人なのか気になる・・という声が多いです。
また、どういった理由で今の会社をやっているのかなど
そこで今日は当社の代表、武野にインタビューをしてみました。
あっと株式会社を創業するまで
■■■経歴■■■
1979年生まれ。佛教大学文学部中国文学科卒、大学在学中に上海へ留学、卒業後ジャスダック上場の電子部品メーカーに入社、香港へ出向し上海駐在員事務所設立や現地工場の管理業務に従事。退職後、実父の病気を機に開発された毛細血管血流観察装置“血管美人”の製造の会社で経営全般の業務に従事し、毛細血管血流観察を研究、医学書院発行“臨床検査”第54巻第8号に論文掲載。2009年“研究開発型ベンチャー企業”あっと株式会社を設立。
2013年 大阪トップランナー育成事業の認定を受ける。
2016年 健康科学ビジネスベストセレクション研究開発部門 大賞受賞
2018年 日本総研主催「未来2018」メディカルヘルスケア部門 最優秀賞受賞
大学を卒業後に電子部品メーカーに入社されたとの事ですが何をきっかけに?
大学での専攻が中国文学ということもあり、在学中には上海へ留学しイエローハットの広東省進出の通訳なども経験していました。そうした経験を活かしながら中国で駐在員としての仕事経験を積みたいと考え、中国進出を視野に入れている企業を狙って就職をしました。
最初はどんな仕事をしていたのですか?
人事総務に配属され、入社後4か月間は経理以外の日本の業務全ての研修を受けました。
その後、念願かなって香港へ出向し上深セン工場労務管理と駐在員のフォローや上海駐在員事務所立ち上げを経験しました。
やはり文化の違いというか日本とは異なる背景をもつ人達との仕事は苦労も多かったですが、学生時代に望んだ仕事に従事することが出来て、やりがいのある毎日をすごしていました。
順調に経験を積んでいた3年目に家族の健康問題を理由に、退社を決断し帰国をしました。
現在のあっと株式会社について
お父様が開発された『血管美人』が、今のあっと株式会社創設のきっかけとお聞きしていますが、
創業時の詳細をお話ください。
父が自らの健康を害したことがきっかけで、その改善の効果をどうやって把握するかを考えているうちに出会ったのが、故小川三郎先生の「毛細血管と臨床」という医学書でした。
心臓から送り込まれた血液がUターンするところが毛細血管であり、その部分の血流がスムーズであれば「血液はサラサラ」ということになるのではないか?との思いが機器開発の起点となりました。
発明家である父はこれらをきっかけに自ら、採血せずに簡単に、毛細血管の血流を観察できる『血管美人』(特許取得済)を開発しました。
『血管美人』を使い体内の微細な変化を観ることで健康状態をチェックし、生活習慣を見直すキッカケとする人が増えて欲しい。開発者自らの体験と願いがカタチになった製品となりました。
そんな『血管美人』を世の中に残していくためにも、また『血管美人』をきっかけに「世界中の人の健康を見守る」をかかげて活動し続けようと、起業を決断しました。
事業や会社はどのように変わってきましたか?
ありがたいことに、テレビを中心とした健康情報番組などに取り上げていただくなど、
世間は健康状態をチェックし、生活習慣を見直すキッカケを求めていました。
ですが、これまで十分な計測技術がなかったのでエビデンスはまだまだ不足している。
いわゆる「非科学的現象」であることは否定できない。
大学研究機関や理化学研究所といった、研究開発機関との共同研究により
毛細血管観察技術をベースに毛細血管の数値化を進めてきました。
こういった研究による数値化やデータの蓄積によって、毛細血管のカタチ・長さ・太さと実際の血液状態と年齢との相関や生活習慣・疾病との関係性を科学レベルで分かるようにしたいと考えています。
どういう人に参加してほしいですか?
あっと株式会社の今後の活動は、毛細血管観察技術をベースとした
毛細血管の数値化による新しい「健康指標」の想像という
今までの社会にないものを創造する事へのチャレンジがメインとなっていきます。
ですので、新しい仕組みを独自に構築したい方、新しいことに挑戦したいという方に期待したいです。
経験やスキルは最低限のものが備わっていれば、あとは伸びしろや意欲を重視したいと思います。
またこの新しい「健康指標」は世界基準で通用するものをと考えていますので
世界レベルで活躍していきたいと考えている人に参画いただければ心強いと考えています。
今後について
あっと株式会社のサービスを通じて、今後の世の中をどのように変えていきたいですか?
日常生活の中でのコンディショニングチェッカーとして『血管美人』を使い、自分の毛細血管状態を見ることによって、自分の実際がどうなっているのかの”気付き”を得る人が増えて欲しい。
そして、その”気付き”によって生活習慣を見直すなどの”行動変容”が多くの人に起こり、より健康に、そして高いパフォーマンスの人生を過ごせる方がたくさんいる社会になればと考えています。